作品一覧

  • 高倉健、その愛。
    4.0
    1巻880円 (税込)
    最後の十七年間を支えた著者が、健さんの肉声を元に綴る、出逢い、二人の生活、撮影秘話……初めて明かされる素顔。 「僕のこと、書き残してね。僕のこと一番知ってるの、貴だから」 2014年11月に永眠した孤高の映画俳優・高倉健には、最後に愛した女性がいた。 共演者や監督との思い出をはじめ、日々の食事からこだわりのお洒落まで―― 人知れず17年間をともに暮らした著者が、ヴェールに覆われた銀幕スターの素顔を綴った貴重な手記。 ※この電子書籍は2019年10月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 高倉健、最後の季節。
    3.5
    「僕のこと、書き残してね」―― 2014年正月。いつも、出された食事を残さないことを心がけている「剛さま」(貴月は高倉健のことをそう呼んでいた)が、珍しく食事を残した。 2月、風邪のような症状を訴え、急速に体調が悪化していく。 病院に行きたがらない高倉を、泣き落としで無理やり連れていき、さまざまな検査を行う。 下された診断は「悪性リンパ腫」。 高倉は尋ねた。「何もしないとどうなるんでしょうか」。医師の答えは、「死にます」。 そこから、高倉と貴月、二人三脚での闘病が始まった――。 同年11月に死去するまで、何があったのか。二人の間で、どのようなやり取りが交わされていたのか。 そして、最後の一年を書ききるために、なぜ8年の歳月が必要だったのか。 人知れず、稀代の俳優に17年寄り添った女性が綴る手記。 ◇目次◇ コロナ禍をみつめて まえがき 第一章 冬うらら 第二章 花曇り 第三章 青時雨 第四章 夏の霜 第五章 山眠る あとがき 高倉健、最後の手記 スペシャル寄稿 編集部からの10の質問に高倉健自らが筆をとった高倉健一問一答 高倉健 没後の活動記録 2014~2023
  • 高倉健の愛した食卓
    3.0
    1巻3,201円 (税込)
    高倉健没後10年企画 高倉健さんに17年寄り添ったパートナーの小田貴月による、健さんが生前召し上がっていた家庭料理を紹介するフォトエッセイ集。 健さんは、貴月さんと出会う前は、「100%外食、足りない分はサプリメントで補う」という食生活。そんな生活から、100%お家で食べるという生活に変わりました。 毎日の食事だけでなく、夜食やスイーツまで全て手作り。「一日中キッチンにいるような生活でした」と貴月さん。 朝昼兼用のブランチでは、サラダだけでも5種類、肉まんやピザ、太巻き、お稲荷さんと、旬の彩り豊かな食材や果物をたっぷりと摂り入れ、和食、洋食、中華、フレンチ、イタリアンとバラエティに富んだ献立となっています。 食卓に出すものは、あたたかいものか常温のもの、魚料理とアルコールはNG。お肉が大好きで、毎日必ず豆腐を召し上がっていました。とにかく健康で、太らないよう、体力と気力を万全にしておく。「鉄道員」に主演する前と後とでは映画で観る健さんの顔色ツヤが全く違うというくらい、俳優業に専念できる環境を整えるための食事を、真心をこめて作られていることが伝わってきます。 お二人が共に食べたおよそ13,000食の中からメニューを選び、四季折々の食材を使い、料理した234品を紹介。健さんが生前愛用していた食器や思い出の品も紹介。幼少期の食の思い出や、出演作にまつわるエピソードを織り交ぜながら、お家ごはんを楽しんでいる様子は、スクリーンの中の高倉健さんのイメージとは180度違うことにも気がつかされます。 健さんの食にまつわるエピソード満載の心和む1冊です。
  • 高倉健の美学 今に生きる201の言葉
    -
    1巻1,300円 (税込)
    「義理人情は無理じいするものじゃない」「カッコいいとは、哀しく儚くなければならない」「勝っても負けても戦ったってのが大事」――。昭和を代表する映画スター、高倉健が遺した201の言葉を集めた。真っ直ぐに生きた男の真骨頂! ※電子版では、紙版に収録されている写真のいくつかが掲載されておりません。ご了承ください。 【目次より】 秘蔵アルバム「高倉健の肖像」  まえがき  第1章 プロフェッショナルとは 第2章 出会いとは 第3章 達人とは――あの人との思い出 第4章 ハリウッドとは 第5章 生きるとは 第6章 男とは 第7章 女とは 第8章 旅とは 第9章 趣味とは――闘牛、闘拳、買い物、珈琲 第10章 カッコよさとは 高倉健 年譜

ユーザーレビュー

  • 高倉健、最後の季節。

    Posted by ブクログ

    俳優高倉健のパートナーが記した本。

    婚姻届にサインはしていたが提出することはなく、

    健さんの看病のことを考え、親族でないと付き添えないからと、養女にした女性。

    数年にわたる闘病の様子が描かれている。

    健さん、生き方がかっこいい。考え方が。

    ゲイの噂もあった健さんだが、貴さんのことを愛していた様子があちこちに。

    健さんの生きざま、死にざま。

    かっこいいよ。

    0
    2023年06月09日
  • 高倉健、最後の季節。

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     人が一番傷つき易いのは心。美しさとは、他者に対しての優しさ。高倉健(小田剛一)の言葉。高倉健は2013年5月、小田貴月を養女に。同年秋、文化勲章受章。2014年11月10日、83歳で没。高倉健の黒子に徹した小田貴月さんの「高倉健、その愛。」(2019.10)に続く「高倉健、最後の季節(とき)。」、2023.3発行。この本には、2014年正月から同年11月まで、病に闘う高倉健に寄り添い献身的な看護を続けた著者の様子が描かれています。往く道は精進にして、忍びて終わり、悔いなし。

    0
    2023年08月04日
  • 高倉健の愛した食卓

    Posted by ブクログ

    美しい写真に彩られた料理はどれも美味しそう。他方、バイアスなのかも知れないが、筆者のスタンスがなぜか鼻につく。

    0
    2025年07月01日
  • 高倉健の愛した食卓

    Posted by ブクログ

    なにもかもがめっちゃ美味しそう。
    食材はもちろん、一流のものを取り寄せているんだろうけど、盛り付けといいまるでプロの料理人&写真家。
    カラー写真もふんだんに使ってぶ厚めの本。
    そりゃ、3300円するわな。
    食器類の器もみなセンスがあっていい感じのばかり。
    眼福な本でした。

    0
    2025年04月10日
  • 高倉健、最後の季節。

    Posted by ブクログ

     この本は同僚から「先輩からもらった本なんだけど、読み終えたからあげる」と言われて頂戴した本です。
     高倉健さんはすごく好きな俳優さんではありますが、この手の本はあまり興味がないのが正直なところです。
     健さんのパートナーとして最期を看取った小田貴月さんの著書となります。
     小田さんは健さんに付きっ切りで、それこそ献身的にサポートされていて、どれだけ大変だったのか想像を絶します。
     ただ、どっちが主人公なのかわからず、却って中途半端になってしまったかなと残念に感じました。健さんにフォーカスを当て続けるか、健さんをサポートする側を描くか、どっちかにした方が良かったかなと。
     でも、人を看護・介護

    0
    2024年07月19日

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