作品一覧

  • 滅ぼす 上下合本版
    -
    1巻4,620円 (税込)
    謎の国際テロが多発するなか、2027年フランス大統領選が行われ、経済大臣ブリュノと秘書官ポールはテレビタレントを擁立する。社会の分断と家族の再生。絶望的な世界で生きる個人の自由の果てを描く作家による現代の愛の物語。フランス発の大ベストセラー。 ※本電子書籍は、「滅ぼす 上・下」の合本版です
  • 透明都市
    3.4
    1巻2,420円 (税込)
    2029年、パリで「新革命」が起きた。暴力の可視化と予防のため、あらゆる建物をガラス張りに改装し市民が監視し合う都市計画が締結されたのだ。――20年後、犯罪が激減したパリで裕福な一家3人が忽然と消えた。理想都市で起きた奇怪な事件の裏に潜む真実とは
  • 滅ぼす 上
    3.7
    1~2巻2,420~2,585円 (税込)
    謎の国際テロが多発するなか、2027年フランス大統領選が行われ、経済大臣ブリュノと秘書官ポールはテレビタレントを擁立する。社会の分断と個人の幸福。フランス発の大ベストセラー。
  • 30年目の待ち合わせ
    3.3
    1巻2,310円 (税込)
    1989年パリ。20歳のアメリはヴァンサンに恋をする。だが待ち合わせの日、二人はすれ違ってしまう。再会は10年後、彼は結婚していた。彼女も家庭を築くが、人生を間違えたのではないかという思いが消えず、20歳の記憶は輝きを増す。そんな彼女の前に彼が現れ……
  • あなたの教室
    4.0
    1巻1,760円 (税込)
    世界200万部突破の『三つ編み』著者最新作 学びの機会を奪われたインドの少女と異国の教師の物語 元教師のレナは、旅先のインドで十歳の少女に出会う。少女は、養父母によって毎日働かされ、学校に通うことを許されていないという。「女に勉強はいらない」。この因襲に従う人びとの猛反発を受けながらも、レナは、少女たちのための学校を作ろうと動きだす――。
  • 彼女たちの部屋
    4.1
    1巻1,760円 (税込)
    現代、パリ。大きな挫折のあと、弁護士のソレーヌはある保護施設で代書人のボランティアをはじめた。「女性会館」というその施設には、暴力や貧困、差別のせいで住居を追われた人々が暮らしている。自分とはまるで異なる境遇にいる居住者たちの思いがけない依頼に、ソレーヌは戸惑った。それでも、一人ひとりと話して、手紙を綴るなかで、ソレーヌと居住者たちの人生は交わっていく。ここで自分の役割を見つけたと思った矢先、事件は起きた。約100年前、パリ。救世軍のブランシュは街中の貧困と闘っていた。路頭に迷うすべての女性と子供が身を寄せられる施設をつくる――彼女の計画は、ついに政治家・財界人も動かしつつあったが……。実在する保護施設と創設者を題材に、時代を超える女性たちの連帯を描く、『三つ編み』の著者による長篇小説。
  • アポカリプス・ベイビー
    値引きあり
    4.0
    1巻1,584円 (税込)
    『キングコング・セオリー』著者による、シスター・バディ小説。パリの調査会社に勤めるルーシーは、30代半ばになってもぱっとしない自分の生活に嫌気がさしていた。ある日、素行調査をしていた15歳の少女、ヴァランティーヌが行方不明になる。途方に暮れたルーシーは、裏社会で名をはせる凄腕の女性私立探偵、ハイエナに助けを求める。ヴァランティーヌの家族や友人に聞き込みを重ねるうち、少女がバルセロナに向かったことを知る。ルーシーとハイエナの凸凹コンビは一路、車で同地へ。ヴァランティーヌを見つけ出し、任務は完了したかのよに思えた。あの日、あの事件を知らされるまでは……。
  • マドモアゼルSの恋文
    -
    パリの古いアパルトマンの地下室で、厳重に隠された手紙の束が発見される。 それらはすべてシモーヌという一人の女性が、愛人にあてて書いたものだった。 1928年から1930年のパリで書かれた200通におよぶ手紙。 2人の逢瀬について赤裸々に記された手紙は、関係の変化に従い徐々に過激さを増していき、そして…… 「逢瀬のたび、互いの異常性に惹かれ合う。 セックスのたび、どんどん離れられなくなる」 「いずれは一人になる時がくるのに、 なぜこれほど尽くしてしまったのでしょう?」
  • 三つ編み
    3.9
    1巻1,078円 (税込)
    インド、イタリア、カナダで過酷な運命を懸命に生きる3人の女性。彼女たちが闘いを選ぶとき、つながるはずのない物語が交差する。

ユーザーレビュー

  • 彼女たちの部屋

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    前作の三つ編み同様、複数の物語が進んでいき、両者の関係が深いと後からわかっていくスタイル。実在する女性会館を舞台にしているのも興味深い。物語として普通に面白かった。
    パリには女性のホームレスがいる、女児の身体を切り取る風習がまだ続いている地域がアフリカにある、など、色々衝撃的だった。
    弱者が生まれてしまう構造を変えることは難しくても、困っている人に手を差し伸べ寄り添うことはできる。具体的な個人を救うことができるなら、それも十分に助けになる。現代版の主人公の奮闘を読んで、そんな感想を抱いた。

    0
    2025年03月19日
  • 三つ編み

    Posted by ブクログ

    インド、イタリア、カナダに住む三人の女性の物語が、「髪」を通じてつながる。

    インド、不可触民のスミタは娘に教育を受けさせようとするが、その願いは潰される。
    不可触民、初めて聞いたインドの状況に驚き、何日も心のモヤモヤから、立ち直れなかった。
    しかし、スミタは強かった。
    命がけであらがう。

    イタリアのジュリア  家族の為望まない結婚をせ
               まられる。

    カナダのサラ  弁護士3人の子供をワンオペ育児  
            中、癌の宣告を受け、絶望する。

    3人の話が、最後に繋がる。

    よくぞ描いてくれたなぁ、と思う。
    刊行前から、十数か国で翻訳権が売れ、話題になったという。

    0
    2025年03月02日
  • アポカリプス・ベイビー

    Posted by ブクログ

    みんなの擦り減りっぷりに、何度か涙がポロリ。登場人物に都度都度自分を憑依させれば、自分が色々な人になれる体験もできる。激しくも切なすぎるストーリー。

    0
    2024年09月09日
  • 滅ぼす 下

    Posted by ブクログ

    「何が何でも物語作品が必要である。自分以外の誰かの人生が語られていなければならない」

    これは物語終盤、主人公がある危機に陥るが、「読書」によって一時的に絶望から救われる場面。

    あまりにも絶望的?な本筋とはすこし離れるが、
    ウエルベックの読書に対するポジティブな考え方が集約されているような気もして、無性に嬉しくなった。

    0
    2024年01月02日
  • 彼女たちの部屋

    Posted by ブクログ

    簡潔な文で映像が浮かぶ。女性を、というのがやや鼻につくけど、自己再生と周りの人を助ける、というテーマを一気に読ませるスートリー仕立てはなかなかです。

    0
    2023年09月16日

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