作品一覧

  • 日本の人事を科学する 因果推論に基づくデータ活用
    3.8
    1巻2,530円 (税込)
    ◆働き方改革の実行や、女性管理職の育成、労働生産性アップ、ストレスチェックなど、人事部門は、様々な課題について現状を正確に把握し、数値目標を立てて改善に取り組まねばならなくなった。本書は、多くの日本企業が抱えるこれらの人事上の課題を、データを使ってどのようなに分析し、活用すればよいのかを解説。 ◆著者が、株式会社ワークスアプリケーションズや経済産業研究所(RIETI)と連携して行ってきた研究成果を活かし、具体的に、読者が自分の会社で使えるように解説する。 ◆女性の管理職育成が候補者を選ぶところから行き詰まってしまうのはなぜか、早期退職者を減らすにはどうしたらよいか、労働時間管理をどのように行えば良いのかなど、具体的にいま日本企業が抱えている問題を取り扱う。
  • 男女賃金格差の経済学
    3.5
    1巻2,200円 (税込)
    男女の賃金の平均を単純に比較するだけでは、実態も改善度も分からない。日本企業の実情や男女の行動特性までふまえ、真の格差をいかに測り、改善するか、最新の経済学の実装の仕方を解説する。 2023年のノーベル経済学賞は、ハーバード大学で労働市場における男女格差を長年研究してきたクラウディア・ゴールディン教授が受賞した。また、日本でも企業に男女賃金差の開示が義務化されるなど、男女格差の改善への取組みが注目されている。 ただ、年齢や職種、雇用形態など従業員の属性を考慮しない男女差比較は、実態が分からず、企業が改善努力しても現れにくい。それだけでなく、ジェンダーバイアスや統計的差別といった問題、自己アピールの仕方などの男女の行動特性、男性だけの集まりに情報が偏在する「オールド・ボーイ・ネットワーク」の存在など取り組むべき課題は多い。 人事の経済学の第一人者で、企業と共同研究し実態を分析してきた著者が、経済学研究で明らかになった様々な知見や手法を紹介し、企業の取り組みに活かしやすいように解説する。 【目次】 序 章 後れをとった日本の男女格差への取組み 第1章 男女賃金格差を生み出す社会的構造 第2章 私たちの意識に潜むジェンダーバイアス 第3章 行動特性の性差が引き起こす問題 第4章 男女賃金格差の測り方 第5章 自社の男女賃金格差を理解する8つのポイント 第6章 アクションプランの策定とKPI 第7章 なぜ男女格差の解消が必要になっているのか      ――人的資本理論で読み解く

ユーザーレビュー

  • 日本の人事を科学する 因果推論に基づくデータ活用

    Posted by ブクログ

    これも良い本。こちらは分析結果報告本ではなく、各社の事例を基にこういう切り口でもできますよ、という提案の本。なので人事に関係ない人が結論を求めるとちょっと違うかもしれない。実務者向け。

    0
    2017年07月17日
  • 男女賃金格差の経済学

    Posted by ブクログ

    理論的に男女の賃金格差について書いてあると思います。公務員、福祉で男女差が少ない。銀行不動産などは男女差が大きい。だが大企業は高所得の女性も多く制度もある。どこを切り取るかで見せ方が変わる。そもそもの思い込みで機会を与えられない。評価視点が男性向けで評価されない。

    0
    2025年07月21日
  • 日本の人事を科学する 因果推論に基づくデータ活用

    Posted by ブクログ

    従業員を「コスト」はなく、「資産(あるいは人的資本)」だとする考え方が広がっている。
    2017年初版だが、社内にある人事データを活用して人事企画等を行うべきと提唱しており、今こそ読むべき本だと感じた。
    統計学の知見に乏しい評者はデータ分析そのものは理解出来なかったが、「データ分析により何が分かるのか」をつかむことはできたように思う。
    人事部門や経営戦略部門に在籍している方にオススメ。

    0
    2023年06月24日
  • 日本の人事を科学する 因果推論に基づくデータ活用

    Posted by ブクログ

    いやー良かった。分かんなかったけど笑
    何というのかな、理解できなくても、
    「そうだよな、なるほどな」
    の連続でした。
    こういう人が会社のブレーンでいてくれて、
    会社自体が理解ある組織ならば、
    絶対に良くなると思う。確信した。
    でも、それが難しい笑

    0
    2022年12月20日
  • 日本の人事を科学する 因果推論に基づくデータ活用

    Posted by ブクログ

    統計学を用いて人事制度を分析できるよ!そのためにデータを一元的に蓄積しよう!という趣旨の本。
    「統計的差別というのは自己成就的です。女性は辞める確率が高いから投資をしないという企業の意思決定が、女性にとって継続就業のメリットを下げ、離職を促している」とか、サンプルセレクション問題とか、統計的手法の盲点にも目配りしようとしている。
    その意味では、本書の基礎となるデータが大企業に偏っているという問題点は深刻なのだけど、統計制度の未整備な現状からすると目を瞑るほかないのだろう(議論の混乱を避けるために)。
     
    「ノルウェーも…1993年初頭までは、男性の育児休業取得率は3%しかありませんでした。そこ

    0
    2018年12月30日

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