今井宇三郎の作品一覧

「今井宇三郎」の「菜根譚」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 菜根譚
    4.2
    1巻1,155円 (税込)
    「人よく菜根を咬みえば、則ち百事なすべし」。菜根は堅くて筋が多い、これをかみしめてこそものの真の味わいがわかる。明代末期に三教(儒仏道)兼修の士洪自誠が自身の人生体験を基にかみしめて味わうべき人生の哲理を簡潔な語録の形に著わした。本文庫版には注と解説に校注者の研究水準の高さが充分に盛り込まれている。

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ユーザーレビュー

  • 菜根譚

    Posted by ブクログ

    洪自誠の例えがとてもわかりやすく、すんなり入ってきた。自然や身の回りのよく通り過ぎてしまうような当たり前のこととリンクしていることが多いと学べた。これからも中庸の考え方を意識して何事も捉えて行きたい。

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    2024年12月27日
  • 菜根譚

    Posted by ブクログ

    人生の処世術を深めるために、机の横に常に置いておき、毎日、何度も少しずつ繰り返し読んでいきたい。
    置かれた立場、また時期によっても、響くところが変わってくると思うのだが、現在、自分として記録しておきたい箇所は以下の通り。

    以下引用~

    ・富貴や名誉も、徳望によって得たものは、たとえば自然の野山に咲く花のようで、ひとりでに枝葉が伸び広がり十分に茂ってゆくものである。(これに対して)事業の功績によって得たものは、たとえば人口の鉢植えや花壇の花のようで、移しかえたり、捨てたりまた植えたりされるものである。もし権力によって得たものであれば、たとえば花瓶に差した切花のようで、その根がないのだから、しぼ

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    2020年10月12日
  • 菜根譚

    Posted by ブクログ

    この本の内容を、物心が付く頃から自分に教えてくれる人がいたなら、どんなに良かっただろうと思う。
    『菜根譚』は明代の末期に洪自誠という人によって書かれたという。
    どの頁を読んでも、何百年も前に生きた賢人が知恵を授けてくれるという有り難さ、古典の素晴らしさを感じた。
    我々が、一から経験し失敗してやっと悟って、としていると短い人生では時間が足りない。
    古人の経験と知恵の上に乗り、よい人生を歩むために古典を読むべき、と言われる意味を痛感する本だった。
    人の世で生きる知恵が盛り沢山で、心に染みる言葉が沢山あった(特に前半)。

    どんな本を読むのか、読む本を選ばなければいけな、とつくづく思えた本。

    繰り

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    2020年08月29日
  • 菜根譚

    Posted by ブクログ

    性格にしても生活にしても素朴で普通が一番というのが、一つこの本が持っているメッセージだと思います。

    無意識に思い上がってるような時、落ち込んでいる時など、気持ちのアップダウンを調整してくれる本、読む度に重要な気づきを与えてくれる本として枕元に置いておき、この先ずっと付き合っていきたいと思える本です。

    0
    2018年09月30日
  • 菜根譚

    Posted by ブクログ

    前編222、後編135の話があり、処世の術を説いたのは前編。でも後編も読んでみて良かった。学べることは多かった。

    学ぶことが多すぎて、1回読んだだけでは頭に入りきらない。

    この手の古典は、読んで自分のものにするのには1回や2回読んだだけでは身につかず、何度も読んで想像し、自分のものにする作業が必要と感じた。

    読んでみて、大事だな、と感じたこと。

    1歩引くことや、
    厳しすぎず甘すぎず、
    功名心にかられてはいけないこと、
    正しいことを求めること、
    大過ないことも大事なことであること、
    良いことをしても、褒められることを求めてはならぬこと、
    小事も手ぬかりせず、人が見てないからといって欺くこ

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    2016年08月14日

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