作品一覧

  • 黒人と白人の世界史――「人種」はいかにつくられてきたか
    4.0
    1巻2,376円 (税込)
    「ヨーロッパ人は、アフリカ人を奴隷にしたために人種主義者になった」。 本書は大西洋奴隷貿易、奴隷制、植民地主義とともに、「人種」がどのように生み出され、正当化されていったのかを歴史的に解明する。 ◎ル・モンド紙が「まるで小説のように読める」と評す、人種の歴史の新たな基本書。
  • レアメタルの地政学 資源ナショナリズムのゆくえ
    4.3
    鉱物を制する国が世界を制する レアメタルをめぐる各国の思惑からグリーンエネルギー政策の暗部、中国次第で揺れる市場……。「レアメタル地政学」の権威によるさまざまな問題点をあぶり出したベストセラー!

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  • なぜデジタル社会は「持続不可能」なのか ネットの進化と環境破壊の未来
    4.0
    「いいね!」が直面する不都合な真実 わたしたちが日々生み出す膨大な「データ」は、何を生み、何を壊したのだろうか――。世界の電力の10パーセントを消費するデジタル技術と「スマート」な生活の先にある「真実」とは。気鋭のジャーナリストが世界中を取材してわかったデジタルの暗い断面。

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  • 家族をテロリストにしないために :イスラム系セクト感化防止センターの証言
    4.3
    1巻1,320円 (税込)
    フランスでは、ISのような過激派組織に洗脳される若者が増加し、大きな社会問題となっている。著者は、子どもを組織に取り込まれて苦悩する約400の家族に接し、その恐るべき実態を分析した。 第1部では、組織による洗脳や取り込みの手口が具体的に説明されている。イスラム系セクトのメッセージはインターネットによって流布され、段階を追って巧妙に若者を洗脳していく。食品・薬品やエコロジーへの批判、消費社会のスキャンダルなど、組織が作成する動画を通じて、若者は「世界は嘘だらけで退廃している」という思いを抱く。自室という安全な空間で、次々とパソコン画面をクリックしていくうちに、その思いは「世界をよくするために何かをしたい」「自分はそのために選ばれた人間なのだ」と変容し、より攻撃的で過激な思想へと飛躍していく。 第2部では、組織や洗脳から脱却させる方法を示す。いったん洗脳されてしまった若者を脱却させるためには、家族の協力が欠かせない。脱却に成功した人の体験談や感化防止センターの支援は大きな意味をもつ。 これらの事例は他人ごとではないはずだ。全世界に警鐘を鳴らす生々しい証言である。

ユーザーレビュー

  • なぜデジタル社会は「持続不可能」なのか ネットの進化と環境破壊の未来

    Posted by ブクログ

    デジタル社会に必要な半導体の製造工程における水や電気の使用量・サーバーの発熱に伴う問題・デジタル機器を製造するために必要なレアメタル問題といった様々な観点からデジタル社会の持続不可能性を述べた本。
    デジタル化に乗り遅れたテクノロジー製品は他の製品に比べて利便性が下がり売れなくなるが、デジタル化を進めると環境破壊に繋がりうるという観点は、外部不経済性の問題に通じるなと思った。どう解決していくかを検討していく必要がある。

    0
    2022年12月18日
  • レアメタルの地政学 資源ナショナリズムのゆくえ

    Posted by ブクログ

    自分が鉱物業界に携わる立場であるため、読み終えた時の衝撃が大きかった。
    立場を抜きにしても、データをもとに俯瞰的に語られているため、歴史的、地政学的に得るものが多い。

    昨今、脱炭素化がブームのように叫ばれているが、このようなバックデータを理解して推進している人がどれほどいるのか。
    より多くの人に読んでもらいたいと思う一冊。

    0
    2021年01月17日
  • レアメタルの地政学 資源ナショナリズムのゆくえ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    めちゃくちゃおもしろかったです。過去人類は様々な資源を活用してきました。土、石、青銅、鉄、石炭、石油。そしてこれからのデジタル化とクリーンエネルギーの中心になるのはレアアースであり、それを握っているのは中国を筆頭とした新興国であると。
    過去に先進国が鉱山開発による汚染に対して近隣住民の反発があって、コストダウンも手伝って新興国に鉱山汚染を輸出してきた。さらにその輸出により資源の確保で先進国は弱い立場にある。
    これから新興国でも生活レベルが上がれば地元住民からの反発も予想されるため、鉱山開発も自前主義になっていくのか。枯渇の問題に対して海底資源や宇宙資源開発競争がどう進むのか。今後数十年に渡って

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    2021年01月06日
  • レアメタルの地政学 資源ナショナリズムのゆくえ

    Posted by ブクログ

    グリーン/デジタルテクノロジーの進展が、レアメタル需要を高め、中国の地政学的地位の向上、環境破壊を進める。
    ジェレミー・リフキン「グローバル・グリーン・ニューディール」が指摘しない負の一面に対する指摘。
    事実関係の確認が必要。

    ・レアメタル・レアアースの効用:磁石(動力)、電池、触媒、半導体、エネルギー効率向上等

    環境負荷
    ・電気自動車製造時のCO2排出量はガソリン自動車よりも大きい?
    ・電子機器製品はライフサイクル全体で生じる廃棄物の2%?(2gのICチップを作るのに、約2kgの廃棄物が生じる)
    ・リサイクルはコスト面で採掘に勝てない(合金化されており分離・回収が困難(東京大学岡部徹)、

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    2021年01月24日
  • レアメタルの地政学 資源ナショナリズムのゆくえ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    中国のレアメタル開発と環境負荷の途上国への押し付けと廃棄物には対応しても資源には注目しないライフサイクルアセスメントの不備と。
    さて、日本がどうするのがいいのかはかなりややこしい。実は結構日本はこの辺それなりに出るのではなかろうか。でも鉱山業の環境負荷は明治の御代以前から散々な目にあっている。

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    2020年07月05日

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