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  • 新版 きけ わだつみのこえ 日本戦没学生の手記
    4.5
    酷薄な状況の中で、最後まで鋭敏な魂と明晰な知性を失うまいと努め、祖国と愛する者の未来を憂いながら死んでいった学徒兵たち。一九四九年の刊行以来、無数の読者の心をとらえ続けてきた戦没学生たちの手記を、戦後五○年を機にあらためて原点に立ちかえって見直し、新しい世代に読みつがれていく決定版として刊行する。

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  • 新版 第二集 きけ わだつみのこえ 日本戦没学生の手記
    4.7
    戦局が破滅的様相を呈し始めた1943年12月、学業を中断されて戦地に向かった学生たちが、死と直面しつつ思索を重ねて遺した手記。本書は63年に『戦没学生の遺書に見る 15年戦争』の表題で刊行されたもの(のち『第二集 きけ わだつみのこえ』と改題)。長く読み継がれることを願い、学徒出陣60年を期して新たに校訂し直した新版。

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ユーザーレビュー

  • 新版 きけ わだつみのこえ 日本戦没学生の手記

    Posted by ブクログ

    亡くなった学生の手記の記録。何故か高学歴の人が多い。未来ある若者の死は尊いがもっと視野を広げて取り上げてもよかったのではと思うところもあった。

    0
    2025年06月28日
  • 新版 第二集 きけ わだつみのこえ 日本戦没学生の手記

    Posted by ブクログ

    戦死した学生の記録だが高学歴の人が多いのが気になる。もっと多くの若者が亡くなったことを思わなくては。

    0
    2025年06月28日
  • 新版 きけ わだつみのこえ 日本戦没学生の手記

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ## 感想

    この本で書かれている方たちが亡くなられた戦争からは、まだ100年も経っていない。

    歴史上でみれば、ごく最近。

    多くの方の手記に、

    「人間性を失いたくない」

    というような言葉が見られる。

    戦争は、それだけ人間を獣にしていくことであった。

    まだまだたくさん学び、日本を支えていくはずだった人たちを駆り出し、死なせてしまう。

    手記にある言葉は軍の検閲がかけられているから、本当に学生たちが言いたかった胸の内とは違うかもしれない。

    けれど、それでも滲み出る、軍への不信感、もうすぐ消えると分かっている自分の命への悲しみや悔しさ、その中にあっても自分を高めていこうとする精神。

    0
    2025年05月25日
  • 新版 きけ わだつみのこえ 日本戦没学生の手記

    Posted by ブクログ

    遺書だと思い購入したのですが、日記や手紙が多く少し戸惑いました。しかし、殆どの人達が現代人と同じ様に自由で平和な世の中を望みそれでも、日本は負けてはならない、勝たなければいけない、だから私は戦うのだ、と自分の気持ちを整理し必死になって戦い続けたのだと思うと我々現代人がらその意志を継ぐ必要性を感じました。
    もっと多くの戦争を知らない世代がじっくりと読むべきだと思います。

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    2025年04月01日
  • 新版 きけ わだつみのこえ 日本戦没学生の手記

    Posted by ブクログ

    太平洋戦争に徴収され命を落とした戦没学生の手記集。本の存在は昔から知ってましたがやっと読みました。遺書ではなく手記なんですよね。もちろん遺書的なものもあるし、遺書でなくとも悲壮感のあるものが多いのですが、それでも徴兵前や徴兵後の日々の中でみんな色々なことを感じ、考えてながら生きていたことが日々の日記や、短歌や詩、家族や知人への手紙の中に表れています。失われてしまった声に耳を寄せると共に、高学歴ではなく手記を残す習慣のなかった多くの若者たちにも想いを馳せたい。今後も多くの人に読まれ続けていってほしい本です。

    0
    2023年09月05日

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