山野辺太郎の作品一覧
「山野辺太郎」の「いつか深い穴に落ちるまで」「いつか深い穴に落ちるまで」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「山野辺太郎」の「いつか深い穴に落ちるまで」「いつか深い穴に落ちるまで」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
仙台の郊外に実在する高さ100mの白亜の大観音像。その像が傾いて危険だと騒ぐ住民と、事なかれ主義で対応する市役所の担当者と課長。最初の方を読んでいると、何だかあり得ない様な設定と、変なリアクションの登場人物に「何だこの作家は、ド素人か?」という印象。ところが、半ばあたりからガラッと変わります。
バックに流れる3.11の記憶。声高に叫ぶわけでもなく、静かな諦念の中で語られる震災体験者たちの言葉は、穏やかながら非常に深く、心に染み込んできます。そして大観音が抱くの慙愧の念。
シュールがリアルに、リアルがシュールに切り替わりながら進む物語は、この作家さんの特徴でしょうか。
独特のユーモアをまとった、