タコの知性 その感覚と思考

タコの知性 その感覚と思考

ビジネス・実用
891円 (税込)

4pt

地球上で最も賢い生物である「タコ」。大きな脳と8本の腕の「触覚」を通して、さまざまな知的能力を駆使するタコの「かしこさ」に迫る。最新研究で明らかになった、鏡像自己認知、コミュニケーション力などといった知られざる一面も紹介!

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  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    学術・語学 / 理工
  • 出版社
    :
    朝日新聞出版
  • 掲載誌・レーベル
    :
    朝日新書
  • タイトル
    :
    タコの知性 その感覚と思考
  • タイトルID
    :
    748194
  • ページ数
    :
    304ページ
  • 電子版発売日
    :
    2020年04月13日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    7MB

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タコの知性 その感覚と思考 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    以前タコに知性があることを類書にて知った。
    別目的にて新書を探していたところ、偶然にも本書のタイトルが目に入った。非常にキャッチーで、
    知的好奇心等をそそられた。


    本書は、タコが見ている世界等を説明しながらタコの持つ知性について解説する。前半部分は、タコについての包括的な知識等を提供する。後半からは、タコの見ている世界を通じて知り得た知見やタコの社会性等を平易に言及している印象を受ける。

    個人的には、トピックとトピックとのあいだに挿入されている小噺も含めて、快適に本書を読み進めることができた。ページの端部はドッグイヤーが相当数でき上がったが、これは、本書に対する関心の表れでもあることだろう。

    さて、タコの知性について印象的なことを以下に
    7点示す。

    ★ 図形を識別(弁別学習)
    ★ 同種他個体の行動を見学(観察学習)
    ★嗜好に関する強いこだわりを示す
    ★麻薬を摂取させると社交的になる
    ★突然別個体に抱きつく
    ★性格と呼べる特性が報告されている
    ★離れた蛸壺を含めて別の蛸壺も管理(仮親行動)

    筆者によれば、ココナッツの殻を海底から持ち上げているタコもいるようだ。お気に入りのものに対するこだわりは、目を見張るものがある。

    また、最近の研究から、ヒト以外の動物にも性格があることがわかってきたという。ちなみに、性格を決めるものとして、性格関連遺伝子というものも特定されているらしい。

    なお、いわゆる仮親行動は、筆者が言うように、
    母性の現れかもしれない。タコも、母性を持つものと感じてしまう。


    本書を通じて、タコの持つ知性を感じさせるような行動等を知った。ちなみに、タコよりも簡単な構造を有する線虫も逃避行動を示す。

    一生命体として行動等において思いの外共通点が多く見出せることは、素直に興味深い。

    0
    2026年06月24日

    Posted by ブクログ

    池田譲著『イカの心を探る』(NHKブックス)の姉妹編。両方読めば、頭足類の知性や社会性を知ることができるだけでなく、両者のあまりの違いに驚くはず。
    タコの知性の研究は1950年代に始まるが、本格的に研究されるようになったのはつい最近のこと。本書では、観察学習、視覚・触覚情報の統合、鏡像自己認知など、現在進行中の研究を紹介している。論文には書かれないエピソードや研究の舞台裏も書かれており、研究室の熱気も感じられる。
    とくに興味深かったエピソードはこれ。いつもはおいしいサクラエビをもらっていたタコ(オオマルモンダコ)。半解凍のサクラエビをやったら、それを投げつけてきた。こんなまずいもん食えるかと怒っているタコが目に浮かぶ。
    p.s. 本書を読書中、NHKの「ダーウィンが来た!」を見ていたら、小笠原のアナダコのスクープ映像。なんと、陸を駆け回って獲物を狩っていた。本書に登場する院生・川島菫さんと池田先生が出てきた。

    0
    2025年05月09日

    Posted by ブクログ

    タコにも陰キャと陽キャがいる。
    イカと違って群れを作らず海底で1個体で生活するタコに陽キャがいるとは。

    視覚、触覚をはじめとしたタコの感覚、実は社会性があるらしいことなど 知らないことを知るのは面白いなと改めて実感した。海の生き物っておもしろくて好き。

    体重に対して脳の割合が無脊椎動物のなかではかなり大きい方で、イカもタコも賢い生き物だそう。頭足類って頭いいんだって。アンモナイトもそうだったのかな
    他者の行動を観察して観察学習ができる生き物が少ないことは知らなかった。タコはその数少ない生き物なんだね
    あとやっぱりMDMA投与されたタコも興味深かったな
    海水にMDMAを溶かして薬浴させる形で投与すると、他の個体にちょっかいを出す酔っ払いみたいな行動をとるらしくて、セロトニントランスポーターを作れるか昔作ってたからMDMAが人間と同じように作用してるらしいって話でした

    タコは基本1個体で生活する社会性のない生き物とされてきたけど、(蛸壺には必ず一匹ずつしか入らない、マダコを1つの水槽に複数個体入れると水槽の外に逃げようとする)種によってはくっつきあって生活したりちょっかいを出し合う(交接とは違う)個体もいるらしくておもしろい。
    拡大解釈が過ぎるけど、誰かといるのがしんどいときは1人でいてもいいし、さみしいときは誰かのそばに居てもいいんだなって思ったな

    タコのソーシャルネットワーク研究も興味深かった。
    同種他個体を認識できるからこそ、お互いの縄張りを「そっとしておく」関わりをするんだな
    こういう研究の組み方がこの本では詳しく紹介されてて面白い。ざっくり言うと対照実験なんだけど、どんな状況を作るか、どう比較するのかって最初の段階だけどめちゃくちゃ重要だよね その研究自体の意味に関わるもんね…

    0
    2026年02月28日

    Posted by ブクログ

    好奇心の再興。

    日本人からすれば身近すぎて、その生態など気にすることも無かったタコとイカの話が面白すぎる。

    特に序中盤のタコの知性を元にした、終盤のタコの可能性に想いを馳せる章はワクワクが止まらなかった。

    この本がきっかけで生物の特性や機能に注目する面白さと考えもしなかった事を考える楽しさを再確認出来た。

    0
    2026年01月06日

    Posted by ブクログ

    表紙帯のイラストがヒグチユウコさんで惹かれて買った。
    生物学に疎い私でも、ギリギリ分かるので探究心が刺激されて面白かった。

    MDMAを摂取した実験例が1番興味出たし、タコに薬物をやらせようなんて考える人がいるから世の中おもしろい。
    憤慨するオオマルモンダコが可愛すぎた。

    要らないかもしれない教養。
    これは贅沢だ。

    0
    2025年09月12日

    Posted by ブクログ

    著者の先生は本当はイカ学者だ。本業以外を著作する先生は他にもいるんだけれど、やはり本業で…とも思ってしまう先生もいる。ただこの本は違った。タコにも愛が感じられ、行動のひとつひとつが面白く興味深かった。タコの社会性、というのと鏡を見て自己を認識できるか、このあたりがとても良かった。
    途中専門的なアプローチになるので文系読者には難関だが、読んでみることをおすすめする。
    ヒグチユウコ先生のイラストの帯が最高である。

    0
    2025年05月09日

    Posted by ブクログ

    バリ面白かった。
    特にタコにMDMAを摂取させるあたり。
    タコってそういえば群れないなぁと思ってたところに、麻薬を吸ったタコがハイになって他のタコにちょっかいを出して社交性の片鱗を見せるのは興味深かった。

    アイツらも、一生懸命生きてるんだなあ。

    0
    2024年09月16日

    Posted by ブクログ

     タコに関する研究の一端が知れる本。よく食べている生き物だが、意外に知られていない生態や、性格なども学ぶことが出来る。
     視覚と、腕の吸盤が優れた器官能力を担っていることや、鏡を使用して鏡像自己認知能力を確かめたり、果てはMDMAなどを投与されたりと、研究の惨たらしさも感じながらも、そういうことも普段何気なく生きている自分たちも享受しなければならないのであろう。
     さらに研究にはよくよく学生の名前を挙げていることからも、一縄筋には行かないことや、一人ではなかなか辿り着けないものなのであることも思わされる。
     これからも著書には研究を続けて日本のタコ第一人者になって欲しいものである。

    0
    2022年12月04日

    Posted by ブクログ

    琉球大学理学部海洋自然科学科(専門は、動物行動学;水産増殖学;頭足類学)教授の、池田譲による新書。要はタコやイカに魅せられた著者が、「タコって頭いいな…」と感じたエピソードを多数紹介している本なのでそれが面白いのだが、同時に研究室の様子や研究の進め方、温度感などのようなものも描いており、この点動物行動学を目指す学生などにもとても興味深そうである。

    タコが見まね学習をするという実験の紹介などに特に興味を惹かれた。生物学的に「学習」とは、経験的に行動が変わり、しかもそれが長く継続するもののこと」との定義が紹介されておりこの話の前提となるのだが、この前提自体に言い得て妙と思わされた。また、見まね学習以外にも生物学的には、「条件付け」や「馴化」などの学習の種類があり、こういった学習の事例を見るごとに、ヒト自身も生物として持っている性質と共通性が多く、同じ生物なんだなと共通点を見出してタコに親近感が湧いてしまう。

    そのほか、タコやイカが鏡で自己を認識しているのではないかとの研究など、人間が特別ではない部分を知ることができるのも面白かった。

    0
    2022年10月15日

    Posted by ブクログ

    日本人にとっては食卓でおなじみのタコについての本
    タコの不思議さを堪能できた 特にその学習能力の高さと生涯の短さ(1〜2年程度)に驚いた 冗談抜きで何らかの目的で作られた生物にすら感じられた

    0
    2021年11月13日

タコの知性 その感覚と思考 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    学術・語学 / 理工
  • 出版社
    :
    朝日新聞出版
  • 掲載誌・レーベル
    :
    朝日新書
  • タイトル
    :
    タコの知性 その感覚と思考
  • タイトルID
    :
    748194
  • ページ数
    :
    304ページ
  • 電子版発売日
    :
    2020年04月13日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    7MB

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