テレビ朝日の番組「アメトーーク」で2017年11月26日の企画”読書芸人”で、ゲストとして呼ばれた東野幸治が読んだ本。なお、この企画では”オススメ”な本を喋っているのではなく、”今年読んだ”本として紹介されている。
タイトルにある紀州のドン・ファンの”ドン・ファン”とはご存知だろうか。Wikip
...続きを読むediaでは、「17世紀スペインの放蕩児(飲酒や遊びにうつつをぬかすこと)、プレイボーイの代名詞として使われる。」とある。要はプレイボーイのこと。このタイトルの意味がわからず読まない方も多いと思う。といっても、”紀伊地方のプレイボーイ”とわかって読む人も多くないかとは思う。
ではなぜ読んだか。この本の惹きつけるところは、サブタイトルにあると思う。”美女4000人に30億円を貢いた男”、規模が段違い。
ニュースを見て読み始めた人もいるかもしれない。彼の資産を盗んだ人が逮捕されたのが2016年3月ごろ。この方が本作を書いた理由の1つに、報道の内容に世間の批判に対して自身の内容の整理と真実をまとめるためであるとしている。そんな彼は1941年生まれの77歳。2年前2018年に結婚して去年死んだ。
文章が読みやすいのに、文章の入り方が不思議というかもはや謎である。異世界の無いようなので、先がまったく読めないのがよかった。
そして想いが一貫している。行動力がすごくて、すべての動機が不純であるというのが尊敬してやまない。
登場する人する人が特徴的で面白い。
知らない世界を知れたので面白かった。