たかもちげんの作品一覧
「たかもちげん」の「警察署長シリーズ」「アウトロー」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「たかもちげん」の「警察署長シリーズ」「アウトロー」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
1980年『輪が跳ぶ』でデビュー。『祝福王』、『代打屋トーゴー』などの作品を手がける。また『警察署長』 はテレビドラマ『こちら本池上署』の原作になっている。
世襲議員が多い現在でも
日本では世襲の国会議員の割合が3から4割にも及び、最近の総理大臣に至っては7割が世襲議員である。その慣行に決然と勝負を挑む元秘書の活動を描いている。しかし元秘書の活動も昔ながらの「買収」である。そのような日本の政界の実情をくっきりと描き出している。一昔前の政界を舞台としているようであるが、現在でもその基調は全く変わっていないと思われる。絵柄はくっきりとしていて読みやすい。
絵がどうにも
肩パッドの入ったスーツから見て今から40年ぐらいのバブル期を舞台にした作品のようである。この頃は、殺人事件にも「時効」があったのだな、と思い知らされてしまった。この時効によって面白いミステリーやサスペンスが描けたのに、現在の作家は不幸だな。ストーリー展開は閨閥争うを含めた銀行内の出世争いや過去の殺人事件であるが、まずまず面白い。しかし絵柄がなんとも気持ち悪く、読み進める気が失せてしまうところがある。