作品一覧 2020/10/23更新 その問題、数理モデルが解決します 試し読み フォロー その問題、やっぱり数理モデルが解決します 試し読み フォロー 1~2件目 / 2件<<<1・・・・・・・・・>>> 浜田宏の作品をすべて見る
ユーザーレビュー その問題、やっぱり数理モデルが解決します 浜田宏 1章 シックリこない数式の読み方とは 省略 2章 確率密度関数ってなに 正規分布の確率密度関数の読み方を説明。 3章 確率と積分の関係 確率密度関数を正規化(全てを積分すると1になるようにすること) 4章 モデルってなに アパレルメーカーの販売を通じて需要・供給モデルを構築する。 5章 競争...続きを読むで損をしない戦略とは 市場に複数の企業がある場合のモデルについて説明がある。ここでは企業の利得は自社の生産量とライバル社の生産量で決まるとする。 製品にかかるコストは同じと仮定してある。 それぞれの企業が最適な戦略をそれぞれがとった場合、両者は「ナッシュ均衡」に陥る。このときの両者の利得は独占時の利得より下がる。 均衡生産量時(両社で生産量を同量に調整)するとナッシュ均衡より利得は大きくなるが、裏切りにより継続はしない。 6章 自分でモデルをつくる方法 モデルの一般化 7章 先手が有利な条件とは プレーヤーが同時に戦略(生産量)を決めるのではなく先手を取ることのできる モデルを構築する。 8章 競争に負けない価格設定とは 新しいモデルを作る。生産量で価格が決まっていたが、反対に先に価格を決めれるモデルを作る。 このモデルは価格=コストで均衡になってしまい現実的ではない。 商品の代替性を設定することでよりよいモデルを作る。 9章 売上げを予測するには 予測に必要な数学の紹介。最小二乗法 10章 確率モデルでデータを分析するには? 推定量を統計的に処理するためにOLS係数に確率を導入する。 11章 仮説検定ってどうやるの OLS推定値の店員数xの係数bが確率変数である。このbは分散が未知である。このように分散がわかっていない確率変数はt分布をすることがわかっている。そのt分布を使ってモデルを構築していくが、その検定結果が正しくても、正しいと言い切るほど強くない 12章 観測できない要因の影響を予想するには? 観測されていないが予測値に影響を与えている要因があったとしても回帰モデルでは観測される要因に対して正しい判定をしてしまうことがある。回帰モデルに正しく要因を導入するとよりよい結果が得られる。 13章 アプリの利用者を予測するには 最初は単純な微分法方程式を立ててモデルをつくる。それでは現実に合わないのでアプリ利用者に上限があるモデルを作り直す。 14章 広告で販売数を増やすには 広告による販売数の効果を微分方程式でモデル化して複数の手法を比較している。 Posted by ブクログ その問題、数理モデルが解決します 浜田宏 面白いと思います。 あとがきにもあるように自分でペンと紙を用意してじっくり計算してみたいところです。 私は残念ながら時間の関係で読んだだけですがそれが残念に思える位です。 数式の解説や式の分解、途中の解説なども非常に細かく入っていてまったくの数学初学者でもじっくりやればわかりそうな気がします。 また...続きを読むややこしい数式を飛ばしても話自体が面白く参考になります。 また各章の最後に参考文献が載っていますがこれにそれぞれ簡単なコメントがついており次の勉強する参考にもなります。 Posted by ブクログ その問題、数理モデルが解決します 浜田宏 書評にあったように、確かに読みながら紙と鉛筆が欲しくなりますが、数理モデルを具体的に判り易く解説している良書だと思います。トピックごとにつけられた参考文献もとても参考になります。統計的検定の話や馴染みのモデルもありましたが、行動経済学的な視点やゲームの理論などもう少し踏み込んで勉強してみたくなるテー...続きを読むマがいくつもあってとても良かった。特にプロスペクト理論は是非ともカーネマンの原文に当たりたいと思ました。 Posted by ブクログ その問題、数理モデルが解決します 浜田宏 「社会的な問題に数学を適用して解決する」手法が斬新に感じられた。 1章 隠された事実を知る方法 アンケートのとり方の工夫 2章 卒業までに彼氏ができる確率 つまりたくさん会えばできる確率は高くなる 3章 内定をもらう方法 これも同じくたくさんトライすることが大事 4章 先延ばしにしない な...続きを読むるほどという内容であった 5章 理想の部屋を探す方法 応用の利きそうな手法かな 6章 アルバイトの配属方法 マッチング問題 7章 売上上げをのばす方法 A/Bテストのこと 8章 その差は偶然ではないといえるのか? 統計検定のはなし 9章 ネットレビューは信頼できるか なんか集合知の話に似ている 10章 なぜ0円が好きなのか なるほどという内容であった。がしかしあまり0円ばかりにこだわっているとコスト以外の効能をロストしてしまいそう。 11章 取引相手の真意を知る方法 ゲーム理論 12章 お金持ちになる方法 お金持ちはよりお金持ちに、そうでない方はより...のような話 おそらく応用数学の分野なのだと思うが数学の適用範囲がこんなに広いとは思わなかった。 Posted by ブクログ その問題、数理モデルが解決します 浜田宏 これは良書です。特にデータサイエンス系で仕事をする・したい人は必読だと思います。 扱うテーマがとにかくユニーク。身近にある面白い話題が、なぜそういう傾向になるのかを数学的に証明できる、というのが逐一面白かった。しかも、主人公が「ちょっと何言ってるかわからない」と毎度ツッコむのですが、そのタイミングが...続きを読む絶妙で、思わずうなずきながら読んでました。 ただ、しっかり(でも分かりやすく)証明をするので計算式が沢山出てきます。それを一緒に手を動かすと理解も進み、面白さも増すと思いますが、流し読みしても数理モデルの面白さを体感できる本でした。 Posted by ブクログ 浜田宏のレビューをもっと見る