牧野邦昭の作品一覧
「牧野邦昭」の「石橋湛山との対話―「危機の時代」を歴史洞察する」「1918⇌20XX 歴史は繰り返す【WOP】」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
2026/10/01「石橋湛山との対話: 『危機の時代』を歴史洞察する」
船橋洋一
日本単独の日本史はない 「世界の中の日本史」を痛感する。日本史と世界史を一体で学ぶ必要がある。
戦前の日本も、対米・対欧、対中華、対アジアの関係の中で、日本の行動を迫られ、実行に移していたのが実情。後世になって、日本が独自の判断で歴史を切り拓いたような歴史の書きぶりは大きな誤りであり、禍根を残す。
ex 近衛文麿「英米本位を排す」「今後蒋介石政府を相手にせず」
国を滅ぼすスタンドプレイ
「小日本主義」世界の流れをどう読むか 民族自決 反植民地主義 反帝国主義
さらに植民地経営は経済的にペイしているのか、リアリスティックな検証も必要
100年後の現代、再び人類は同じような課題に直面している
次の時代の新しい理念の取り込みに今度は成功するだろうか?
石橋湛山への質問が残る
Posted by ブクログ
猪瀬直樹の総力研に関する本は既読のため、いかに優秀な人材がいても、最終的に判断する人が駄目だと悪い方向に行くのだなと思って読み進めていたら、ダニエル・カーネマンのプロスペクト理論の事を書かれていて、なるほどと思わされた。開戦に反対意見の武藤章の「闘わずにシャッポを…」の意見なんか理屈が通っているようで、多くの人命を失わせるにしては軽いなと思ったし、永田鉄山が生きていたらどう判断したんだろうと、思わず想像が膨らんだ。
何れにしても、ドイツの戦果に頼らざるを得ない答えが出ていても戦争に向かって行く日本は何とも残念。
ただ、戦争を後押ししたのは、日本国民であるというのも事実なので、同じ事が繰り返されないように、歴史を常に学ぶ必要がある。
100%負ける未来を選べるか?
1945年8月6日、広島。1945年8月9日、長崎。両都市への原爆投下のあと、日本の無条件降伏によって終わった太平洋戦争。あの戦争がなぜ起きたのか?防ぐ方法がなかったのか?一度でもそう思ったことがある方にはぜひ読んでほしい良書。
これまで“残っていない”とされていた「秋丸機関」という旧陸軍の経済研究チームの研究報告書が発見された。その内容や経緯を分析する中で、著者は、日米の国力に20倍程度の差があること、そして勝てる可能性は極めて低いことを、当時の意思決定者、さらには国民も広く知っていたことを証拠より明らかにする。
ならなぜ“開戦”という一見非常識的な判断がなされたのか?その理由を著者は現代の行動経済学と、社会心理学の知見を用いて説明を試みる。
筆者は“戦争”と聞くと、どうしても、当時は“特別”な状況にあって、今日の平和裏に暮らしている我々が普段できているような合理的な(?)判断ができていなかったのではないか?というイメージを漠然と持っていたが、この書籍により完全にそのイメージはひっくり返された。当時の判断は“特別”ではなかったのだ。と同時に、同じ選択肢を示されたときに、筆者も同じ選択(=開戦)をする気がしてならない。
同じ状況に置かれたときに別の選択肢が選べるのか?あるいはその時はすでに手遅れであり、もっと前に別の選択肢を選ばないといけないのか?そのようなことが可能なのか?愚かな選択を繰り返さないために何が必要なのか、考えを深めるきっかけとなると思う。