森田正馬の作品一覧
「森田正馬」の「新版 神経質の本態と療法」「新版 神経質問答」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「森田正馬」の「新版 神経質の本態と療法」「新版 神経質問答」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
再読。
この本は、形外会の記録(森田全集第五巻)の参加者、そして森田自身によって、読むだけで神経質が治った、と繰り返し言及されている伝説の書である。
この名著には、今から思うととてつもなく革命的な強迫観念の定義がなされている。
いわく、「強迫観念とは、自ら思うことを思うまいとする心の葛藤のことに名づけられたものである」と。
通常強迫観念は、自分の意思に反して不合理な観念が繰り返し起こることとされている。
森田では、観念が不合理ということは要件にされない。そして、繰り返し起こるのを避けようとするからこそ生じるのであるという発想の逆転により、強迫観念という病態の本質、原因論までこの一行で言い尽くし
Posted by ブクログ
森田正馬の言葉は、いつも、常に、異様なほどの力強さに貫かれている。
禅の老師が自ら達した境地から人を導かんと語り出す言葉に血涙が滲み出すのに似ている。
森田療法におけるキーワードの一つ「心機一転」とは何かが、見事に語られている箇所を引用する。
「心機一転とは、平生内向性の心が、次第に変化して、ある機会に一転して、外向的となることである。その手段としては、第一に、自分の病状をいわないこと、書かないことで、第二には、仕事を乗りきることの二つである。」
苦痛はこれについて語らない。苦痛と裏腹の生の欲望、純な心が発動するにまかせて働く。
平明だが、深く、実践は困難な行である。