作品一覧

  • タコの知性 その感覚と思考
    4.1
    1巻850円 (税込)
    地球上で最も賢い生物である「タコ」。大きな脳と8本の腕の「触覚」を通して、さまざまな知的能力を駆使するタコの「かしこさ」に迫る。最新研究で明らかになった、鏡像自己認知、コミュニケーション力などといった知られざる一面も紹介!
  • タコのなぞ 「海の賢者」のひみつ88
    4.3
    1巻1,595円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 琉球大学でいまも研究を続ける日本一の「タコ博士」が、いまだ多くの部分が謎のベールに包まれているタコについて、88個のQ&A方式で解説する一冊。 ●タコには心臓が3つ、脳が9つある!? ●タコのうでは、じつは折り曲げる場所が決まっている? ●タコは力持ちだけど、「重さの違い」はよくわからない? ●陸上を走るタコもいる? ●貝殻をもっているタコもいる? ●タコとイカの吸盤はぜんぜん別物? ●タコにも右利きと左利きがある? ●タコは「光の種類」が見分けられる? ●タコも夢を見ている……かも? ●タコはカモメを食べることもある? ●タコの死因は2つしかない? ●「地獄の吸血イカ」とよばれるタコがいる? ●ネコにタコを食べさせちゃダメ? ●タコは真水に入れると死んでしまう? ……などなど。
  • 神秘なるオクトパスの世界
    5.0
    1巻2,530円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日本人には主に食用としてなじみの深いタコは、サメやアザラシなど、あらゆる海の捕食者にとっても美味しいごちそうだ。 身を守る殻や硬い骨を持たない代わりに、タコは8本の腕、3つの心臓、9つの脳という特異な体と高い知能を駆使し、“海底の賢者”として世界の海で繁栄してきた。 近年、タコの研究は爆発的に発展しており、タコが記憶力、学習能力、自制心といった、「賢い」とされる動物に特有のものと考えられがちな特徴を有していること、異種の動物たちと協力関係を結ぶことさえあることもわかってきた。そして、異種の動物との交流には、人間とタコの関係も含まれる。 分類学上の大きな隔たりにもかかわらず、人間とタコは心を通わせることができるように思う、と著者は言う。 本書は、タコというとびきり奇妙で神秘的な生き物の生態に迫る1冊である。

ユーザーレビュー

  • タコのなぞ 「海の賢者」のひみつ88

    Posted by ブクログ

    いまタコ研究が熱い。タコがチンパンジーやカラスのように賢いだなんて、10年前まで、だれも(研究者さえも)考えちゃいなかった。本書は、この海の賢者タコの秘密に88のQ&Aで迫る。
    「です・ます」のソフトな語り口で、タコの体の謎、能力の謎、感覚の謎、生き方の謎、一生の謎などを解説している。ちなみに、エンジェルナンバー88番目のQAは「タコの幸せって何?」。
    本書の刊行直後、類書の吉田真明・滋野修一『タコ・イカが見ている世界』(創元社)も出た。当然内容の重複が予想されるが、驚くことに、重なりはほとんどない(吉田・滋野著はゲノムに力点)。両方読めば、タコについての基礎知識は完璧かもよ。

    0
    2025年09月03日
  • タコの知性 その感覚と思考

    Posted by ブクログ

    池田譲著『イカの心を探る』(NHKブックス)の姉妹編。両方読めば、頭足類の知性や社会性を知ることができるだけでなく、両者のあまりの違いに驚くはず。
    タコの知性の研究は1950年代に始まるが、本格的に研究されるようになったのはつい最近のこと。本書では、観察学習、視覚・触覚情報の統合、鏡像自己認知など、現在進行中の研究を紹介している。論文には書かれないエピソードや研究の舞台裏も書かれており、研究室の熱気も感じられる。
    とくに興味深かったエピソードはこれ。いつもはおいしいサクラエビをもらっていたタコ(オオマルモンダコ)。半解凍のサクラエビをやったら、それを投げつけてきた。こんなまずいもん食えるかと怒

    0
    2025年05月09日
  • タコのなぞ 「海の賢者」のひみつ88

    Posted by ブクログ

    タコについて、日本人ほどタコを食べる民族はいないといわれると、ふむふむと頷いてしまう。しかし、それほどタコに詳しいかというと首を傾げてしまう。食材としてのタコという側面だけでなく、生き物・生物としてのタコ。生態はまだわからないことも多いそうだ。次なるタコ博士に贈る。タコのひみつ。ひとつひとつが短い文章で難しくなく書かれている。読みやすい。

    0
    2024年11月05日
  • 神秘なるオクトパスの世界

    Posted by ブクログ

    思えば水族館で見た時からその奇怪で神秘的な姿に私も惹かれていたのかもしれない。本書はタコの驚くべき生態や人間とは別の優れた知恵を多数紹介する。躍動感あふれる写真は大変美しく眺めているだけで楽しい。タコ研究の最前線を知るには最適な一冊だ。タコは今が旬!

    0
    2024年06月18日
  • タコの知性 その感覚と思考

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    以前に「イカの心を探る」を読み、同じ著者が書いた本を読んだ。タコがどのように周辺を感覚し、どのような知性を獲得しているのか、実験を通して紹介する。専門書ではないが、そこそこ踏み込んだ内容なのだと思った。でも難しくない。読んでみると分かるが、楽しい本である。著者の語り口が楽しくて、適度に脱線しつつ、楽しい実験風景などが目に浮かぶ。タコの足と吸盤は想像以上に大切な器官のようだ。目も重要で、人の目とタコの目の構造の違いなど、生命の神秘を感じずにはいられない。「このタコ!」というと悪口になるが、 本書を読んだ後は誉め言葉に聞こえてくる。

    0
    2021年08月26日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!