サイモン・ガーフィールドの作品一覧
「サイモン・ガーフィールド」の「オン・ザ・マップ 地図と人類の物語」「私の好きなタイプ 話したくなるフォントの話」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「サイモン・ガーフィールド」の「オン・ザ・マップ 地図と人類の物語」「私の好きなタイプ 話したくなるフォントの話」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
・1290年に作製された「マッパ・ムンディ」。ヘレフォード大聖堂。
・アフリカの地図…西欧先進国による勢力地図。
・コング山脈のでっちあげ、地図による隠蔽、「文明化」の名の下での支配と搾取。
・19世紀から、地図やガイドブックの一般化。
ベデガーのガイドブックはナチスに採用され、敵軍の士気を阻喪させようと、
ガイドブックで星がついた場所を次々と破壊していった。(P.283-)
フォースターは『眺めのいい部屋』で、ガイドブックは旅行者の自然な感情の動きをさまたげる、という。
・映画『カサブランカ』における地図。(P.295-)
・デジタルマップ普及で、想像力等の「心の喪失」につながる。
Posted by ブクログ
石に刻まれた現存最古の地図からオープンワールドゲームの世界まで。歴史のなかで重要な役割を果たした地図を語り尽くす、地図学の入門書。
ヘレフォード大聖堂がマッパ・ムンディ(中世の世界地図)をサザビーズで競売にかけようとした顛末から始まり、コロンブスではなくアメリゴ・ヴェスプッチを新大陸の発見者とする認識を広めてしまった地図のことなど、トリビアを知るには楽しい本。古地図に限らず、ロンドン地下鉄の一社員がデザインした路線図が今世界中に広まっているデザインの元を作ったということや、チャーチルの巨大地球儀(直径127cm)を再現するアーティストのインタビュー、映画や小説に登場する架空の地図を扱った章