作品一覧

  • 冬の道 吉村昭自選中期短篇集

    冬の道 吉村昭自選中期短篇集

    小説・文芸

    4.0
    1巻946円 (税込)
    透徹した視線、研ぎ澄まされた文体、凝縮されたイメージ――重厚な歴史小説で知られる一方、短篇を数多く残した吉村昭。その全盛期とも言える『戦艦武蔵』以降、昭和後期までの「中期」に書かれた作品群から、吉村文学の結晶たる十篇を収録。 「吉村昭は刺激的で、とても現代的で、いまなお読者を圧倒する力をもつ」池上冬樹(編者解説より) ※収録作品 鳳仙花 休暇 苺 破魔矢 黄水仙 欠けた月 冬の道 飛行機雲 鋏 月下美人
  • 花火 吉村昭後期短篇集

    花火 吉村昭後期短篇集

    小説・文芸

    3.3
    1巻946円 (税込)
    滅しゆく身体の変化。ほのかな生命のゆらぎ。若き日に死線を彷徨った作家は、生涯を通して生と死を見つめ続けた。円熟の晩年を迎え、その静謐な目は何をとらえたか。短篇小説の名手でもあった吉村昭が昭和後期から平成一八年までに著した、遺作「死顔」を含む一六篇。〈編者解説〉池上冬樹 ※収録作品 船長泣く 雲母の柵 花曇り 手 鏡 花 火 法師蟬 寒牡丹 桜まつり 観覧車 西 瓜 自 殺――獣医(その一) 心 中――獣医(その二) 遠い幻影 聖 歌 見えない橋 死 顔
  • 週刊文春ミステリーレビュー2011-2016[海外編] 名作を探せ!【文春e-Books】

    週刊文春ミステリーレビュー2011-2016[海外編] 名作を探せ!【文春e-Books】

    小説・文芸

    -
    1巻509円 (税込)
    20年以上も続く週刊文春「ミステリーレビュー」。この名物連載の2011年から2016年までの6年分、140本のコラムをまとめました。 海外編の筆者はミステリー評論や書評の世界で、その評価が高く信頼されている池上冬樹氏。 1年間に日本で出版されるミステリーは膨大な数なので、それが6年ぶんともなると、とてもフォローできません。 この一冊を読むと、「あ、こんな本があるんだ」と、見逃していた名作、傑作を知ることができます。 連載記事に加えて、2011~2016年の「週刊文春ミステリーベスト10」の1位から20位までのランキング、各年のミステリー界まとめ記事も収録。 また海外編には2010年の末に実現した著者と作家の堂場瞬一さんが、2001年から2010年までの海外ミステリーをふりかえった対談を収録。 つまり、これを読めば、21世紀の海外ミステリーの傑作が、もれなく把握できるのです。 ミステリーに興味のある読者はもちろん、「なにか面白い本はないかな」と、いつも迷う方には最適。著者の熱のこもったコラム集を手元において、あなたの五つ星ミステリーを探してみてください!

ユーザーレビュー

  • 冬の道 吉村昭自選中期短篇集

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ・あらすじ
    吉村昭の中期短編集10篇。

    ・感想
    どれも面白かった!
    「鳳仙花」「休暇」「苺」「鋏」はどれも刑務官や篤志家(と言っていいのかな?服役中の受刑者を社会的に支える人たち)の話。
    この中だと特に「休暇」が重たかったかも…。
    鋏に出てくる片桐も不気味な印象があったな。
    なにあいつ、慇懃無礼なのかよくわからん。
    「無期刑を受けた犯罪者」という事実が余計に不気味さを醸し出してた。
    あんなやつ一刻も早く追い出したくなるよw

    「同情心を持たず一線引きつつも冷徹な視線で物事を観察する語り手」は読んでてストレスなくていい。

    吉村先生のお父さん三部作は時代を感じたw
    明治〜昭和初期の人間だもんな。
    今からたった100年前なのにこんなに社会も国民性も変わるんだなーと感慨深い。
    こんな父親からよくもまぁ立派な息子たちができたもんだわ。
    戦中戦後の社会の様子なども知れるので興味深く読んだ。

    そして巻末の編集者である池上冬樹の解説も面白かった。
    私はシーラッハも好きなんだけど、解説で吉村昭先生とシーラッハの相似点を指摘してて得心した。
    確かにこの二人は似てるわー。

    現代小説を「ストレートに感情を描き、時に厚く塗絵をして共感を呼ぶことを第一義とした小説」という解説にも納得。
    これでもか、というほどに一方的に押し付けて共感させようとする押し付けがましい作品が多くて最近の作品は読めなくなってしまった。
    「感情を描かず、共感という媚びなど一ミリもない吉村昭の硬質な文学」がなんとも心地いんだよなぁ。

    0
    2026年04月24日
  • 冬の道 吉村昭自選中期短篇集

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    吉村さんの中期短編集。
    いずれも引き込まれるが、ホラーでもないのに冷ややかになる『苺』や『鋏』は流石。落ちが似ているのは残念だけど。

    0
    2025年09月09日
  • 花火 吉村昭後期短篇集

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    長編も好きだけど短編や掌編もよい。
    私小説のような著者周りの話も、淡々とした記述で読ませてくれる。

    0
    2025年07月02日
  • 花火 吉村昭後期短篇集

    Posted by ブクログ

    吉村氏の後期短編集。

    日常の中に淡々と描かれる死と別れ。
    一切の無駄を削ぎ落とし、テーマは重いが構える事なくスッと入り込める。

    「船長泣く」でグッと掴まれ「見えない橋」で救われる思いであった。

    0
    2023年06月16日
  • 花火 吉村昭後期短篇集

    Posted by ブクログ

    著者後期の短編16本を収めたもの。淡々とした筆致で死を扱ったものが多い。ストーリーに目新しさはないものの、場面の描写が冴えている。

    0
    2022年08月28日

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