作品一覧

  • 決戦前のランニングノート
    4.2
    ※単行本版には、大迫傑さんが佐久長聖高校時代につけていた練習日誌に着想を得て作られた「ランニングノート」が付きますが、電子書籍版は、「ランニングノート」の記入用ページをPDFでダウンロードしていただくかたちになります。 東京オリンピックに向けて、大迫傑は日誌を付け始めた。 1月にケニアに行き、当初はオリンピック直前まで標高2400mのイテンで合宿をする予定だった。 それが、ケニアのロックダウンにより、アメリカに帰国を余儀なくされる。 東京オリンピックまでの5カ月間、ノートには揺れる思いが綴られた。 ケニアに行ったのは、様々なノイズから逃れるためだったのに、それがうまくいかない、SNSのストレス、競技以外の悩み……、日誌にはそれらの感情が赤裸々に書き留められている。 本書は、その日誌そのものである。 この日誌がなぜ読み始めたら止まらないほど面白いのか――。作者が陸上選手だからか? オリンピアンだからか? いや、大迫傑だからだ。 この本を読み進めるうちに、大迫傑というカリスマを身近に感じられる一方、尊敬の念は高まる。 稀代のアスリートが一世一代の戦いの前に残した記録として、後世に語り継がれる書になることも間違いない。 8月8日の「決戦」の前に必読の書。 でも、誰にでも「決戦」は訪れるはず。いつ読んでも、自分を勇気づけてくれる1冊である。
  • 走って、悩んで、見つけたこと。
    4.3
    市民ランナーのカリスマ、大迫傑、初の著書――。 これは、MGCの前に、オリンピックの前に必読の書である。 大迫傑は、悩みはすべて走ることで解決してきたと言う。 走っている間は、自分自身とじっくりと向き合え、答えを見つけられるのだと。 「僕が走ってきた中で見つけたこと、出会ったこと、現在の僕を形作っているものについて振り返ってみた」のが本書の内容だ。 大迫傑の、強さも弱さもすべてがさらけだされ、そこにこの本を出すことの覚悟、これから挑むことへの覚悟を感じる。 彼が教えてくれるのは、走ることの辛さと喜び。そしてそれを経験して学ぶ“生き方”。 マラソン日本記録保持者の葛藤から生まれた思考法が1冊に詰まっている。 〈目次〉 自分の道を選ぶこと。 マラソンを走るということ。 どんな結果も受け止めること。 環境が変わっても生き残る力を持つこと。 「今」を積み重ねること。 意志を持ち続けること。 ライバルをリスペクトすること。 不安をコントロールすること。 言い訳をしないこと。 目標を立てること。 子供たちに伝えたいこと。 大人たちに伝えたいこと。 テキストのほかに、64ページにわたる写真もみどころ。オフショットも掲載。

ユーザーレビュー

  • 走って、悩んで、見つけたこと。

    Posted by ブクログ

    自分をここまで律して生活できる人はいない、厳しい人だと思った。プロアスリートの中でも競技に取り組む姿勢が並外れた人物であると感じた。

    0
    2025年05月21日
  • 走って、悩んで、見つけたこと。

    購入済み

    走って、悩んで、見つけたこと。

    自分はランニングを始めて8年になる。大迫傑さんのストイックな考え方は自分の甘えた考え方を改善してくれた。これからは自分もストイックに練習に励みたい。

    #カッコいい #アガる #タメになる

    0
    2023年04月17日
  • 決戦前のランニングノート

    Posted by ブクログ

    また出てきた課題の分離。
    ノイズや雑念にとらわれずにやるべきことに集中すること。でもどこまでいっても少なからずノイズは存在して(時には自分から増やしてるケースも)、それでもそれにも向き合って人はどうにか進んでいく。
    そんなことを書き綴ってる練習ノート。
    俺もこんなこと書きたい。って人真似しようとしてる時点で違うのか。
    自身がプロでやるべきことを勝負のためにこなしてる以上、周り(コーチや弟)にもそれ相応の態度を求める姿が印象的。
    走って、悩んで、見つける。
    人生なんてその繰り返しだ。やっていく。

    0
    2022年09月12日
  • 決戦前のランニングノート

    Posted by ブクログ

    〇ほぼ休みなく毎日走っている。オフ日を作っていないのが驚き。

    〇誰だって、チャレンジするときはめちゃくちゃ怖いし涙も出そうになる。それでも自分をマックスに奮い立たせて挑戦する。そこに体験の大きさは関係なくて、勇気を振り絞って立ち向かうこと。

    〇低酸素トレーニングについて
    2000m以上が基本
    2000m以上だとパフォーマンスが10~15%下がる
    SpO2を毎日図り、濃度を徐々にあげていくこと
    心拍数のチェックをすること→いつもより心拍数が上がりやすい
    低値と同じ強度で練習できないので筋肉量が減る
    「リブハイ、トレインハイ法」トレーニングも居住も高地で行う
    「リブハイ、トレインロー法」トレー

    0
    2022年09月11日
  • 決戦前のランニングノート

    Posted by ブクログ

    アスリートの練習ノートに興味を持っていて読みはじめた。去年のレースの前、どんな練習をしていたか、どんなことを考えていたかを垣間見ることが出来てよかった。結果やその瞬間の言葉に注目しがちだしそれ以外に触れる機会もなかなか無い中で、レースまでの日々を知れたことは貴重な体験になった。

    0
    2022年03月18日

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