作品一覧

  • 耳たぷ
    3.8
    1巻1,485円 (税込)
    独特の観察眼で心模様を描いた恋愛短編集。 ジャルジャル福徳秀介の独特の観察眼で恋模様を描いた、きらめく万華鏡のような短編集。書き下ろしを含む全24話を収録。 読売中高生新聞での連載中、「福徳さん、私の学生時代に隣にいた?」などと読者から驚きと共感の声が多数寄せられるほど、10代の恋の微細な感情を照らし出してきた作品を収録しています。また、大学生から社会人の恋愛の機微を描いた作品や、大人になってからあの頃の恋煩いを振り返る作品など、様々な角度で恋する人の心模様に光を当てていく、万華鏡のような短編集です。 巻末には各話への著者あとがきもついており、読み応えもたっぷりです。
  • しっぽの殻破り
    4.1
    1巻1,485円 (税込)
    光る感性と絶妙な言葉で青春をえがく短編集。 キングオブコント2020優勝のジャルジャルの福徳秀介は、知る人ぞ知る文芸の名手。書籍はこれまでに、自伝的長編小説『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』や、絵本『まくらのまーくん』、『なかよしっぱな』などを発表しているが、今回、短編小説にて、その文才を発揮。 ふとした瞬間をユニークな視点で切り取り、小さな感情の波を小気味よく言語化し、物語のゴールは爽快に駆け抜ける、粒選りの短編ばかり。
  • 今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は
    4.3
    1巻770円 (税込)
    福徳秀介のデビュー小説にしてベストセラー。  大学2年生の「僕」は、入学前に憧れていた大学生活とはほど遠い、冴えない毎日を送っていた。日傘をさしていつも人目を避け、青春を謳歌している学生グループを妬ましく思う、そんな日々。友人は一人。銭湯掃除のバイトと孤独な大学生活だけの毎日。  そんなある日、大教室で学生の輪を嫌うように席を立つ凜とした女子学生に出会う。その姿が心に焼き付いた「僕」は次第に深く強く彼女に惹かれていく。やっとの思いで近づき、初デートにも成功し、これからの楽しい日々を思い描いていたのだが・・・・・・。  ピュアで繊細な「僕」が初めて深く愛した彼女への想いは実るのか。そして、僕の人生の、その先は---。  著者自身の私小説を思わせるピュアな恋愛小説ながら、「生きる」ことそのものについても考えさせられる、心に刺さるホロ苦恋愛小説です。  文庫化にあたり、巻末には、映画出演の萩原利久さん、河合優実さんの特別対談を掲載。こちらも、見逃せません。 ※この作品は過去に単行本として配信されていた『今日の空が一番好き、とまだ言えない』の文庫版となります。

ユーザーレビュー

  • 今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は

    Posted by ブクログ

    心に残った言葉を書き留めます。

    人と変わってる方が、簡単に生きられる。だってみんなと合わせて生きていたらちっちゃな違いが目に付いてしまうから。
    恥ずかしい時は自分を他人だと思えばいい。
    ありがとうとどういたしましてはセットの言葉。
    嫌いな人が困ってたら助けてあげること。それから、私に助けられて、ざまあみろと思えばいい。
    朝を楽しめる女は1日を楽しめる。
    人を嫌いになる時は理由があるけど好きになる時は理由なんてない。助走ないと好きなんて伝えれない。
    他人に自分を思い出してもらう時、笑顔で思い出してもらえるように。
    笑って頬が痛くなるのはうそ笑いの証拠。本気で笑ってたらどこも痛くならない。
    くだ

    0
    2025年11月18日
  • 今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    さっちゃんのあの告白のときの場面、一番泣けた
    もはや号泣のレベル

    察してはあかんけど
    言わずに思い続けてることってたくさんあるよね

    察してとまでいかなくても気付いてくれたらいいなぁとかって

    でもそのうちまぁいいかってあきらめる

    自分の中で完結させる方法をさがす

    結局そんなもん見つからんくて心の奥深くに封印して何もなかったみたいに笑ってるんよ

    それが痛いほどわかる

    だから本当に心を殴られたほど痛い想いをして泣いたのはさっちゃんやと思う

    伝えきれない想いを伝えたところで恋を終わらせるって…
    それは一回小さく死ぬのとおんなじやから

    0
    2025年09月24日
  • 今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は

    Posted by ブクログ

    ジャルジャルアイランド(YouTubeチャンネル)に河合優実が出演していてなぜだろうと思い福徳の小説が映画化されることを知る。以前から福徳の世界観に興味を持っていたので購入、一気に読み切った。
    大学のキャンパスで陽キャの輪に入れず、むしろそんなやつらを蔑むことで自らの存在意義を確保しようとする主人公・小西徹と彼を取り巻く少数の面々たちが織り成す日常と彼らの微妙な心の揺れに、痛いほど共感してしまった。

    0
    2025年08月13日
  • 今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    小説を読んでから映画を観ました。
    河合優実さんは小説のなかの女性そのものでした。
    気になったことが一点ありました。
    銭湯掃除のアルバイトで夜中の2時まで働いたとしたら、さっちゃんはどうやって家まで帰ったのだろう、という疑問が残りました。
    関大前駅から南千里駅まで2駅だけど、終電後なので電車はないはずです。
    自転車でもなく、歩くとかなり時間がかかるはずです。

    0
    2025年08月31日
  • 今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は

    Posted by ブクログ

    映画を先に見ました。ちょっとピンとこなくて原作で補完しようと思いまして。
    原作を読んで良かった。

    映画よりも情報量が圧倒的に多いので、物語に厚みがあるように感じます。
    読み手の年齢によって、受け取るものは全然違いそうだなぁ。でも、それぞれ受け取れるものがあると思いますので、年齢に関係なく読むといいね。

    大学生達の恋愛。
    チャートで表すと面白いような恋愛。
    矢印の向きや太さで表すとせつないね。
    さっちゃんの矢印は永遠にあのままかと思うと
    本当にせつない。
    その矢印の外にいるさっちゃんのお父さんは、
    なかなかのの存在感。手紙にはやられた。
    同様に、
    主人公はもちろん小西君ですが、影の主役は小西

    0
    2025年08月02日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!