日本戦没学生記念会のレビュー一覧

  • 新版 きけ わだつみのこえ 日本戦没学生の手記

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    念願の靖国神社への参拝が叶い万感の思いだった。
    ちょうど気象庁の桜開花宣言の撮影をしていた。
    靖国神社の桜が標本木とは知らなかった。たぶん、意味があるんだろうな。

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    2017年02月06日
  • 新版 きけ わだつみのこえ 日本戦没学生の手記

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    改竄されているという声もあるからわからないけれども、ただ読んだところで自虐史観を持つことはなかった。考えさせられることは山ほどあったけど。私は普段ほとんどフィクションしか読まないので、この痛々しいまでのノンフィクション作品は衝撃的だった。

    時代が違うというだけで、考え方、知性、感性、洞察力、文章力………こんなに差が出てしまうなんて。中身もさることながら彼らの文章は本当に見事だ。理知的に観察しているように見えても、誰もがある種の熱を秘めながら、詩的に、繊細に言葉を紡いでいる。当時の学生たちの精神の高さを思わずにはいられない。
    私と同じ歳の人間も、同じ大学の人間もいた。
    彼らが希求した平和を貪り

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    2019年01月16日
  • 新版 第二集 きけ わだつみのこえ 日本戦没学生の手記

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    戦前の大学生は、現代の四流大卒の私の知識とは、比べものにならないぐらいに教養があって、文章の内容が私にはとても難しいのだけれど、でも、しかし、一方で死と向き合った若者がまず第一に家族、特に母親に対しての恋しさを文章にしているところが、お母さんが大好きな若い男の子、悲しくなりました。

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    2022年05月29日
  • 新版 きけ わだつみのこえ 日本戦没学生の手記

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    20歳前後の若者が死について考えさせる状況、死と隣り合わせの状況にする国家は、間違っている。本当につらいです。

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    2022年05月21日
  • 新版 きけ わだつみのこえ 日本戦没学生の手記

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    ことばのひとつひとつが重い。
    74名の戦没学生による遺稿集で、日中戦争期、アジア・太平洋戦争期、敗戦の3部構成。
    氏名、生年月日、出身、学歴、入隊日、死因と階級、死亡時の年齢がまず記されている。
    出版当時の時代背景からの編集意図は感じるけれど、学生が犠牲となったこと、その背後に無数の声なき言葉たちがあるかと思うと虚しく、途方もない。

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    2022年01月12日
  • 新版 きけ わだつみのこえ 日本戦没学生の手記

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    本書は、1995年(平成7年)に出版された、第二次世界大戦末期に戦没した日本の学徒兵の遺書を集めた遺稿集『きけ わだつみのこえ』の新版である。
    本新版が刊行されるまでには、いくつかのステップを踏んでいるが、巻末にある日本戦没学生記念会(わだつみ会)の「新版刊行にあたって」によれば、概ね次の通りである。最初に発行されたのは、1947年(昭和22年)に東京大学協同組合出版部により編集された、東大生だけを対象とした『はるかなる山河に』で、「戦没学生が最後まで失わなかった人間性」に光を当てたものになっていた。その後、1949年(昭和24年)に遺稿の対象を全国の高等教育機関に広げた『きけ わだつみのこえ

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    2020年12月28日
  • 新版 きけ わだつみのこえ 日本戦没学生の手記

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    戦地に送られてゆく兵士達は青い海と白い雲をどのような心持ちで見つめたのだろうか。
    運命を目前にした若き兵士達のピュアな表現に心を打たれた。

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    2016年09月04日
  • 新版 きけ わだつみのこえ 日本戦没学生の手記

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    ネタバレ

    自分も学生であるから、この本を読み、出陣していった学生の方々の身と自分の身を照らし合わせることは当然行った。この方々に対してお気の毒だとはすごく思うが、それに対して自分は根性がないとか、しっかり生きていない、などとは思わない。自分がもし戦地に赴くことになったり、学問を続けることができなくなったとしても、その時には、自分ができることをしっかりやったと思うし、様々な覚悟もしたと思う。それとは別に、戦争で亡くなられた学生の方々の存在とその思いは心にとめておこうと思った。

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    2014年04月06日
  • 新版 きけ わだつみのこえ 日本戦没学生の手記

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    ネタバレ

    読み進めるのが辛い本だった。
    この手記を書いた人達は学業半ばにして戦地に赴いた。
    そし亡くなった。彼らの心の声がここにはある。
    厳しい検閲の中、残った貴重な声だ。
    現在の首相他、政権についている面々には是非この戦没学生の声に耳を傾けてほしい。

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    2014年02月18日
  • 新版 きけ わだつみのこえ 日本戦没学生の手記

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    戦争中に兵士として亡くなった学徒の手記を集めたものである.
    文章から滲み出る当時の大学生の高い教養レベルをまざまざと感じることができる.当時の日本の若き頭脳が失われたことは日本にとっても大きな損失であろう.

    この本を読むと英霊の眠る靖国神社に手を合わせないわけにはいかなくなるであろう.

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    2013年12月13日
  • 新版 きけ わだつみのこえ 日本戦没学生の手記

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    ネタバレ

    第二次世界大戦中散っていった学徒兵たちの手記集。

    帝国大卒の兵士の手記が多い事もあるが、この時代の学生は多くの書物を読み一人一人が一端の論者であったことに感嘆した。
    もっと古典読まんとなぁ

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    2013年11月24日
  • 新版 きけ わだつみのこえ 日本戦没学生の手記

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     出征前に学生達が書き残した生の声を聞きながら、自分だったら最後に何を書くだろう、何をするのだろう、誰のためなら死ねるだろうか誰のためでも死にたくないのだろうか、と考えてほしい。 






    『はっきり言うが俺は好きで死ぬんじゃない。
     
     ~(略)~
     
     東京はもう桜が散りかけているでしょう。私が散るのに桜が散らないなんて情けないものですね。
     散れよ散れよ桜の花よ、俺が散るのにお前だけ咲くとは一体どういうわけだ』
                     (「きけわだつみのこえ」より、大塚あき夫)

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    2013年01月23日
  • 新版 きけ わだつみのこえ 日本戦没学生の手記

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    どんなふうに編集されたんだか。この本が語るのあくまで一部の空気。
    日記は、人に読まれることを想定して書くもの。「SEXしたかった」「あいつは心底嫌い」など、汚いことが書かれていてもおかしくはないのだけれど。
    大義名分のもと戦死することに格好つけて最後に良い文章を残すもんだろ。
    といろいろ考え巡らそうが、心ひきこまれる文章に、なんだか共感でき感動。
    おいらは「浅見雄一」の日記がすきだな。

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    2012年05月25日
  • 新版 第二集 きけ わだつみのこえ 日本戦没学生の手記

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    第1集のときより具体的な生活ぶりがわかった気がする。かなり極限状態だと思うけど、思想や本からいろいろ考えてたりしていた。

    日本が第二次大戦をやるのに反対で、負け戦とわかってる人もいてみんな思想統制されたわけじゃないとやっとわかった。

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    2009年10月04日
  • 新版 きけ わだつみのこえ 日本戦没学生の手記

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    戦時中の書記集。どうして読もうと思ったかな?色々なところで紹介されているので、題名は知っていたが、読むのは始めて。
    戦時中の時代背景情報に詳しく無いので、最初「読みづらいな」「資料としては生の声で良いものだな」と思うが、それでもパラパラと目が止まる箇所を読み進んで行くと考えさせられたり、はっとするところがいくつも。
    もし戦争に行くことになったらどうするのか?を考える。今ではなく、戦時中では拒否することは難しいし、お国の為と行っただろうな。でも、もう子を持つ身の意見で、この本に登場するような若者の立場であれば、苦悩だろうね。
    今であれば、自国が攻められたら、戦うかな。

    兵舎でのイジメについて。

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    2016年10月25日
  • 新版 きけ わだつみのこえ 日本戦没学生の手記

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    【出会い】
    新聞の何かの記事で見つけた。

    【感想】
    戦時中の若者の声が淡々と記載されている。
    わかりやすいものもあるし、わかりにくいものもあるが、今とは大きく時代が異なることだけはよく理解できた。
    かなりボリュームがあるが、最後の木村久夫氏の書記は戦争に対する批判としては非常にわかりやすいと感じたので、そこだけでも読んでみる価値は大いにあると思う。

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    2014年10月05日