作品一覧

  • 解剖医・今宮准教授の推理1
    4.0
    1~2巻1,045~1,149円 (税込)
    俺は探偵じゃない。解剖屋だ! 仙台の国立大学・杜乃宮大学医学部法医学教室。解剖技官・梨木楓は、上司である若き准教授・今宮貴継とともに日夜、警察から運び込まれる身元や死因が不明の死体を解剖している。ある日、彼らに、温泉旅館で不審死した東京の出版社の文芸編集者の不審死の知らせが届き、現場に駆けつける二人。そこには、かなり肥満した男の悲惨な異状死体があった。事故か殺人か―--。容疑者は仙台在住の4人のミステリ作家と旅館の仲居。今宮と梨木は、遺体の外傷を観察、内臓の全摘出後、病理検査にかけ、身体の隅々まで検分、時には犯人でさえ気づかない証拠にたどり着く。
  • イシュタムの手 法医学教授・上杉永久子
    3.8
    1巻781円 (税込)
    現役解剖技官が描く、リアル法医学ミステリ。 大学受験に失敗し、東京の実家を出て秋田医科大学に進学した南雲瞬平。ある出来事をきっかけに、大学卒業後は博士課程に進み、法医学教室に所属している。秋田県内で発見された異状死体の法医解剖は全てここで行われる。上司の上杉永久子教授は自殺研究の第一人者だ。抜群の解剖技術と観察眼を持ち、死者と死者を見送る者への敬意を尊重する一方、その想いが先走り、周囲を振り回すこともたびたびだった。 年末、運び込まれてきたのは二体の焼死体だった。高齢で寝たきりの妻とその夫とみられる。無理心中事案と思われていたが、上杉は両者の臓器に似たようなポリープがあることに着目、警察にある指示を出した。これにより、意外な事実が明らかになり――。 一家の食中毒事案、生後二か月の乳児の死亡事案、夏祭りでの毒物混入事案、そして、南雲の過去に起きたある人物の死にまつわる衝撃的な出来事。常識に縛られない上杉と、執刀医を目指す南雲のコンビが事件の真相に迫る。 現役解剖技官が描く、司法解剖のリアル。そして、自然豊かな秋田の風物や風景。圧倒的な描写力で、私たちの隣にある「死」について深く考えさせられる、新たな領域に踏み込む法医学ミステリ。
  • 謎解き診察室、本日も異状あり
    値引きあり
    3.4
    1巻394円 (税込)
    「医師作家」だから書けるアイデアとリアリティがある――。人生相談の連載を持つ女性精神科医に届いた怪文書。山中で発見された、頭と手足のない「胴体」だけの遺体。死亡診断後に突如動いた女性の手。夜間の歯科医院に大金を持って訪れた謎の男。保険金目当てに他人の認知症の母親を借りる女。人気医師作家陣が織りなす、珠玉の医療ミステリー集。
  • 誰そ彼の殺人
    3.4
    1巻742円 (税込)
    仙台、杜乃宮大学・法医学教室。解剖技官の梨木楓は、上司で准教授の今宮貴継とともに警察から届く死体を日夜、解剖する。彼らが直面するのは、沼の中の顔面破壊・手足切断の死体、温泉での不審死体、ひき逃げされ放置された女子高生など悲惨な人間の最期だ。事故か、殺人か。二人は細胞の一つ一つまで検分し、犯人さえ気づかぬ証拠にたどり着く。
  • 遺体鑑定医 加賀谷千夏の解剖リスト
    3.3
    1~2巻792~814円 (税込)
    京都府警に持ち込まれた傷害致死事件。引きこもりの大学生が、異様な姿で死亡した。伏見署に連行された母親は「娘の身体を突き破って悪魔が出てくる」と興奮気味に話し、供述は要を得ない。夫の事故死をきっかけに彼女がのめり込んでいた新興宗教は、「悪魔祓い」と称して、信者に加虐的な扱いをすることもあったという。遺体の状況から、母親の虐待を疑う京都府警は、検屍と司法解剖を千夏に依頼するが……(「エクソシズム」)。京都市北区の河川敷で、首のない遺体が発見される。被害者は刺青があり、小指も欠損していることから、暴力団関係者とみなされるが、身元はわからない。激しい暴行を加えられた後、首を切断するほどの動機とは一体何なのか? 現場に駆け付けた検視官の都倉は、何かしっくりしないものを感じながらも、何が違和感なのかわからない。司法解剖を担当した千夏の見解を聞くうち、都倉はあることに気づく。(「梟首」)など、4話を収録。

ユーザーレビュー

  • 解剖医・今宮准教授の推理1

    이거괜찮은 의학만화이네여

    解剖学医師漫画/アニメーション
    私は大丈夫ですが、なぜ評価がなぜ
    悲しいです。
    大丈夫な漫画です。

    #笑える #じれったい #共感する

    0
    2024年10月11日
  • イシュタムの手 法医学教授・上杉永久子

    Posted by ブクログ

    小松亜由美『イシュタムの手 法医学教授・上杉永久子』小学館文庫。

    秋田県大仙市出身の現役解剖技官が描く、秋田県を舞台にした5話から成る連作短編形式の法医学ミステリー。

    秋田の自然豊かな風土や文化を背景にリアリティあふれる司法解剖の現場、人間の生み出す業やドラマを描いた佳作である。第一話と第二話を読む限りでは、司法解剖の現場を描いたノンフィクションのような味気無さを感じたのだが、第三話から最終話まで、一気に面白くなっていく。

    家族は皆、優秀な医師という東京の家に生まれながら、三流医大の秋田医科大学に進学し、ある出来事を切っ掛けに卒業後に博士課程に進み、現在は法医学教室に所属する南雲瞬平の視

    0
    2024年07月09日
  • 謎解き診察室、本日も異状あり

    Posted by ブクログ

    医者の作家によるミステリアンソロジーなんて豪華! 医療ミステリばかりでないところも良き。お気に入りは、歯学部出身なの知らなかった七尾与史の「患者は二度死ぬ」と、お嬢様バイト医の活躍が今後も期待できそうな中山祐次郎「クリスマスイブの死亡診断」。

    0
    2025年08月17日
  • イシュタムの手 法医学教授・上杉永久子

    Posted by ブクログ

    法医学ってすごいな、と率直に思いました。

    亡くなってから身体の中を見て、生前どんな状態だったか、どのような亡くなり方をしたのか、そういう事が分かるなんて、と感動も覚えつつ読みました。
    途中涙する場面もあったりして、とても読み込める作品でした。

    0
    2025年07月31日
  • 謎解き診察室、本日も異状あり

    Posted by ブクログ

    医療系の短編集としては、どの作品もサクッと読めて楽しめました。久坂部氏は読み慣れているのか安定感あり。七尾氏の歯科の話は珍しく新しい発見でした!

    0
    2025年07月24日

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