作品一覧 2020/08/28更新 なんとなく、日本人 世界に通用する強さの秘密 試し読み フォロー 2050 老人大国の現実 試し読み フォロー 没落する日本 強くなる日本人 試し読み フォロー わが子を「居心地の悪い場所」に送り出せ――時代に先駆け多様なキャリアから学んだ「体験的サバイバル戦略」 試し読み フォロー 1~4件目 / 4件<<<1・・・・・・・・・>>> 小笠原泰の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 没落する日本 強くなる日本人 小笠原泰 非常に刺激的な本。 共感する部分も多いし、自分も変わらないとダメだと気付かせてくれた。 国にも企業にも依存せず、自分の力で生き抜く力、生命力のようなものを鍛えるべきだと思わされる。 会社に行ってもなんかまとまりないなとか気にすることも多かったけど、もはや必要ないな。 それぞれが強みを生かして、判...続きを読む断し、行動していければ何ら問題ないという気がした。 本の内容とは関係ないけど、共通して考えられる気がしたので。 この本、面白い。 Posted by ブクログ 没落する日本 強くなる日本人 小笠原泰 前半2章は、人口動態的に縮小均衡が不可避なのにシルバー・ポピュリズムにおもねく政治と、応分負担を考えずに「くれくれ・金持ちが払えばいいじゃん」的な国民により、この国の没落は確定事項であるという論。とことんデータで理詰めに駄目出しがされる。第3章は欧州各国・米国・中韓の観察。著者はマッキンゼー→VW→...続きを読むかーギルというキャリアの中でこれらの国で実際に居住していた経験があり説得力あり。第4〜6章は処方箋。縮小均衡いいじゃんか、という個人レベルの気持ち論だけでなく、税制・社会制度の提言も。特に、年金制度の再設計に関しては、明確かつわかりやすい。介護・医療費の受益分を社会保障口座で管理しておき、死亡時に資産と相殺して遺産額を確定する、というもの。目の付け所が面白い。 Posted by ブクログ なんとなく、日本人 世界に通用する強さの秘密 小笠原泰 グローバル化が、インターネットに媒介されるように、国境に代表される様々な境界線を、ヒト、モノ、カネが超える《脱国境化》の現象と、それによって更に際立つ民族、共同体、伝統などが見直される《地域性の再評価》の現象が同時に起こるものだとするならば、前者のみに力点を置くような対応の仕方では不十分である。後...続きを読む者への対応を、ナショナリズムや排外主義に陥らないようにハンドリングすることを同時に行わなければならないはずだ。 最近になって、「グローカル(glocal)」なる言葉が一般化したように、不十分ながら、ようやく後者へのクローズアップがなされるようになってはきている。ただし、まだ「グローバル化に対応できる人材の育成のために、英語を重視すべきだ」なる主張が後を絶たない。英語の重要性は否定しないが、英語はあくまでコミュニケーションのスキルに過ぎない。コミュニケーションを豊かにするのは、その人の人間性の基礎となる教養である。「とにかく英語でコミュニケーションできることが重要だ」という信念に動かされているだけでは、誤ったグローバル化への対応であると言えるだろう。 そのような考えに、本著は筋道を立てた根拠を与えてくれる、本格的な日本文化論だ。発行されてかなりの年月が経過しているが、日本人の思考スタイルを、過度に賞賛せず、過度に批判せず、論理的に整理している。ただ外部のものを取り入れればよいというものではダメなのは当然で、日本人の思考スタイルにカスタマイズした形で、今までも外来思想を取り入れてきたのだから、それを忘れてはならないだろう。 Posted by ブクログ 2050 老人大国の現実 超高齢化・人口減少社会での社会システムデザインを考える 小笠原泰 / 渡辺智之 この本は日本人全員が必読の1冊です。2025年、2050年に起こる問題。人口統計データほど正しい答えがある先はありません。日本人の未来について、非常に厳しい内容の1冊ではありますが、問題の本質を自らのこととして捉えるためにも読んでいただきたい1冊です。 Posted by ブクログ 2050 老人大国の現実 超高齢化・人口減少社会での社会システムデザインを考える 小笠原泰 / 渡辺智之 強烈な本です。 年金問題を取り上げた記事はよく見かけますが、この本では、超高齢化・人口減少社会となる日本がどのような姿になるかを予想します。節目でいうと、団塊の世代が後期高齢者になる2030年、団塊ジュニアが後期高齢者になる2050年(老齢者割合のピーク)、人口構成が安定する2080年。 1...続きを読む.年金 受給年齢を75歳に引き上げても現在ある積立金は2030年、早ければ2020年代後半には枯渇する。 2.介護保険 現状でも半額は国と地方公共団体が負担しているが老齢者の絶対数の増加により現在の公的部門の負担額は7.9兆円から19兆円まで増加。 3.生活保護 このあと、資産形成できずに老齢を迎える層が激増する。老齢貧困層は1000万人に迫ると思われ、生活保護給付だけで現在の3兆円から20兆円まで増加する。 4.医療保険 自己負担が最も軽く、一番医療費を使う後期高齢者が激増することから政府見通しですら、2010年の29兆円から2030年には41兆円に国庫負担が増える見込み。 これらをすべて消費税や、それぞれの保険料率引上げで帳尻を合わせるのは不可能。 今でも国の予算の半分に満たない税収は、2050年にGDPが今の60%に落ちることを考えれば年20兆円がせいぜい。とにかく財源がない。 Posted by ブクログ 小笠原泰のレビューをもっと見る