作品一覧

  • アメリカのデモクラシー 第一巻(上)

    アメリカのデモクラシー

    ビジネス・実用

    4.0
    1~4巻1,001~1,430円 (税込)
    19世紀フランスの政治思想家トクヴィル(1805―59)が、アメリカ社会全般の透徹した分析を通して広い視野で近代デモクラシーを論じた、現代の民主主義を考えるにあたって読み直すべき古典的名著。1835年に刊行された第1巻(第2巻は1840年刊)では、アメリカ社会の具体的な分析を行なう。(全4冊)

ユーザーレビュー

  • アメリカのデモクラシー 第一巻(上)

    Posted by ブクログ

    知っていても読んだことはない(言及される機会が多いので読んだ気になっている)古典だが、岩波文庫版は良訳と聞いたので読んでみた。

    一言でまとめると、
    1800年代前半の建国間もないアメリカを見たトクヴィルが、フランスやイギリスをはじめとする欧州諸国と比較したうえでアメリカを「民主主義の先進国」としている。
    …ここまでは教科書どおりの記述といってもよい。

    読んでみて思ったのは、現代日本の私たちにとってアメリカの政治制度は「そういうもの」として半ば自明の存在になっているが、(当時のヨーロッパから見ると)異質で特殊なものだということだ。
    トクヴィルが特に強調しているのが司法、とりわけ連邦最高裁につ

    0
    2026年09月16日
  • アメリカのデモクラシー 第二巻(下)

    Posted by ブクログ

    トクヴィルの主著『アメリカのデモクラシー』の第2巻。第1巻の5年後に出版された。民主政体が社会に及ぼす影響について、第1巻よりも普遍的に考察されており、「デモクラシーとは何か」が、より正確な表題になるのだろう。

    「多数者による専制」(民主国家にこそ専制政権の危険性がある)で知られる話題も第2巻に出てくる。かといって、貴族制を維持するのは必ず失敗する。では、どのようにして民主主義と自由とを両立するか。今でも古びない問題意識である。

    0
    2026年01月06日
  • アメリカのデモクラシー 第一巻(下)

    Posted by ブクログ

    19世紀フランスの政治学者・政治家トクヴィルによる著名なアメリカ論。地方自治、出版、陪審制などが具体的に考察されている。黒人やインディアンについても、最終章で論じられている。これだけの著作を弱冠29歳で、しかも僅か9か月間の滞在で著したことに驚く。

    0
    2026年01月06日
  • アメリカのデモクラシー 第二巻(下)

    Posted by ブクログ

    全4巻の最終巻である本巻では、自由と平等についてのトクヴィルの省察が理論的に深められるが、その核心的なエッセンスを列挙すれば以下の如くである。

    ★平等な社会は人々の境遇を不安定にし、虚栄心を蔓延させる。
    「デモクラシーにおいては、境遇の変化が大きいので、人々の特典はほとんど常に獲得して間もないものである。・・・そのような特典はいつ何時失われるかも知れないので、彼らは警戒を怠らず、特典をまだ有していることを見せびらかそうとする。・・・民主的国民の執拗であくなき虚栄心はこのように境遇が平等で壊れやすいことに由来する」(p114)

    ★平等が進展すればするほど、些細な不平等に人は敏感になる。
    「人

    0
    2023年12月29日
  • アメリカのデモクラシー 第二巻(上)

    Posted by ブクログ

    『アメリカのデモクラシー』は1500頁に及ぶ大著であり、時間のない人のために全四分冊のうち一冊選ぶとすれば、躊躇なくこの第2巻上を奨める。第1巻で提起された自由と平等のパラドックスが文明論的に掘り下げられ、トクヴィルの最も独創的な思考が凝縮されている。平等の進展がいかにして多数者の専制あるいは自発的な隷従に結びつくかが多面的に考察されている。

    各人の諸条件が平等になれば、社会の固定的な障壁は取り払われ、人間関係は流動的になる。人々は孤独に耐えられず、自分を導いてくれるものを探し求める。そこで拠り所となり易いのは「世論」であり、新聞が有力な社会的勢力となる。また人々の紐帯が弱まることが専制政治

    0
    2023年12月29日

新規会員限定 70%OFFクーポン 今すぐGET