作品一覧

  • さばの缶づめ、宇宙へいく 鯖街道を宇宙へつなげた高校生たち
    4.2
    「宇宙食、作れるんちゃう?」 はじまりは生徒の一言だった。 数々の困難をのりこえる大気圏突破ノンフィクション! 地域の名産「よっぱらいサバ」の缶づめが、宇宙へ旅立った! そこには12年にわたる物語があった。一筋縄ではいかない開発、学校統廃合の危機。葛藤の中で一人一人が力を合わせたとき、宇宙への扉が開いた──。 「大きすぎる夢は、一人で実現するのは難しい。 でも長い年月をかけて、一人一人が力を合わせた時、信じられないことが現実になることがある」 2022年発行高校英語の教科書(三省堂刊)でも紹介! 小浜水産高校から若狭高校へ引き継がれた、宇宙食開発のもようを、宇宙ライターの林公代氏が詳細な取材で迫る。 【目次】 プロローグ 「野口さん、サバ缶食べてますよ!」 第1章 「この学校、潰れるで」 第2章 「1億円はかかりますよ」 第3章 「宇宙食、作れるんちゃう?」 第4章 「缶詰は宇宙に飛ばせない!?」 第5章 「学校がなくなる!?」 第6章 「何、夢を語ってるんだ」 第7章 「5点満点の6点です」 第8章 「特に話題の宇宙食を紹介しましょう」 第9章 「鯖街道、月へ、未来へ」 エピローグ 学びのビッグバン
  • 宇宙食になったサバ缶
    4.5
    1巻1,485円 (税込)
    宇宙食をつくった高校生たちの探究リレー。 「ジューシーなお魚。しょうゆもしっかり染みていておいしいです!」 2020年11月、野口聡一宇宙飛行士が宇宙からYouTubeで食レポを配信したのは、高校生たちが開発した宇宙食のサバ缶だった。 本書は、JAXA認証宇宙日本食「サバ醤油味付け缶詰」をつくった福井県立若狭高校の生徒たちの、山あり谷ありの14年の軌跡を取材したノンフィクション児童書。 それは、地元の名産「サバの缶詰」を宇宙食に、という生徒の一言から始まった。 でも、宇宙で食べたくなる味って? 行ったことのない宇宙での「正解」は、先生だって知らない。 そんな宇宙食開発で大切なことは、宇宙飛行士の体と心によりそうことだった・・・・・・。 どうにもならない困難にたびたび直面しつつも、「探究」のワクワクを原動力に、疑問に思ったことを調べてみる、仮説を立ててやってみる、結果を観察し記録する。先輩から後輩へと「探究」のバトンが受け継がれ、ついに夢をかなえた実話です。 そのほか、JAXA認証宇宙日本食のメニュー一覧や、宇宙での食事や健康にまつわる5つのコラムも収録。まるごと一冊、宇宙食の本です。 ※この作品は一部カラーが含まれます。

ユーザーレビュー

  • 宇宙食になったサバ缶

    Posted by ブクログ

    大人も読むべき児童書
    "宇宙では80度以上のお湯は蛇口から吹き出してしまう。
    無重力はあらゆるものがふわふわ漂ってしまうものだと分かりつつも、沸騰したお湯がどうなるのかはこれで知ることが出来たし、読めない漢字は絶対ない!ルビ徹底。
    漫画しか読めない人でも、宇宙を楽しめるようになってる。宇宙食にはどのような工夫が必要なのか?知らない人は読んでみるべき1冊。
    宇宙で発生したゴミは大気圏焼却!"

    0
    2025年11月26日
  • 宇宙食になったサバ缶

    Posted by ブクログ

    福井県にある小浜水産高校(その後統合され若狭高校になる)に伝わるサバ缶の伝統を生徒達が受け継ぎながら十数年かけて地元のサバ缶を宇宙食にまで成長させていくまでの過程を描いた一冊。
    高校でのハサップ認証取得、食品メーカー並の商品開発など「下町ロケット」顔負けのものづくりストーリーでありつつ、「教育」というテーマにも真っ直ぐ向き合わされる素晴らしい内容でした。
    夢を応援しながらも、決して甘やかさない先生のスタイルからは学べることもとても多く、高校生がこれだけ頑張っているんだから大人も頑張らなきゃなと勇気をもらえました。

    0
    2025年09月15日
  • さばの缶づめ、宇宙へいく 鯖街道を宇宙へつなげた高校生たち

    Posted by ブクログ

    ノンフィクションだが、人物が生き生きしていて面白い。高校3年間という短い期間をどう繋いでいくのか、地方活性に残された手段は、等々、これからの地方創生や地方の教育を考える際のヒントがたくさんあって涙なくして読めない本だった。

    若狭高校のサバ缶宇宙へというのは実は何処かで見たことがあったのだが、話題性のために高校生を引っ張り出したのかくらいに思っていた自分を深く反省。いやあこんな先生や探究目的に出会える高校時代を過ごしてほしいな、どのわかものにも!!

    0
    2025年08月29日
  • さばの缶づめ、宇宙へいく 鯖街道を宇宙へつなげた高校生たち

    Posted by ブクログ

    内容の骨子はタイトルの通りですが、そこから想像されるそうな、頑張ったら報われる的な感動青春モノというだけではありませんし、カリスマ先生によるプロジェクトXという訳でもありません。

    (もちろん生徒、先生の努力の継続に大感動するのですが、それは言うまでもないので)

    様々な世代、様々な立場の人々の群像劇でもあるし、まさに今の時代の教育論でもあると感じました。

    子供の探究活動のモチベーションアップや読書感想文のネタにもよさそうだし(先生に喜ばれそうなテーマだしね)
    大人が読んでも気づきの多い一冊でした。

    文章は案外あっさりしていて、
    一人一人の登場人物をもっと深ぼったり、エピソードを感動的な演

    0
    2025年06月21日
  • さばの缶づめ、宇宙へいく 鯖街道を宇宙へつなげた高校生たち

    Posted by ブクログ

    図書室本。この本は以前から知っていたものの未読で、プロジェクトXで取り上げていたから読みました。中身は感動物で、教師と生徒の長年の努力が実りました。出会いって大切。経験って目に見えない財産!羨ましいです。

    0
    2025年06月17日

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