あらすじ
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対話形式で、数理モデルの基礎が身につく入門書。数理モデルとは、現実の世界で起こるさまざまな現象を数式で表したものです。数式にすることで、その現象の性質を理解したり、その現象に何か変化があるときに、どのように変化するか予測したりできます。アンケート調査で正直に回答してもらうにはどうすればいいか、商品レビューの信頼度をどう評価するか、ある条件の変化が売り上げの変化の原因かどうかなど、身近なテーマを題材に数理モデルを解説。統計や確率の記憶がおぼろげでも大丈夫。数学記号の読み方を丁寧に紹介していきます。とっつきやすいのに本格派な一冊。
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Posted by ブクログ
面白いと思います。
あとがきにもあるように自分でペンと紙を用意してじっくり計算してみたいところです。
私は残念ながら時間の関係で読んだだけですがそれが残念に思える位です。
数式の解説や式の分解、途中の解説なども非常に細かく入っていてまったくの数学初学者でもじっくりやればわかりそうな気がします。
またややこしい数式を飛ばしても話自体が面白く参考になります。
また各章の最後に参考文献が載っていますがこれにそれぞれ簡単なコメントがついており次の勉強する参考にもなります。
Posted by ブクログ
書評にあったように、確かに読みながら紙と鉛筆が欲しくなりますが、数理モデルを具体的に判り易く解説している良書だと思います。トピックごとにつけられた参考文献もとても参考になります。統計的検定の話や馴染みのモデルもありましたが、行動経済学的な視点やゲームの理論などもう少し踏み込んで勉強してみたくなるテーマがいくつもあってとても良かった。特にプロスペクト理論は是非ともカーネマンの原文に当たりたいと思ました。
Posted by ブクログ
「社会的な問題に数学を適用して解決する」手法が斬新に感じられた。
1章 隠された事実を知る方法
アンケートのとり方の工夫
2章 卒業までに彼氏ができる確率
つまりたくさん会えばできる確率は高くなる
3章 内定をもらう方法
これも同じくたくさんトライすることが大事
4章 先延ばしにしない
なるほどという内容であった
5章 理想の部屋を探す方法
応用の利きそうな手法かな
6章 アルバイトの配属方法
マッチング問題
7章 売上上げをのばす方法
A/Bテストのこと
8章 その差は偶然ではないといえるのか?
統計検定のはなし
9章 ネットレビューは信頼できるか
なんか集合知の話に似ている
10章 なぜ0円が好きなのか
なるほどという内容であった。がしかしあまり0円ばかりにこだわっているとコスト以外の効能をロストしてしまいそう。
11章 取引相手の真意を知る方法
ゲーム理論
12章 お金持ちになる方法
お金持ちはよりお金持ちに、そうでない方はより...のような話
おそらく応用数学の分野なのだと思うが数学の適用範囲がこんなに広いとは思わなかった。
Posted by ブクログ
人の行動や社会の構造を数理モデルで表現・説明する方法の教科書的参考書
「自分は文系だから数学は必要ない」と思っている人に向けて書かれたというとおり、途中の数式を流しても、その現象や抽象化の仕方についての感動を少しでも味わうことができる。
この手の知識は大学に行かないと全くわからないかと思っていたが、その一片だけでも知れて楽しかった。
Posted by ブクログ
これは良書です。特にデータサイエンス系で仕事をする・したい人は必読だと思います。
扱うテーマがとにかくユニーク。身近にある面白い話題が、なぜそういう傾向になるのかを数学的に証明できる、というのが逐一面白かった。しかも、主人公が「ちょっと何言ってるかわからない」と毎度ツッコむのですが、そのタイミングが絶妙で、思わずうなずきながら読んでました。
ただ、しっかり(でも分かりやすく)証明をするので計算式が沢山出てきます。それを一緒に手を動かすと理解も進み、面白さも増すと思いますが、流し読みしても数理モデルの面白さを体感できる本でした。
Posted by ブクログ
理系ですが、式の持つ意味や仮定の理由をわかりやすく説明していて読みやすかったです。
無味乾燥な定義→定理→証明→練習問題を読み続けるより、花京院と青葉のなんとはない会話を読んで息継ぎながらだと、読み続け易いように感じました。
割かし式はがっつり書いてありますが、時間的には一般書を読むくらいの時間で読み切ることが出来ました。
Posted by ブクログ
社会の現象を数理モデルで解析する。数学が苦手な青葉さんと、数学な得意な花京院くんの二人が、青葉さんの持ってきた問題を数理モデルで解決する話で、色々なモデルや統計の話題を解説している。途中で証明問題などが分からなくなったりしたけど、社会の問題を数理モデルで解くことが面白そうと思えた。青葉の「ちょっと、何言っているか分からない!」というセリフを実感しました(苦笑)。