作品一覧

  • 最終講義 学究の極み
    -
    1~2巻1,386円 (税込)
    日本の知の礎を築いたのは、飽くなき探求心を持ちつづけた学者たちだった。土居健郎は言う、「まず「わかる」とはどういうことかということをわかる必要があるでしょう」。禅の本質を説く鈴木大拙、インド思想史に人類史的な普遍性を見た中村元、心理療法の目的を自身の物語の発見に見いだした河合隼雄、人間と自然の関係の変化が歴史学に課題をもたらしたと指摘する網野善彦……。日本を代表する「知の巨人」たち、その学問の総決算ともいえる最終講義を精選したアンソロジー。「学究の極み」篇では、日本の知の礎を築いた学者たちが生涯をかけて追究した研究テーマ、その集大成を披露した講義を収録。冒頭に各講義の要約を付し、難解な講義も概要をつかみやすくした。推薦・若松英輔
  • 大津事件日誌
    完結
    -
    全1巻3,410円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 明治憲法施行の翌年,来日中のロシア皇太子刺傷事件が突発した。この時,法をまげて極刑を加えよと強要する政府の圧力に敢然と抵抗,司法権を守った大審院長児島惟謙の反骨の記録。
  • 日本文化史 第2版
    4.0
    1巻1,056円 (税込)
    現代の文化的創造は、歴史の真実に正しく立脚することによってはじめて可能となる。著者は、原始いらいの日本の文化の流れを、その担い手、文化的伝統の形成過程、海外の文化との交流などの視点からとらえ、その中から私たちが二一世紀に向けて真に継承すべきものを明らかにする。英訳されて海外にも広く紹介された旧著の全面改訂版。

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ユーザーレビュー

  • 日本文化史 第2版

    Posted by ブクログ

    読み方含め知らない単語が多く、調べながら読んだら時間がかかった。様々な日本文化の発展について、フラットな視座からの考察、批評が書かれているように思える。ある時期の文学について、そこまで言っちゃう?と言いたくなるような酷評も面白い。
    文化的側面からの日本史、もっと深く調べてみたいと思える良本だった。

    0
    2023年06月14日
  • 日本文化史 第2版

    Posted by ブクログ

    やはり、面白い!

    歴史上の事柄であれ、
    歴史上の人物であれ、
    そのコトやモノのことだけではなく、
    その時代に発生したもの
    その時代を覆っていたもの
    その時代の海外の文化の潮流
    その時代だからこそありえたもの
    それらを踏まえた上で
    そのコトやモノを考察していく
    その思考がとても、面白い!

    十何年ぶりに
    読み返したのですが
    やはり、面白い!
    巻末の「索引」を改めて眺めてみる、
    やはり、面白い!

    0
    2019年04月27日
  • 日本文化史 第2版

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    よくある新書に出てくる
    あ、これダメだ、難しそう!!という本。
    タイトルだけでそう思ってしまいました。

    でも、読みやすくて、いろいろな知らない歴史を
    たくさん紹介してくれたことに驚き。
    こういう本を読めたことにただただ感謝です。

    どうして男尊女卑が生まれてしまったのか、
    そして日本の芸術に関して…
    人は必然的に知や自分らの立場を
    求める生き物だということを知りました。

    そして、封建社会という不条理が
    自由を求める人を苦しめ、
    志半ばで死刑という形で
    残酷にその命を散らさねばならなかったことを
    忘れてはいけませんね。

    歴史はいらないものじゃないですね。
    どうすればいい?
    ということを考え

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    2018年03月25日
  • 最終講義 挑戦の果て

    Posted by ブクログ

    戦前から戦後、現代に至るまで各分野の知の巨人らが述べた良書である。
    多様な著者の文学研究以外の物理学や法学、社会学など様々な研究で得られた知見と知のバトンを次世代に受け継ぐ本である。
    興味があれば、中学生からでも読み始めている人は多いだろう。研究者とは「研究しない自由はない」と本著で述べている通り、全ての学問に対する研究に責任があると説く。第一線で活躍していた研究者の言葉を聞き、現代の価値観や様式、世界規模での情勢をその時の生きた時代の研究者へバトンは渡され、人類は発見と修正を繰り返しながら前に進んでいく。世界は広い、本著でも紹介されきれない研究者は山ほどいるだろう。そして、今生きる現代の次世

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    2025年07月19日
  • 最終講義 挑戦の果て

    Posted by ブクログ

    本書に掲載された最終講義について一言ずつ。

    桑原武夫…仏文学者以上に隲蔵さんの子息、というイメージが強い。垣根を越えた研究という事では共同研究も論語の著作も同じなのかも知れない。

    貝塚茂樹…大学者一族の一角、湯川秀樹は弟。東洋史学者の模範的な最終講義だと思う。

    清水幾太郎…60年安保前後で言論が大きく変わった、という印象の人だが、コントに興味を持つ面白い講義だった。

    遠山啓…存じ上げない方だったが、数学論がほんのちょっと分かった気がした。

    芦原義信…ゲシュタルト心理学から都市空間を観るのは面白い。

    家永三郎…教科書検定裁判の人、として子供の頃から名前は知っていた。大人になってから読

    0
    2024年07月17日

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