なんとなく、日本人 世界に通用する強さの秘密

なんとなく、日本人 世界に通用する強さの秘密

679円 (税込)

3pt

4.3

グローバル化が進行する二十一世紀。もはや私たちは「なんとなく、日本人」であるという“ぬるま湯”に安住しているだけでは、激しい企業間競争、社内競争を生き残れない。しかし、アングロサクソン的な改革が、ほんとうに日本の風土に適しているのか? 本書は、国際ビジネスマンの経験をもち、西洋的思考法を熟知した著者による新しい日本人論。「日本人は論理的でない」「日本人は保守的である」「日本人は常識的でチャレンジをしない」「日本人はリーダーに不向きである」――日本的思考メカニズムを論理的に探究することで、こうした日本人の負のイメージを検証、打破し、この国がもつ潜在力の源泉を明らかにする。B級グルメやラーメンにおけるこだわりや探究心は、浮世絵の芸術性、高品質に通じるものがあるし、幕末に作られた驚嘆すべき万年時計はたんなる模倣を超えて、まさに「コピーがオリジナル以上になる」ことを示しているのである。

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なんとなく、日本人 世界に通用する強さの秘密 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2014年11月03日

     グローバル化が、インターネットに媒介されるように、国境に代表される様々な境界線を、ヒト、モノ、カネが超える《脱国境化》の現象と、それによって更に際立つ民族、共同体、伝統などが見直される《地域性の再評価》の現象が同時に起こるものだとするならば、前者のみに力点を置くような対応の仕方では不十分である。後...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年01月05日

    題名からは軽い読み物という印象を受けるかも知れないが、実は本格的な日本文化論だ。これまでの日本論の成果を受け継ぎながらも新しい切り口で日本語や日本人を論じていてとても面白かった。

    欧米人にとって個人は、自立的でその主体性はいわば絶対視される。IとYouは相互排他的に独立している。日本人にとっては、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年06月23日

    十数年前、日本人論に関する書籍をいろいろと読み漁っていた時期に手にした本書を、2020年の新型コロナ禍の混迷期においてあえて再読してみた。

    世界規模で生じたパンデミックにより、国内においても「新しい生活様式」や「New Normal」が謳われる中、改めて日本人としてこれからの社会を生きていくために...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年03月19日

    ――――――――――――――――――――――――――――――○
    「日本的なるもの」は、「西欧的なるもの」のごとき「リンゴの芯」ではなく、「ぶどうの房の一粒一粒」にあるのであり、一粒一粒をとっていってもリンゴの芯のようなものは出てこない。また、房についた粒をひとつひとつ見ても「日本的なるもの」の総体は...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月07日

    グローバル化の中で、自国の位置を守るためにも各々がナショナリズムにもっと敏感になる必要がある。
    欧米諸国に比べて、主張が少ないとか、突出した性質を嫌う横並び傾向にあるとかいうのは悪いことじゃない。それを誇りにすればそれが文化としてもっと認められると思う。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    ・音節数が100しかない言語なため、視覚的な効果が発達している。
    ・日本人は論理性がかけているのではなく、論理性を保つ幅が狭い
     −場を読む
     −境界を設定して、内向き思考
      ・住所もだんだん狭めていく
      ・所有格の多用 
     −相手に合わせて自分も変わる(連星的)
      ・一人称が非常に多い

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