日本戦没学生記念会のレビュー一覧

  • 新版 きけ わだつみのこえ 日本戦没学生の手記

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    亡くなった学生の手記の記録。何故か高学歴の人が多い。未来ある若者の死は尊いがもっと視野を広げて取り上げてもよかったのではと思うところもあった。

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    2025年06月28日
  • 新版 第二集 きけ わだつみのこえ 日本戦没学生の手記

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    戦死した学生の記録だが高学歴の人が多いのが気になる。もっと多くの若者が亡くなったことを思わなくては。

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    2025年06月28日
  • 新版 きけ わだつみのこえ 日本戦没学生の手記

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    ネタバレ

    ## 感想

    この本で書かれている方たちが亡くなられた戦争からは、まだ100年も経っていない。

    歴史上でみれば、ごく最近。

    多くの方の手記に、

    「人間性を失いたくない」

    というような言葉が見られる。

    戦争は、それだけ人間を獣にしていくことであった。

    まだまだたくさん学び、日本を支えていくはずだった人たちを駆り出し、死なせてしまう。

    手記にある言葉は軍の検閲がかけられているから、本当に学生たちが言いたかった胸の内とは違うかもしれない。

    けれど、それでも滲み出る、軍への不信感、もうすぐ消えると分かっている自分の命への悲しみや悔しさ、その中にあっても自分を高めていこうとする精神。

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    2025年05月25日
  • 新版 きけ わだつみのこえ 日本戦没学生の手記

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    遺書だと思い購入したのですが、日記や手紙が多く少し戸惑いました。しかし、殆どの人達が現代人と同じ様に自由で平和な世の中を望みそれでも、日本は負けてはならない、勝たなければいけない、だから私は戦うのだ、と自分の気持ちを整理し必死になって戦い続けたのだと思うと我々現代人がらその意志を継ぐ必要性を感じました。
    もっと多くの戦争を知らない世代がじっくりと読むべきだと思います。

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    2025年04月01日
  • 新版 きけ わだつみのこえ 日本戦没学生の手記

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    太平洋戦争に徴収され命を落とした戦没学生の手記集。本の存在は昔から知ってましたがやっと読みました。遺書ではなく手記なんですよね。もちろん遺書的なものもあるし、遺書でなくとも悲壮感のあるものが多いのですが、それでも徴兵前や徴兵後の日々の中でみんな色々なことを感じ、考えてながら生きていたことが日々の日記や、短歌や詩、家族や知人への手紙の中に表れています。失われてしまった声に耳を寄せると共に、高学歴ではなく手記を残す習慣のなかった多くの若者たちにも想いを馳せたい。今後も多くの人に読まれ続けていってほしい本です。

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    2023年09月05日
  • 新版 きけ わだつみのこえ 日本戦没学生の手記

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    毎年8月になると、戦争関連の本が読みたくなる。本書は前に一度読んだことがあったものの、今回はより深く心に感じるところがあった。
    それぞれの方の亡くなった日を確認して、掲載されている文書が亡くなるどれくらい前に書かれたものなのか、という点に着目しながら読むと、なんともいえない切なさが増してくる。
    自分の死期をある程度予測できていた(特攻・刑死など)人と、おそらく予測できていなかったであろう(戦死・病死など)人とで、文から伝わってくるものも異なる。前者はある種の諦観や、人生の整理といった感じが強く、後者は当然ながら、自分の命がまだ続くものという前提で、本当に日常の記録といった感じ。「●●がしたい」

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    2022年08月10日
  • 新版 第二集 きけ わだつみのこえ 日本戦没学生の手記

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    「国に殉ずるということ,戦死するということ-それは何も犠牲といわれるべきものではなくて,ある人間の,ある時代における生き方ー必死の力をこめた生き方そのものなのである.」(p.165 長門) 「故国のことは忘れ果てる.ただ知性の活動は瞬時も忘れてはならない.知性の修練,軍隊における知性の修練がどんな結果を生ずるか?それを実験して見せてやる.学徒士官の道を見よ!わが棘の道を見よ!」(p.204 松永) 文章力も人生観もとても敵わないと思った一方,残した人への思いや死への心持ちが切実で,同じ人間なんだなぁと.
    「この地上に踏みとどまること,あの世へ逃げ込まぬこと-真個の宗教生活はそこから始まるのです

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    2022年07月15日
  • 新版 きけ わだつみのこえ 日本戦没学生の手記

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    戦没学生の手記集、今読んでも胸が締めつけられる。辞世の歌を遺している若者も多い。いくつかを引く。「手折りたる土筆なつかし故郷の妹がつみしも同じこの季節(ころ)」「わが妹は母しなければとつぐ今日誰が帯結び粧いするらん」「赤き実を雀ついばむ袋路に吾をまつらんか幸薄き叔母」「ふるさとの背戸に匂わん野いばらの白き花がきいまもつづくや」「かくてこそ人も果てなむ爆雷に打たれて魚数多浮きおり」「蒼く澄みて鷗の遊ぶこの波の底うすぐろき死の光あり」「硫黄島雨にけぶりて静かなり昨日の砲爆夢にあるらし」「しまらくのいのちにあればむらさきのけむりの舞はかなしかりけり」「おののきも悲しみもなし絞首台母の笑顔をいだきてゆ

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    2021年03月25日
  • 新版 きけ わだつみのこえ 日本戦没学生の手記

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    "戦争とは若者を否が応でも大人にさせる。死を意識した生活を強いられる。太平洋戦争時に若者が恋人や親に宛てた手紙を集めたのが本書。
    仮に、私が当時にいって同じような体験を強いられたときにこんなコメントは書くことができないだろう。
    一つ一つを大切に読み続けたいと少しずつ読んでいった。
    今の平和にあらためて感謝するとともに、襟を正しておてんとうさまに恥じない生き方を誓う。
    そんな気持ちにさせてくれる。"

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    2018年10月28日
  • 新版 きけ わだつみのこえ 日本戦没学生の手記

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    本書は、第二次世界大戦で命を落とした若者たちが残した手記、遺書を集めたものである。死を目前にした若い命が、過酷な運命とどのように対峙したのか、赤裸々な葛藤がここにある。恐怖に打ち震え、己の悲運を嘆くもの。死に挑んでまだ学問への執着を失わないもの。残してきた若妻と幼子の将来を心配するもの。家族、特に母親に対しての親不孝を悔いるもの。と、さまざまであるが、ほとんどの人に言えることは、過酷な運命が、彼らの精神を急激に成熟させたことである。これにより、どの遺稿を読んでも極めて純度の高く、読むもの胸を締め付ける。その生々しい臨場感は、息苦しいほどである。特に、木村久夫氏(戦犯として死刑)による本書最後の

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    2018年10月23日
  • 新版 きけ わだつみのこえ 日本戦没学生の手記

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    小学生のときの課題図書。全てが真実でしかない分、突き刺さるし、私達は目を背け、知らないことにしてはいけない。

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    2018年05月05日
  • 新版 きけ わだつみのこえ 日本戦没学生の手記

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    現代の私たちは、輝かしい青春、そしてその若き命を犠牲にせざるを得なかった彼らに誇れるような国を作れているのだろうか。彼らの青春の日々、命を奪った悲しき歴史。彼らは。今の日本をみて何を思うのだろうか。

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    2018年02月22日
  • 新版 きけ わだつみのこえ 日本戦没学生の手記

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    ネタバレ

    第二次大戦により戦没された方々の手記。
    家族や友人、恋人を守る為に、死を前提とした戦地に赴く若者達の思いが綴られていて読むのが凄く辛かった。
    検閲を潜り抜けるために書けることにも制限があるが彼らが国に対しての疑問や矛盾を感じ取っていたことは充分伝わってきた。
    もっと学びたかっただろうし、もっと生きたかっただろうに欺瞞と葛藤を抱えながらも静かに諦観し、無残に散っていった命を思うと涙が止まらなくなった。
    今、私が享受している平和は彼らが切り開いてくれた道。この本の中で息づく魂を無駄にはしたくないと思う。

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    2016年11月21日
  • 新版 きけ わだつみのこえ 日本戦没学生の手記

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    長く手に取らずにこの歳になりましたが、ついに繙きました。未来ある若者にこのような文章をしたためることを余儀なくさせる日が二度と来てはならないと思います。

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    2016年10月14日
  • 新版 きけ わだつみのこえ 日本戦没学生の手記

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    何度も読み返したい。
    自分が毎日どれだけふわふわ生きてるのかと思い知らされる。
    明日はないかも、今日死ぬかも、隣の人にはもう会えないかも、日本はどうなるんだろう、家族は
    半端じゃない覚悟と葛藤があったんだろうなと思う。
    この人が日本の政治を担っていたらどうなっていたか、、と思うことも多々
    1回目は彼らに、2回目はその銃前銃後に思いを馳せて。

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    2015年01月30日
  • 新版 きけ わだつみのこえ 日本戦没学生の手記

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    もっと早く読めばよかった。

    これまで戦争に関する本は何冊か読んできた。
    だけど。
    時間を、自由を、望みを、そして命まで。
    理不尽に国家に奪われた人たちの本当の「言葉」。
    これ以上心に重く響くものはなかった。

    そして、時間の過ぎ行くままに生きてるのを恥ずかしく思った。
    今の私は彼らが渇望したものを持っているのに。

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    2013年05月17日
  • 新版 第二集 きけ わだつみのこえ 日本戦没学生の手記

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    「新版 第二集 きけ わだつみのこえ」日本戦没学生記念会編
    戦没学生遺稿集。檜皮色。

    なげけるか いかれるか はたもだせるか きけ はてしなきわだつみのこえ

    嘆いていたのか
    憤っていたのか
    はたまた
    黙していたのか
    彼ら海つ神、英霊が永遠に遺した言葉を聞きなさい

    というところでしょうか。
    この巻頭辞にあるように、学を修めたのち、また学半ばにして召集され志願していった戦没学生たちが書き遺した思いは、単純においそれと解釈できるものではなく、
    人道と国家の狭間におかれた懊悩、死を目前にしてふつふつと綴られる人間観、家族への愛、軍隊に在る矛盾やインテリの無力感など…
    語弊はあるかもしれませんが、

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    2013年03月16日
  • 新版 きけ わだつみのこえ 日本戦没学生の手記

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    絶対に読んでほしい。



    まず、この本の初版発行が戦後すぐであること、
    戦争を賛美する手記を
    あえて載せない決定を下すまでの過程
    その後何十年間にも渡って増版の度に
    編集後記でそのことについての議論が行われたことが
    すべて載せられている点において、高く評価したい。

    今まで勝手に考えていた戦時中の若者のイメージを、
    覆すことがいくつもあった。
    ほとんどのひとが18~20代前半。
    その聡明さ、ひたむきさに尊敬の念を覚えた。

    とにかくできるだけ多くのひとに読んでほしい本です。

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    2013年03月02日
  • 新版 きけ わだつみのこえ 日本戦没学生の手記

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    心からご冥福をお祈りしたいと思いました。多くの命が理不尽に消えた事実を決して忘れてはならないのです。死を前にして、きっと彼らは心の底から悔しかったのではないかと想います。なぜ、自分は死ななければならないのか、納得した死など無かったはずです。多くの方々の死によって今の私たちがあるのだということに感謝しなければなりません。

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    2012年05月26日
  • 新版 第二集 きけ わだつみのこえ 日本戦没学生の手記

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    本物の声を、わたしは彼等と同じ年頃のときに読んだ
    二十代の人には読んでほしい本
    わたしの人生に欠かせない本

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    2012年02月20日