金弘潤一郎の作品一覧
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ビジネス・実用
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Posted by ブクログ
RPAの威力
ロボットと共に生きる働き方改革
著:安部 慶喜 著
著:金弘 潤一郎
出版社:日経BP
RPA Robotic Process Automation を使い方の面から解説した書です。
RPAとは、「(ソフトウェア)ロボットを使って手順を自動化する」ということです。
コンピュータの中に、ソフトウエアロボットを導入して、これまで遅れてきた事務=オフィスの生産性を上げましょうというのがその狙いです。
内容は以下です。
・工場の生産ラインに産業用ロボットを入れるのと同様に、事務作業にソフトウエアロボットを導入して、オフィスの生産性を向上させるが目的です。
・AIとRPAの違い
AI:人間がルールを教えなくても、大量のデータを学習・解析しそこにひそんでいるルールを推論により自ら発見し定義することができる。
なかなか、100%には達せず、時間も費用もかかる
RPA:人間が決めたルールどおりに動くのでそのルールの範囲では100%正しい結果を出してくる。単純作業、小粒業務が大量にある場合に効果的
RPAは実践的なツールなのですぐ使える
・RPAは小さく始められる。導入企業の半数が、1カ月以内に導入できたとのアンケートがあり
・さらに、RPAでは、導入企業の97%が、5割以上の時間短縮を実現できたと回答。
・RPAの目的は6つ
①業務正確性担保(間違い防止)
②競争力強化
③業務の見える化
④業務負荷の削減、作業の平準化
⑤コンプライアンス(不正防止)
⑥余力創出(人をより付加価値の高い仕事へシフト)
・RPAの適用業務
①チェックロボ
②データ集計ロボ
③対話型ロボ
④登録型ロボ
⑤つなぎ型ロボ
・これまでの業務のシステム化はウォータフォールが主体:時間も金もかかる
・RPAでは、アジャイル方式ですぐ始められる、すぐ結果がだせる ⇒ 短サイクル化で業務のシステム化ができる
・POC Proof of Concept :概念実証を実施して、現場で実業務にRPAを組み込んで効果を実感してもらうところからスタート
・PRAにはさまざまなタイプがある (個人向け・組織向け)×(業務ユーザ向・システムエンジニア向け)の組み合わせで4通り
個人のPCに入れるタイプではなく、「サーバをたてる組織向け」で変更が容易な「システムエンジニア向け」が推奨タイプ
・現場主導でも、セキュリティやインフラ管理の面等からも情報システム部門と連携して導入しよう
・RPAが苦手な業務
①非定型業務
②人の判断がたくさんあるシステム:ロボットは、判断ができない
③画像として表現されている文字を読み取る業務(RPAでは単独でできない)
・RPAの適用事例
①入力業務(OCRと組ませてイメージをスキャン)
②見積作成
③請求処理
・これからのRPA
①AIやOCR、PDFなどと融合してDXの中心へ
②ERPと連携し、基幹システムと補完関係へ
③業務プロセスを分析し、他システムと連携して、系全体を自動化へ
目次は次の通りです。
はじめに 想像を絶する「RPAの威力」
第1章 RPAの本質
1-1 人間とロボットが共に生きる時代に
1-2 働き方改革の大本命
1-3 採用企業は急増し数百社に
1-4 経営にすぐ効く「即効薬」
第2章 進め方と成功のポイント
2-1 考えるより触れ
2-2 業務部門とIT部門がタッグを組め
2-3 運用ルール・体制を考え抜け
2-4 現場を巻き込め
2ー5 最適なツールを選べ
第3章 先進8社の取り組み
3-1 大和ハウス工業
3-2 農林中央金庫
3-3 ブリジストン中国
3-4 帝人フロンティア
3-5 アサツー・ディ・ケイ
3-6 テレビ朝日
3-7 NECマネジメントパートナー
3-8 インテージホールディングズ
第4章 RPAの将来像
ISBN:9784822258276
判型:4-6
ページ数:204ページ
定価:1800円(本体)
2017年11月20日 第1版第1刷発行
2018年02月19日 第1版第5刷発行
Posted by ブクログ
課長レベルが読む本。
著者は、PRAのコンサルタント実績の多いIBM。
RPA導入の流れや、導入時の注意点、各社の導入事例、今後のRPAの展望を紹介。
さすが、コンサルタントが書いた文章は、読みやすく明快(3時間で読める)。
挿絵は、社内の提案書のPPTに使える。
RPA用ツールの紹介や、RPA自体の開発方法は取り扱っていない。
・AIとRPAとで得られる効果、活かせる業務に違いがある。
・得られる効果:
余力創出(高付加価値業務へのシフト)
コンプライアンス(不正防止)
業務負荷の削減・平準化
業務の見える化
競争力強化
業務正確性の担保(間違い防止)
・むやみに業務部門がRPAを使い始めると、とん挫するので当初からIT部門を巻き込む。
・RPAに向き不向きの作業があり、ERPなど業務管理ITツールがリッチすぎるとRPAを活かしづらいことがある。
・社内の業務管理作業に限らず、インターネット上の製品リサーチや相場分析にも応用できる。
・RPAによる自動化の取り組みが、社員の働き方改善のモチベーションを高める。
・今後は、OCR/IA/IoT/BigDATA//ERPが、RPAプラットフォームにつながり、より広範囲に業務をカバーすることになる。
Posted by ブクログ
RPAはホワイトカラーの仕事の生産性を革新的に高める技術であり、かつそれらの技術を利用した業務改革手法とされています。
今人間がパソコンでやってる操作をロボットがやったらどうなるか
24時間働き続ける仮装知的労働者に人間が勝てるはずはありません。
果たして人間は人間にしかできない高度な業務に特化してイノベーションを生み出せるのか
いや生み出せない人間は淘汰されるのかもしれません。
しかし本書はRPAを積極的に導入する企業は従業員の意識や行動もかわるといいます。
これまでの業務をいかにロボットに取り組むか考えるようになるからです。
逆にRPAの威力を活用しない企業はジリ貧になっていくのかもしれません。
もちろん役所も同じ運命なんでしょう。
しかし中の人が変わらなければいくらシステムとしてのRPAを導入してもシンドイかなと思いますσ^_^;
役所の苦手な完璧主義を捨てられるか。
RPAによる自動化は完全自動が必要なわけではなく
費用対効果の面から
完全自動化を目指す業務
人の手作業を残しても構わない業務
この見極めができるかかなと思います。