作品一覧

  • 万葉十二ヵ月
    4.0
    1巻550円 (税込)
    約千三百年前の歌集「万葉集」は、今なお日本人の心の故里であり、その歌心は、空の雲、野の花、風のそよぎの中にも瑞々しく息づいている。飛鳥の里をはじめとして、瀬戸内、紀州の海、越中、九州対馬など、古代の面影を今も残す各地を、著者は訪ね歩く。美しい日本の四季おりおりの山川草木の移ろいの中で、いきいきと蘇る万葉びとの心に触れ、目に見えない世界を探る随想集。
  • 万葉のいぶき
    3.0
    1巻440円 (税込)
    千三百余年の歴史を超えてよみがえる、万葉のロマン。――〈万葉のこころ〉を愛し求め続ける著者が、読者をおおらかな古代人の世界へと誘う。万葉の歌を《愛》《旅》《四季》という角度から捉えた本書は、全国の万葉故地をくまなく訪れた著者ならではの語りかけで、風土のなかに生まれ、息づいた歌ごころを、もっとも古くて、もっとも新鮮な生のいぶきとして伝える。
  • 万葉のこだま
    -
    1巻1,600円 (税込)
    万葉びとの歌が、こころが響いてくる…… 高円山、わかの浦、生野、唐崎、味真野、瀬戸の海など、万葉ゆかりの地を訪ね、その風土と歴史、そして古代日本に活きた人々のいきいきとした心を描く。 ――万葉ひとすじに研究を続ける著者の万葉風土探求の決定版!
  • 万葉の人びと
    4.0
    1巻550円 (税込)
    日本の揺籃期を生きた有間皇子、額田王、大海人皇子、大津皇子、柿本人麻呂、大伴家持、山上憶良など、万葉びとのみずみずしい心が、千三百年余もの時を超えて、いま新たによみがえり、わたしたち現代人の胸に共鳴する。「万葉集」に歌われた全国の故地を自らの足で歩く著者が、万葉の歌を生きた心の音楽として捉え、その風土と、そこに息づく人びとを生き生きと描き出している。

ユーザーレビュー

  • 万葉の人びと

    Posted by ブクログ

    「歌は詠まれた時代・風土にかえして初めて生きてくる」

    という主張の著者が、万葉集の初めから終わりまで(第一期〜第四期)の
    代表的な歌を挙げ、詠まれた環境に言及しながら解説していく本です。

    話体なのでとてもソフトで詠みやすいです。
    著者の万葉集への愛情がひしひしと感じられ、
    それに引きずり込まれそうになります。

    何だか奈良に行ってみたくなる本。

    0
    2009年10月04日
  • 万葉十二ヵ月

    Posted by ブクログ

    色々な「十二ヵ月」をとりあげながら万葉の歌を紹介していく本です。

    1)大和路の四季
    2)華十二ヵ月
    3)風土十二ヵ月
    4)こころ十二ヵ月
    5)ひびき十二ヵ月

    著者が万葉集に注ぐ愛情をひしひしと感じます。

    0
    2009年10月04日
  • 万葉のいぶき

    Posted by ブクログ

    『万葉の人びと』(1981年、新潮文庫)とおなじく、『万葉集』について親しみやすいことばで解説している本です。

    『万葉の人びと』が、主として歌人ごとに解説がなされているのに対して、本書ではテーマごとに章立てがなされています。「万葉風土学」を提唱している著者だけあって、モノクロとはいえ多くの写真が文章に添えられており、その歌の詠まれた風土に対する理解を踏まえながら鑑賞することの重要性が示唆されています。

    0
    2020年09月06日
  • 万葉の人びと

    Posted by ブクログ

    「万葉風土学」の提唱で知られる著者が、『万葉集』についてわかりやすいことばで解説している本です。

    最初に、『万葉集』の成立や時代区分、そして著者の持論である風土とのかかわりのなかで『万葉集』の歌を理解することのたいせつさなどが述べられたあと、有馬皇子や額田王、柿本人麻呂、高市黒人、志貴皇子、山部赤人、大伴旅人、山上憶良、大伴家持などを中心に、万葉歌人たちの人物とその歌についての説明がなされています。

    NHKで37回にわたって放送された番組をもとにした本で、著者の語り口を彷彿とさせることばづかいをのこした文章になっています。すこし古い本なので、かならずしも親しみやすいとはいいがたいようなとこ

    0
    2020年09月06日

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