シェリー・ケーガンの作品一覧
「シェリー・ケーガン」の「「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義」「「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義 完全翻訳版」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「シェリー・ケーガン」の「「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義」「「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義 完全翻訳版」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
ビジネス・実用
ビジネス・実用
Posted by ブクログ
本書は、死についての答えを与えてくれる本というより、「死」を入り口に哲学の面白さを体験させてくれる本だった。
特に印象的だったのは、「私とは何か」「死はなぜ悪いのか」といった、一見当たり前に思える問いを徹底的に掘り下げていく姿勢だ。
私は、死そのものが怖いというより、恋人との時間や、まだ出会っていない本や映画など、未来の可能性を失うことを惜しいと感じていることに気づいた。
また、本書を通じて、私の直感と論理は必ずしも一致しないことにも気づかされた。死後には私が存在しないのだから死を恐れるのはおかしいのかもしれない。それでも、別れは悲しく、死を惜しいと思う。
そうした答えの出ない問いを考え続けることこそ、哲学の醍醐味なのだと感じた。
Posted by ブクログ
前半の形而上学部分もかなり面白かった。
これを踏まえた上で後半を読んだ方が絶対良かった。文章の量が多いから出版の問題上省かれたのだろう。近いうちに後半も再読しようかな。
前半は議論するのが難しく、結局どちらの立場を取るべきかが委ねられる場面も多い。魂の不在も証明できないし、人格の同一性問題で、身体説人格説のどちらを支持するかとか。
デカルトの解説
論理的に想像できるから現実でもその通りになりうる。byデカルト
と言う点が間違っている気がする。この前提のせいで論理が成り立たない。と思う。
だけどデカルトの言ってること自体が面白いのには同意する。
プラトン
プラトンはわけわからん。いかにもギリシャの人という感じ。形相とかいうわけわからん概念を都合よくこねくり回してるだけな気がする。
それでもプラトンの解説は面白かった。確かに数字とか美しさっていうものは普遍のもと言えるかもしれない。美は基準が時代や場所で大きく変わるけれども、確かにあるコミュニティでは概念として存在し得るもので、その概念は現実の物体に左右されにくいように感じる。
人格の同一性の問題はほんとにわからん。
私は人格説を支持する。
メトシェラのケースも致命的だとは思えない
極悪人が極悪人であった頃の記憶や欲求をすっかり忘れてしまって善人になり得るとしたらそれは望ましいことだと思う。
それに100000年という時間の幅によって煙に巻かれた気もする。我々は2歳とか一歳の時の記憶を覚えていないことで絶望に暮れるということは稀だし。同じ人格を持って生き延びたいという主張には概ね同意するけど、完全になくなることを全く望まないか、と言われるとそれは別な気もする。
無くならないに越したことはないけれど、それ以降の人生で変わっていった価値観だとしたらそれは自分がより良いと思う方向に進んでいっているわけだから悲観しなくて良い気がする。無くすような記憶はそこまで重要ではないとも考えられる。
縮小版は裏表紙のコピーがチープだった。完全翻訳版にはそれが無くなっていて良い。表紙のコピーも無くして良いと思う。
人は、必ず死ぬ。
だからこそ、どう生きるべきか
2行目に句点がないのも気にかかるし、本書のテーマとズレてる気がする。確かに死の捉え方が変われば我々の生き方は変わるだろうが、本書を表すコピーとしては死の捉え方に関するものの方が適しているのではないか?と個人的には思う。
Posted by ブクログ
筆者の論が綺麗に進んでいくからこちらも賢くなったような気がして楽しい本。説得してみせよう、とい前書きで述べられていたので、説得されてみようと、かなり素直に無批判に読んだ。ところどころ引っかかる点はあったけれど(例えば我々読者は筆者の述べるほど素直にある物事を信じるのは難しい。)たしかに7割8割は彼の言っていることに納得した。自殺の合理性だとか、不死が悪いものであるだとか。けれど死は恐れるべきではなく感謝するものだとかは若干無理がある気がする。剥奪説に則って、死が、我々の人生から、今後起こり得た素晴らしい出来事を奪うことが理解できるために悲しみを抱く。というところまでは納得できる。しかし、少しばかりでも経験できた、経験していることに対して感謝を抱くべきだ、までは繋がらない。
この本は短縮版らしい。失敗。完全版もどうやら出ているらしいのでそちらも買うことにした。