伊藤薫の作品一覧
「伊藤薫」の「生かされなかった八甲田山の悲劇」「八甲田山新たな真実」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「伊藤薫」の「生かされなかった八甲田山の悲劇」「八甲田山新たな真実」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
映画「八甲田山死の彷徨」を見た人なら、徳島大尉に憧れたことだろう。高倉健演じる徳島は冷静沈着、用意周到で、寡黙ながら思いやりを感じさせた。ところがどっこい資料を丹念に調べると全く正反対だったりする。この企画そのものが福島氏(映画では徳島)の出世欲と虚栄によって成立した側面もあるようだ。ただ確かに冷静沈着で用意周到ではある。案内に立った地元の村人への扱いが苛烈極まることが映画との決定的な相違で、村人たちは後遺症に苦しめられ、悲惨な余生を送った者もいたという。もう一方の神成大尉たちのダメさは言うに及ばず。著者は現役自衛官時代に八甲田山の雪中行軍を実体験しているのでその経験も活かした叙述には信頼を置
Posted by ブクログ
映画「八甲田山」は観たことはなかったが内容はなんとなく知っていた。やはり映画と同じように成功したほうの隊のトップはちゃんとした人なんだろうなと軽い気持ちで読んだら全く違っていたので驚いた。どちらの隊でもこんな上司の下で働くのは嫌だ。ましては生死が関わる場所でのところとなると・・・。部下を人と思わず、道案内人の恩を仇で返すような態度をとる上司って本当にどこの時代でもいるんだな。こういう人たちがいなくなればもっと日本が、世界が変わっていくんだろうな。
本当に備えあれば患いなしです。
防げたであろう事故だったのにと思うと亡くなった人たちが可哀そうです。