大湾秀雄のレビュー一覧

  • 日本の人事を科学する 因果推論に基づくデータ活用

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    これも良い本。こちらは分析結果報告本ではなく、各社の事例を基にこういう切り口でもできますよ、という提案の本。なので人事に関係ない人が結論を求めるとちょっと違うかもしれない。実務者向け。

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    2017年07月17日
  • 男女賃金格差の経済学

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    理論的に男女の賃金格差について書いてあると思います。公務員、福祉で男女差が少ない。銀行不動産などは男女差が大きい。だが大企業は高所得の女性も多く制度もある。どこを切り取るかで見せ方が変わる。そもそもの思い込みで機会を与えられない。評価視点が男性向けで評価されない。

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    2025年07月21日
  • 日本の人事を科学する 因果推論に基づくデータ活用

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    従業員を「コスト」はなく、「資産(あるいは人的資本)」だとする考え方が広がっている。
    2017年初版だが、社内にある人事データを活用して人事企画等を行うべきと提唱しており、今こそ読むべき本だと感じた。
    統計学の知見に乏しい評者はデータ分析そのものは理解出来なかったが、「データ分析により何が分かるのか」をつかむことはできたように思う。
    人事部門や経営戦略部門に在籍している方にオススメ。

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    2023年06月24日
  • 日本の人事を科学する 因果推論に基づくデータ活用

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    いやー良かった。分かんなかったけど笑
    何というのかな、理解できなくても、
    「そうだよな、なるほどな」
    の連続でした。
    こういう人が会社のブレーンでいてくれて、
    会社自体が理解ある組織ならば、
    絶対に良くなると思う。確信した。
    でも、それが難しい笑

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    2022年12月20日
  • 日本の人事を科学する 因果推論に基づくデータ活用

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    統計学を用いて人事制度を分析できるよ!そのためにデータを一元的に蓄積しよう!という趣旨の本。
    「統計的差別というのは自己成就的です。女性は辞める確率が高いから投資をしないという企業の意思決定が、女性にとって継続就業のメリットを下げ、離職を促している」とか、サンプルセレクション問題とか、統計的手法の盲点にも目配りしようとしている。
    その意味では、本書の基礎となるデータが大企業に偏っているという問題点は深刻なのだけど、統計制度の未整備な現状からすると目を瞑るほかないのだろう(議論の混乱を避けるために)。
     
    「ノルウェーも…1993年初頭までは、男性の育児休業取得率は3%しかありませんでした。そこ

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    2018年12月30日
  • 日本の人事を科学する 因果推論に基づくデータ活用

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     人事部の仕事は、施策と結果の関係を説明しにくい領域であるが、本書のように、データに基づき分析することで、施策の是非をぜひ論じられるようになってもらいたいものである。ちなみに、本書はデータ分析の勉強にもなる。

     最後にご提案したいのは、「従業員満足度調査で、男女の回答の違いを検証する」という方法です。製造業K社の事例を使って見てみましょう。…
     …まず、女性は男性と比較して、仕事量が少なく、職務グレードに照らし合わせてやや簡単な仕事を与えられていることがわかります。…
     もう一つの傾向として、情報共有についての問題が現れています。特に大きな差となっているのが、「全社的ビジョンや戦略」について

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    2021年08月08日
  • 男女賃金格差の経済学

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    単純に平均値だけを見ていては何も生まれない男女格差。業界、部課など役割によっても大きく変わる。そして何よりバイアスが大きな原因のまま。

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    2025年08月12日
  • 日本の人事を科学する 因果推論に基づくデータ活用

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    人事をデータ分析すべきという本。
    統計の使い方はメイン。
    中間管理職は
    ①情報の収集と戦略立案
    ②他部署との調整
    ③評価と配置
    ④部下の教育と動機付け
    で評価する。

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    2021年07月31日
  • 日本の人事を科学する 因果推論に基づくデータ活用

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    人事に関する分析は、自身の実感・経験を大きく覆すものはなかった

    面白かったエピソードは、
    Abraham Waldの生存者バイアスの下りと、
    離職理由でという下り、優れた従業員は会社を去るのではなく直属の上司を去っていく

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    2020年03月21日
  • 日本の人事を科学する 因果推論に基づくデータ活用

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    本文中にも「PDCAのない世界」と書かれるように、人事評価、処遇、配置、だいたい腰だめで不条理なものだったなぁ、と感じる。
    とはいえ、まぁこんなもんか、というあきらめにも似た、落ち着きどころに収まっているようにも思う。

    しかし、受験も、就職も、会社内人事でも、評価が不条理であればあるほど、本質的な人間評価ではないから、傷つく必要はないという気軽さがあるのも一面の事実か。
    そうした意味ではどうでもいい、逆に科学的に詰めない方がむしろいい分野なのかとも思う。

    のんびりした生活を送り、のんびりした会社にいるからこその感想かとは思うけれども。

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    2018年01月21日