マックス・ヴェーバーの作品一覧
「マックス・ヴェーバー」の「職業としての政治」「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「マックス・ヴェーバー」の「職業としての政治」「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
労働が美徳なのは、他者への貢献と共に「禁欲自体」が美徳だからとも言える。自らの労働を売り渡す行為は、その契約の範囲での脱人格化を含むが、脱人格化は「禁欲」の類型である。本源的な生存競争をいかに強化するか、そのために集団化し、国家は成立してきた。それを統制するために共同幻想が必要となり、それぞれの領域間での交換が行われてきた。この共同幻想に従う個体には「忠実性」が求められる。つまり、競争のために労働に費やす脱人格化はすなわち忠誠であり、これを美徳として組み込んだものが、あらゆるイデオロギーの根本にある、と考える。この「禁欲」を考察したのがマックス・ヴェーバーだ。
イデオロギーと書いたが、同書が
Posted by ブクログ
今年は著者没後100年(1920年6月14日没)。
これまでは、資本主義の歴史、宗教教示の諸相、近代社会についての著者の警鐘といった点に注目していたが、再読にあたっては”労働”や”日常生活”をキーワードにしたい。
経済成長には、永続的な生産性向上や効率化が必要ならば、それは可能なのだろうか。否応のない技術革新によって労働環境が変わるとき、労働者ーそしてもちろん使用者および資本家ーの”精神”へどのような影響を及ぼすのだろうか。一方で、今日の技術革新は現代人の”精神”とどのような関係を見いだせるのか。
そして、今においては”鉄の檻”はどのような姿をしているのだろうか。
幾度となく一面的な社会