作品一覧

  • 三つ編み

    三つ編み

    小説・文芸

    4.0
    1巻1,078円 (税込)
    インド、イタリア、カナダで過酷な運命を懸命に生きる3人の女性。彼女たちが闘いを選ぶとき、つながるはずのない物語が交差する。
  • あなたの教室

    あなたの教室

    小説・文芸

    4.0
    1巻1,760円 (税込)
    世界200万部突破の『三つ編み』著者最新作 学びの機会を奪われたインドの少女と異国の教師の物語 元教師のレナは、旅先のインドで十歳の少女に出会う。少女は、養父母によって毎日働かされ、学校に通うことを許されていないという。「女に勉強はいらない」。この因襲に従う人びとの猛反発を受けながらも、レナは、少女たちのための学校を作ろうと動きだす――。
  • 彼女たちの部屋

    彼女たちの部屋

    小説・文芸

    4.2
    1巻1,760円 (税込)
    現代、パリ。大きな挫折のあと、弁護士のソレーヌはある保護施設で代書人のボランティアをはじめた。「女性会館」というその施設には、暴力や貧困、差別のせいで住居を追われた人々が暮らしている。自分とはまるで異なる境遇にいる居住者たちの思いがけない依頼に、ソレーヌは戸惑った。それでも、一人ひとりと話して、手紙を綴るなかで、ソレーヌと居住者たちの人生は交わっていく。ここで自分の役割を見つけたと思った矢先、事件は起きた。約100年前、パリ。救世軍のブランシュは街中の貧困と闘っていた。路頭に迷うすべての女性と子供が身を寄せられる施設をつくる――彼女の計画は、ついに政治家・財界人も動かしつつあったが……。実在する保護施設と創設者を題材に、時代を超える女性たちの連帯を描く、『三つ編み』の著者による長篇小説。

ユーザーレビュー

  • 彼女たちの部屋

    Posted by ブクログ

    フランス・パリに実在する保護施設「女性会館」の創設者にまつわるストーリー。
    本作は、著者が女性会館の前を通りかかったことが執筆のきっかけになったそうです。

    約100年前のパリで施設創設に尽力したブランシュ・ペイロンと、現代のパリの施設で代書のボランティアをする弁護士のソレーヌ。物語は二人の視点で交互に描かれています。

    『路頭に迷うすべての女性と子供が身を寄せられる施設をつくる』

    100年前、まだ女性が自分名義で銀行口座も開けない時代にも関わらず、救世軍ブランシュの人生を賭して成し遂げようとする確固たる意志と行動力に圧倒されました。

    一方で現代、施設で代書ボランティアを始めたソレーヌは、女性の人権が認められていない国から逃れてきた者、暴力や貧困に喘ぐ者など様々な事情を抱えた女性たちと出会います。
    戸惑いつつも、自分にできることをする。

    施設の住人たちそれぞれの境遇に心が痛むし、そういった人たちが取り残される社会にも思うところがある。
    雨露をしのげる安全な場所。それがどれだけ女性にとって安心感をもたらすかは計り知れない。

    100年の時を越えて、貧困や暴力、差別に苦しみ行き場のない女性たちに手を差し伸べているふたり。
    いつの世も弱者に寄り添う存在があることは、とても尊くありがたく、安心出来る場所が存在し続けられることに安堵します。

    読んで良かった。ペイロン夫妻について、もっと知りたくなりました。

    ────────────
    ブランシュ・ペイロン(1867〜1933)
    アルバン・ペイロン(1870〜1944)

    「女性会館(Palais de la Femme)」は、パリ11区のシャロンヌ通りに位置する、救世軍が運営する歴史的な女性保護・支援施設です。ペイロン夫妻は他にも南部十三区の「民衆会館」「避難所都市」などの保護施設も創設し、現在も機能しています。
    ────────────

    『温かな思いやりに救われ支えられた。なに気ないしぐさや微笑みを侮ってはいけない。威力がある。城壁となって孤独や衰弱から守ってくれる。』

    0
    2026年08月01日
  • 三つ編み

    Posted by ブクログ

    国も生き方も異なる3人の女性の人生が、三つ編みを編むかのように思わぬところで交差する。
    インドのスミタは、不可触民というカーストの外の存在として、一日中上位カーストの家々の排泄物を素手で拾い集めるのが仕事だ。しかし自身の娘には、違う人生を歩んでほしいと望んでいる。
    シチリアのジュリアは、父が経営する毛髪加工の工場で働いているが、ある日父が交通事故に遭い、工場は経営難に陥ってしまう。
    そしてモントリオールのサラは、私生活を犠牲にしながらも、トップを目指し努力し続ける有能な弁護士だが、乳癌の告知を受ける。
    どんなに困難な状況に置かれても諦めずに戦い続ける女性達の強さは痛々しいほどだが、それを助ける男性達の優しさが心に沁み入る。
    3人共が自分の居場所を見つけ、希望が感じられる様に勇気をもらえる一冊。

    0
    2026年06月13日
  • 彼女たちの部屋

    Posted by ブクログ

    昔も今も困っている人達を救いたい気持ちは同じ。

    現代のパリと、1925年のパリで活躍する
    2人の女性の話。

    どちらも「困窮した女性」を救うのが目的。

    最後の方で2人に接点が出てくるのでそれもお楽しみに!

    0
    2026年03月16日
  • 彼女たちの部屋

    Posted by ブクログ

    連帯、この言葉がいよいよますます必要な時代になってきていると思う。
    どんなに技術が発達しても人にしか癒せないことがある。見過ごすしかできないほど余力がないのは自分のせいではなく社会の、政治のせいだと最近は強く思う。
    人と向き合って、会話しなければと思う。そんなことに気づかせてくれた大切な本。

    0
    2026年03月12日
  • 彼女たちの部屋

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    凄く良かった。
    本を読んでると、思いがけず自分がいる。
    私はソレーヌでありシンシアである。
    ソレーヌみたいな高給取りでも専門職でもない低所得の会社員。だけど自分を持っていない、他人の為に時間を使い身をすり減らしていたのは同じ。そしてシンシアのように毎日誰かに怒っている(心の中で)。何か満たされてないんだろうな。
    また女性会館は実際にあるんだ、創設者と現在の話をおりこんでくる手法?すごいな、まさに映画みたい。
    これを読んで何か行動したいと思った人も多数いるはず。新刊でてくれないかな。
    またこの本に出てくるヴァージニア・ウルフ、まだ読んだ事がないので読みたい。
    心を揺さぶられる本だった。
    さらに読んだ今日は国際女性デーだった!

    0
    2026年03月08日

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