アンソニー・トゥーの作品一覧
「アンソニー・トゥー」の「サリン事件死刑囚 中川智正との対話」「毒 サリン、VX、生物兵器」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「アンソニー・トゥー」の「サリン事件死刑囚 中川智正との対話」「毒 サリン、VX、生物兵器」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
まさか、このテーマの本で感動するとは思わなかった。。
■ 著者アンソニー・トゥ氏
台湾生まれ、日本が台湾統治をしていた時代に日本語教育を受けていたため 日本語で死刑囚の中川と直接対話できたことが、事件解明において決定的だった。
日本の加害の歴史すら、数十年後には人類の命を救うことに転化する可能性がある――という逆説的なつながり。日本がやった歴史はともかく、台湾統治時代からその糸がつながっていたかと思うと、感慨深い。
科学者としてだけでなく、歴史のなかで事件と事件、人と人を「つなぐ」存在だったことに、圧倒される。
■ 中川智正
マレーシアでのVX暗殺事件を見て「これはVXだ」と即答できた
Posted by ブクログ
著者であるアンソニー・トゥー氏と中川智正元死刑囚との面会及びメールでのやり取りの記録と、そこから見えるオウム真理教幹部の役割や、サリンやVXなどの化学兵器、ボツリヌス菌や炭疽菌などの生物兵器開発の過程をまとめたもの。
死刑囚との対話の過程(手続き的なものを含めて)や確定死刑囚の処遇等々からして初めて知ることが多かった。また、中川氏の人となりについても、初めて触れる部分が多かった。ここまで情報交換をし、その上で一連の事件の考察ができたのは、著者が中川氏を一人の人間、もしくは科学者として敬意を払い、関係を丁寧に構築したこと、その信頼に中川氏が応えてきたことが大きいように思う。
最終章「中川氏最