作品一覧

  • 松本順自伝・長与専斎自伝
    5.0
    1巻2,079円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 幕末・明治期の2人の医師の自伝。松本は長崎でポンペに学び,幕府の西洋医学教頭と将軍侍医を兼ね,明治期には初代軍医総監となった。長与は松本についてポンペに学び,日本の医事衛生を創始した。
  • すらすら読める蘭学事始
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「我々は之を読む毎に、先人の苦心を察し、其剛勇に驚き、其誠意誠心に感じ、感極りて泣かざるはなし」福沢諭吉(明治23年『蘭学事始』再版の序より)。総ルビつき原文、著者オリジナル現代語訳つき。 ●よくよく考えてみると、その実はありがたいことに、天下太平の世の中であるからできたことである。世の中には学問好きで学問への志の厚い人もいるが、社会が戦争で乱れ、戦いが行われていたならば、どうして学問を創業して、この盛挙に至る余裕があるだろうか、ないのだ。――<杉田玄白「あとがき」より>
  • 絵で読む 江戸の病と養生
    値引きあり
    4.3
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 江戸の人々は、暮らしのなかで病とどのようにつきあい、癒し、いのちを守ったか。病を通して見る江戸の医療文化。医学史研究の第一人者が、錦絵などの絵画資料を通して江戸庶民の生活を明かす。 ●百聞は一見にしかずという諺どおり、絵はことばでは見えなかった情報を豊かに伝えてくれる。たとえば、病人を描いたシーンでは、病人の困惑した顔、家族の病人へのいたわりと当惑、驚きのさまが描かれている。この病の多くは現代では簡単に治る病気である。それがこんなに重くのしかかっていたのかという思いと、現代では、病気への畏れを忘れているから糖尿病など生活習慣病がはびこるのだという思いが去来した。――(あとがきより)
  • 病が語る日本史
    値引きあり
    3.8
    平安時代の人々は病気に罹ると怨霊・物の怪の所為とそれにおびえ、加持祈祷を大々的に行った。また仏教の伝来、遣唐使の派遣は海外の伝染病をもたらした。そして疾病の蔓延は人々を苦しめ、政治を動かし、大きく変えもした。 寄生虫に冒され、結核やポリオも病んだ縄文・弥生の人々、贅沢病ともいえる糖尿病で苦しんだ藤原家一族、江戸時代猛威をふるったインフルエンザやコレラ。 その他、天然痘、麻疹、梅毒、眼病、脚気など、各病気と当時の人びとがいかに闘ってきたかを、歴史上の事件、有名な人物の逸話を交え、〈病〉という視点を軸に展開していきます。 日本武尊の死因・脚気の原因はいつ明らかにされたか? もし武田信玄がガンで急死しなかったら? 具体的な謎解きをまじえ、読者の興味を引き付けながら、それらの病が日本の歴史に及ぼした影響をさぐってゆきます。 医学史研究の第一人者が語る病気の文化史であり病気の社会史です。 原本 『病が語る日本史』講談社、2002年刊 ●主な内容 第一部 病の記録 骨や遺物が語る病/古代人の病/疫病と天皇/光明皇后と施療/糖尿病と藤原一族/怨霊と物の怪/マラリアの蔓延/寄生虫との長いつきあい 第二部 時代を映す病 ガンと天下統一/江戸時代に多い眼病/万病のもと風邪/不当に差別されたらい・ハンセン病/脚気論争/コレラの恐怖/天然痘と種痘/梅毒の経路は?/最初の職業病/長い歴史をもつ赤痢/かつては「命定め」の麻疹 第三部 変わる病気像 明治時代のガン患者/死病として恐れられた結核/ネズミ買い上げ--ペスト流行/事件簿エピソード/消えた病気/新しく現れた病気/平均寿命と死生観 関連文献  あとがき
  • 愛と至誠に生きる : 女医吉岡彌生の手紙
    -
    1巻1,672円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 女性の地位向上のため、女医を育てるため、あらゆる困難を乗り越えて渾身の力を注いだ東京女子医科大学の創立者・吉岡彌生。教え子たちとの心のかよった手紙を通して、吉岡彌生の人となりを浮き彫りにする。
  • 松本順自伝・長与専斎自伝
    -
    1巻2,310円 (税込)
    ※本シリーズに使用している原版データは時間が経過している作品が多いため、一部不鮮明な箇所がある可能性がございます。ご了承下さい。 幕末・明治期の2人の医師の自伝。松本は長崎でポンペに学び,幕府の西洋医学教頭と将軍侍医を兼ね,明治期には初代軍医総監となった。長与は松本についてポンペに学び,日本の医事衛生を創始した。

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ユーザーレビュー

  • 病が語る日本史

    Posted by ブクログ

    日本史を病気という切り口で見ていく一冊。日常的な病気から流行病まで広く概観している。
    ところどころ教科書に出てくる歴史上の人物とクロスオーバーさせているので、自分ごとにしやすく、理解も進む。
    随所で文学作品の記述を通して病気を見ているのも面白い。当時の病気を知る上で文学作品も重要な史料になるようだ。

    医療技術の進歩や衛生環境の改善で淘汰される病気(寄生虫による病気など)があれば、生活習慣の変化によって新たに問題となる病気(生活習慣病や公害病など)もあった。日本人と病気との付き合いにも歴史ありだ。

    1
    2022年02月15日
  • 絵で読む 江戸の病と養生

    Posted by ブクログ

     難病の多かった江戸時代には重病人は医者だけでなく祈禱師をよび癒してもらっていたという。疫病が流行れば無病息災を祈願し、七草粥や節分の鬼やらい、土用の丑の日にうなぎを食べる、絵馬に願掛け、祭をするといった現代にも続く
    年中行事も生まれていった。病に対する当時の風刺画等も掲載されており当時の様子もこの本はわかりやすく書かれている。
     今では病気の原因がわかり予防できることも多いが、当時の人々はそれが叶わなかったことを考えると、いかに病を畏れ不安であったのだろうかと想像せずにはいられない。原因がわからない状況の中、ひたすら病人の苦しみや痛みを除こ
    うと看病する江戸人の人たちの思いは医学が万能でない

    0
    2019年07月30日
  • 病が語る日本史

    Posted by ブクログ

    考古学資料や文献から日本の病気史を辿る。政治史や経済史とは違った面白さがある。
    文章は平易で読みやすい。

    0
    2012年06月27日
  • 病が語る日本史

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    遺跡から発掘される病や怪我の跡。昔は今では亡くならないような病気をこじらせて死んでいく人がたくさんいた。一方、今では歩くのもままならないような大怪我をしながらも自然治癒に任せて生き延びた人もたくさんいた。矢が刺さったまま、骨がかたまってしまった人骨の話は大変興味深い。

    遣唐使を派遣した翌年から、疫病が全国的に広がったらしい。平城京への遷都も疫病を免れるためだったが、遷都によって農民の負担が増えて飢饉を引き起こしたという。

    興味を持つような出来事がたくさん並べられていて、読みやすい一冊。病の世界史なら「感染症は世界史を動かす」「疫病と世界史」を、病の日本史なら本書をおすすめしたい。

    0
    2012年06月10日
  • 松本順自伝・長与専斎自伝

    Posted by ブクログ

    幕末から明治にかけての蘭医、松本良順の自伝です、前半は。っていうか、すいません、後ろ半分の長与さんの自伝部分は読んでません(汗)。

    もちろん文語なのですが、もう明治の頃ですから、読み下すのは難しくありません。近藤勇とか土方歳三が出てくるので、新選組が好きな人にもお勧めですが、それより、当時の科学・医学のレベルがどれほどのものだったか克明に分かって、興味深いです。それだけでなく、蘭学をやった人ですから諸外国の情勢もよく分かっているし、穢多の解放活動をやっていたり、この人、すごいカッコイイ!

    穢多というのは士農工商の四身分のさらに下に位置させられて、動物の死骸処理とか皮なめしとかを仕事にしてい

    0
    2009年10月04日

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