『役所で起こる問題のほとんどは、昔から変わっていない。だから、解決できない問題なんてない』
いきなり『マジかよ』って感じで始まる本書。業務の効率化や問題解決のアイデア出し、組織の効率化、現場で役立つと言った4つのカテゴリーで、それぞれ10個くらいのフレームワークを紹介している。見開き1ページで1つ。
...続きを読むそれぞれ1つケースを挙げて、その解決策として紹介するスタイル。まさにフレーム化しているので、淡々と読める。
後半はラテラルシンキングや問題発見力についてなど、前半とは少し異なるものの、基本的にはケースに対して対応策を紹介するような形式です。
ここで紹介されているフレームワークを技術的に『この問題だから、この解決策だ!』と言って当てはめるというよりは、日々仕事をする上での『視点』の大切さに行き着く本だなと思いました。読めば読むほど、仕事をする上でここに書かれているフレームワーク(考え方]を無意識的に使っているような気がしてきます。(実際にうまく問題解決しているかどうかは分かりませんが)
仕事の取り組み方を整理する意味でも一度サッと読んでみるといいと思います。全部はとても記憶しきれないので。
あとは『問題の捉え方』さえうまくできるようになれば、特別に強く意識しなくてもここに書かれている事ができるようになるのでは…まぁ、ある程度場数を踏むってのはやっぱり重要だと思います。
仕事で壁に当たった時に、ヒントを求めて引っ張り出してくる本、て感じですかね。