作品一覧

  • ライシテから読む現代フランス 政治と宗教のいま

    ライシテから読む現代フランス

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻924円 (税込)
    数々のテロ事件を受け、フランスはいま政治と宗教、共生と分断のはざまで揺れている。国内第二の宗教であるイスラームとの関係をめぐり大統領選挙の主要争点ともなったライシテとは何か。憲法1条が謳う「ライックな(教育などが宗教から独立した、非宗教的な、世俗の)共和国」は何を擁護しうるのか。現代の難題を考える。
  • もうひとつの戦後80年 「終わりと始まり」の1995年から考える

    もうひとつの戦後80年 「終わりと始まり」の1995年から考える

    ビジネス・実用

    3.5
    1巻693円 (税込)
    「失われた30年」の長い停滞が始まった頃――.1995年に文芸評論家・加藤典洋の「敗戦後論」が提起した論争を入り口に,戦後80年を経た今も未完の戦後責任問題,対米従属から抜け出せない「日本の袋小路」,「戦後」を論じる批評世界の「切断と接続」をめぐって言葉を交わす.混迷を深める諸問題に向き合うための真摯な対話.

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  • 男性性の探究

    男性性の探究

    小説・文芸

    3.5
    1巻1,870円 (税込)
    ひとりの男性として自分は何が語れるだろうか? #MeToo運動をきっかけに覚えた、男性としての居心地の悪さ、動揺、そして目覚め。 フランスの哲学者・宗教社会者である著者が、男性支配の構造と、その解体を語る。 リオジエが問題視するのは、女性の身体に向けられる男性の視線である。歴史的・社会的・文化的に培われてきたこの眼差しが、女性を客体化(objectiver)し、もの(objet)として所有すること、資本として蓄積することを可能にしてきた。そのようにして男性優位の構造が形作られてきた。そこに問題の核心がある。(「訳者解説」より)
  • もうひとつのライシテ ケベックにおける間文化主義と宗教的なものの行方

    もうひとつのライシテ ケベックにおける間文化主義と宗教的なものの行方

    ビジネス・実用

    -
    1巻7,260円 (税込)
    北米にあってフランス語を唯一の公用語とするケベックでは,厳格な政教分離とは異なる間文化主義的なライシテが独自の発展を遂げてきた.そこに見られる調整の精神が,ポスト世俗と言われる現代社会において持つ意味とは.長年ライシテ研究を続けてきた著者が,ヴェール問題,宗教教育,裁判の事例にまで踏み込んで論じる.

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  • UP plus「暴力」から読み解く現代世界

    「暴力」から読み解く現代世界

    ビジネス・実用

    -
    1巻2,750円 (税込)
    2019年、香港の大規模デモと政治危機、2020年5月、アフリカ系アメリカ人のジョージ・フロイドさんが白人警官に首を圧迫されて死亡した事件からのBlack Lives Matter(BLM運動)、2021年2月のミャンマー国軍のクーデターによる民衆への弾圧、そして、2022年2月のロシア・プーチン政権によるウクライナ侵攻……。世界は今、暴力で覆われている。これらの暴力を生み出しうる構造を解き明かす。

ユーザーレビュー

  • ライシテから読む現代フランス 政治と宗教のいま

    Posted by ブクログ

    ライシテがフランスにおける政教分離であるという端的な理解を覆し、重層的な仕組みであることを詳しく解説。カト=ライシテというカトリックが有利なライシテにおいて、イスラームはライシテという名に置いて差別される。とは言ってもイスラームの人々の立場は多種多様で、ライシテを称賛するものもいればその改善を求めるものもいる。また、日本におけるライシテという考えも面白かった。

    0
    2026年06月07日
  • ライシテから読む現代フランス 政治と宗教のいま

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    カトリック対ライシテ から
    イスラーム対カト・ライシテ へ

    宗教を管理するライシテや信教の自由を保証するライシテなど、

    もとはイスラームによる抑圧から女性を守るためのヒジャブ着用禁止の法制化

    フランス史におけるマイノリティ宗教とマジョリティの対立としてのライシテ(カラス事件、ドレフュス事件、ヒジャブ事件)

    日本のライシテ
    →宗教的多様性国家だからこその宗教を信じることへの不寛容

    0
    2025年12月08日
  • もうひとつの戦後80年 「終わりと始まり」の1995年から考える

    Posted by ブクログ

     2025年8月2日に東京大学で開催されたシンポジウム「戦後50年+30年としての現在から、世界に言葉を与える」での報告と討議を記録したもの。当日は会場で参加していたが、高橋氏・三牧氏の報告に対して、そのときは何を言いたいのかよくわからなかった須藤氏の報告が活字になって、やっと少し内容を理解できた気がする。

     日本社会にとっての「ポスト冷戦」の論壇の画期の一つとなった加藤典洋と高橋哲哉による論争をめぐって、「ポスト冷戦」の終焉を強く意識させられる現在から改めて振り返ろうというコンセプトのイベントだったが、(そこにつながる萌芽はいくつか感じられたものの)1995年の論争で結局は何が問われたのかを掘り下げる時間にはならなかった。おそらくそれは、司会の伊達聖伸の力不足(勉強不足?)によるものだろう。加藤の議論が「ポスト冷戦」期の日本に突きつけられていた戦後補償裁判に冷水をかけるものだったという高橋氏の指摘は成るほどと思ったが、高橋氏が加藤を「ネオ・ナショナリスト」と意味づけてしまったことで、議論の土俵がどう変わってしまったか、そのことでどんな論点が見えなくなってしまったかは改めて検証されるべきと思う。
     加藤の議論は「歴史修正主義」でも、「新しいナショナリズム」でもなかった。むしろ彼の議論は「戦後民主主義」主流の国民共同体のイメージを更新するものだった。だから日本社会の右傾化・軍事化の中で、政治的な立ち位置として相対的に左、リベラルの側に見えるようになった、ということなのだろう。彼の議論には「ポストコロニアル」という観点はない。1995年の加藤の議論は、その意味で政治的な議論の場の選択肢を狭めることに貢献したわけだ。

    0
    2026年09月12日
  • 男性性の探究

    Posted by ブクログ

    宗教などを専門とするフランスの社会学者が#Me Too運動を受けて本書を著したラファエル リオジエと、それに共感して翻訳をした伊達聖伸に感謝と敬意を表したい。

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    2023年02月26日
  • 男性性の探究

    Posted by ブクログ

    女が女の主張を聞いてばかりではなく、女だけど男の主張も聞きたいと思って読んだ。

    以前読んだ「進化心理学〜」とはまた少し違った角度からのアプローチ部分もあった。どちらが正しいとも、間違っているとも言えないと思う。
    男らしさがあることにより女らしさが作られてきたという定義はわかりやすかった。

    一つ言うなら、翻訳が英文そのまますぎて、"it"から来る"こそあど言葉"が多く読みにくかった。

    0
    2021年09月26日

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