作品一覧

  • 時を刻む湖 7万枚の地層に挑んだ科学者たち
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    1巻1,023円 (税込)
    2013年,水月湖が過去5万年の時を測る世界の「標準時計」になった.その意味とは? 世にも稀な土の縞模様「年縞」を手にした若者たちの研究の実際は? いかにして結実したか.国境を越えた友情,ライバルとの戦い,挫折と栄光とを当事者が熱く語る名著に,その後10年間の研究の進展と心温まる後日談を追加.解説=大河内直彦

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  • 人類と気候の10万年史 過去に何が起きたのか、これから何が起こるのか
    4.6
    1巻1,012円 (税込)
    福井県・水月湖に堆積する「年縞」。何万年も前の出来事を年輪のように1年刻みで記録した地層で、現在、年代測定の世界標準となっている。その年縞が明らかにしたのが、現代の温暖化を遥かにしのぐ「激変する気候」だった。人類は誕生から20万年、そのほとんどを現代とはまるで似ていない、気候激変の時代を生き延びてきたのだった。過去の詳細な記録から気候変動のメカニズムに迫り、人類史のスケールで現代を見つめ直します。
  • 人類と気候の10万年史 過去に何が起きたのか、これから何が起こるのか

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    古気候学・地質年代学の導入として,主に水月湖に堆積する年縞の研究について説明される。ミランコビッチ理論との関連も面白い。

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    2024年05月13日
  • 人類と気候の10万年史 過去に何が起きたのか、これから何が起こるのか

    Posted by ブクログ

    あつかうテーマの壮大さ、面白さ、さらに読みやすさから、全ての人にお勧めしたい2017年発行のブルーバックスの1冊です。

    本書があつかうのは古気候学。有史以前の気候変動を解明する研究で、基本的には地質学の一分野。解明する手段としては、放射性炭素法、花粉分析、年輪年代学などがありますが、本書が主題とするのは福井県にある水月湖の「年縞」です。
    年縞とは、湖底などの堆積物によってできた縞模様のこと。
    水月湖の底には、7万年以上の歳月をかけて積み重なった年縞があり、いくつかの奇跡が重なってできた世界的に珍しい貴重なもので、考古学や地質学における年代測定の「世界標準」になっています。
    縞模様は季節ごとに

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    2023年12月24日
  • 人類と気候の10万年史 過去に何が起きたのか、これから何が起こるのか

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    福井県の水月湖での研究結果から、過去の気候変動について解き明かす。そして未来がどうなっていくのかについて論じる。

    いずれ寒冷期が来ると思う、生活は大変なことになるなあ。目先の温暖化ではなく、大きな時間の流れから物事を考えるための一冊です。

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    2023年11月15日
  • 人類と気候の10万年史 過去に何が起きたのか、これから何が起こるのか

    Posted by ブクログ

    気候変動を10万年単位で捉えるとどう見えるのか、今後どうなりそうか、わかりやすく解説されている。

    温暖化が叫ばれて久しいが、10万年単位で見ると、現代は氷河期間の比較的安定した時期とのこと。すなわちまた氷河期に入る可能性があるようだ。

    もちろん過度な温暖化に繋がらないようなアクションも必要だが、他方、近視眼的になりすぎず、冷静に気候変動を捉える必要性を感じた。

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    2023年11月12日
  • 人類と気候の10万年史 過去に何が起きたのか、これから何が起こるのか

    Posted by ブクログ

    いやー面白かったし、自分の教養が深まったと実感できる本。異常な温暖化が注目されるけど、今後注意すべきは氷期なんだね。

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    2023年11月07日

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