作品一覧

  • なぜ危機に気づけなかったのか ― 組織を救うリーダーの問題発見力
    4.3
    1巻2,090円 (税込)
    「問題を解決することと、問題を見つけることは、まったく異なった能力である」――シドニー・フィンケルシュタイン(『名経営者が、なぜ失敗するのか?』著者) ◆ 問題を解決する前に「発見」せよ ◆ 問題を解決するには、まず「問題」がわかっていなければならない。 企業をはじめ、多くの組織において問題は隠れてしまい、いくら問題解決法を知っていても、 「解決すべき問題」が何か、わかっていないことが問題になっている。 問題が起こり、大事故・大惨事に発展してから解決策を見出すより、 問題になりそうなことを早くに発見し、まだ軽微なうちに手を打つことのほうが価値がある。 しかし、手遅れになってからやっと危機に気づいたり、見当違いの問題を解決しようとしている場合さえある。 現実の世界では、リーダーはまず問題を発見しなければならない。 解決すべき問題が何かを把握する。真の問題を見極めることが最も難しい課題である。 ◆ 優れたリーダーが実践する、問題発見7つのスキル ◆ 優れたリーダーは、危機を未然に防ぐべく、問題を発見する能力を身につけている。 本書では、150人以上の経営者へのインタビューと、 ビジネス・政治・軍事・スポーツ・医療など数々のケーススタディを分析。 優れた問題発見者となるために、リーダーがマスターすべき7つのスキルと能力を示す。
  • Unlocking Creativity―チームの創造力を解き放つ最強の戦略
    -
    1巻2,200円 (税込)
    あなたの会社にはイノベーティブな人材がすでにいる! 生まれつき創造力が高い人と低い人がいるわけではない。 創造力の発揮を妨げる6つの思い込みを取り除くこと、それがリーダーの役割だ。 著者ロベルト教授が着目する6つの思い込みとは―― (1)過程に関する思い込み:「計画どおりにやること」が目的化していないか? (2)基準に関する思い込み:特定のライバル企業との比較ばかりしていないか? (3)予測に関する思い込み:アイデアの段階で精緻な利益予想を求めていないか? (4)構造に関する思い込み:組織構造を変えれば解決すると思っていないか? (5)集中に関する思い込み:集中して考えればアイデアが湧くと信じ込んでいないか? (6)反論に関する思い込み:とりあえず反論を出せば議論が活性化すると思っていないか? 著者の研究成果も多数盛り込み、チームや組織の創造力を目覚めさせる方法を説く。
  • 決断の本質 ― プロセス志向の意思決定マネジメント
    4.1
    1巻2,640円 (税込)
    成功の鍵は「結論」よりも「正しいプロセス」 なぜ、判断を誤るのか。なぜ、決めたことが実行できないのか。真に重要なのは「結論」ではなく「プロセス」だ。ケネディの失敗、エベレスト遭難事件、コロンビア号の爆発事故など多種多様な事例をもとに「成功する意思決定」の条件を探求。人間性の本質に迫る、画期的な組織行動論・リーダーシップ論。 重要な決断が下された後で、どうにも腑に落ちない思いを抱いたことがないだろうか。「どうして、あの時、あんなバカな決断をしたのだろう?」と。 なぜ、判断を誤ったのか。なぜ、決めたことが実行されないのか。 ビジネスの様々な局面で人が直面する、迷いや不安、組織の壁、錯綜する情報、議論の迷走……。世界の不確実性を前に、それでも必死に「答え」を見出そうとする努力は、しかし、必ずしも報われるとは限らない。 真に重要なのは、意思決定の「結論」ではなく「プロセス」なのである。 ケネディの誤算、エベレスト登山隊の悲劇、ジャック・ウェルチの改革、コロンビア号の惨事、ノルマンディー上陸作戦……。ビジネスだけでなく、多種多様な分野の事例研究によって著者が到達したのは、人間性の本質に迫る、透徹した洞察である。本書で示される「成功する意思決定プロセス」の条件と、「意思決定の4C」をはじめとする実践的なガイドラインは、リーダーやマネジャーは勿論、組織に関わるすべての人に多大な示唆をもたらすに違いない。 いわゆる意思決定論やリーダーシップ論を超えた、画期的な人間行動論である。

ユーザーレビュー

  • 決断の本質 ― プロセス志向の意思決定マネジメント

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    マネジメント関連本としてお勧め頂いたので読んでみました。著者はマイケル・A・ロベルト氏。ハーバードビジネススクールの教授。初版が2006年、私が手にしたのもそれ。

    感想。
    すごい良書。初めてのリーダーとか向きではなく、ある程度上のポジションの方向けだと思う。

    備忘録。
    ・リーダーは自分の意思決定の有効性を判断するのに結果を待つ必要はない。結果を待つのではなく、決定に至るプロセスを緻密に検討すべき。結果はいつ判明するかわからないが、意思決定プロセスはリアルタイムで評価できる。複数の選択肢を用意したか、前提条件を明確にしたか、それらを慎重に検証したか、反対意見は出ていたか、実行責任者から高いコ

    0
    2024年10月13日
  • 決断の本質 ― プロセス志向の意思決定マネジメント

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    決断の本質について書かれていた内容を説明する。
    正しく、実行できる意思決定のプロセス設計と運用について記載された本。

    意思決定プロセスとは?
    1.メンバー構成:反対ができる人
    (ア)専門知識の有無
    (イ)決定を実行する場合のその人物の重要性
    (ウ)信頼できる腹心
    (エ)構成メンバーの多様性
    2.コンテクスト
    (ア)失敗のネーミングを変える
    3.コミュニケーションルール:
    4.コントロール:プロセスを守らせる

    反対意見を必ず出させる。理由付きで
    立場を変えて議論させる。
    結論を出すのは最終的にはリーダーが決めることを最初に伝える

    プロセスを決める
    決定基準

    結論

    アイデアの衝突を促す4

    0
    2024年02月23日
  • 決断の本質 ― プロセス志向の意思決定マネジメント

    Posted by ブクログ

    意思決定の質は、意思決定プロセスの設計と運用によって高められる。合意形成は単純なコンセンサスではなく、正しい方針にチームがコミットして成果をあげることであり、そのためにプロセスとして必要な観点がわかりやすく網羅されている。発散と収束のサイクルを細かく早く回す、あたりはほんとにその通りだと思った

    0
    2023年10月29日
  • なぜ危機に気づけなかったのか ― 組織を救うリーダーの問題発見力

    Posted by ブクログ

    組織上の問題発見を書いた本です

    問題を発見することの重要性と
    「問題を解決することと、問題を発見することは、まったく異なった能力である」と説いて。問題発見の為の7つスキルを沢山の具体的な事例を持って紹介しており、臨場感が伝わってきます

    リーダーの心構えの中で、優れたリーダーは問題を脅威とは見なしていない、改善と学習の機会だと考えているという文があり、自分が関わっている工場の組織内が問題だらけでうんざいしていたのですが、認識を改めて、問題を利用する方法を考えるきっかけになりそうです

    0
    2020年08月29日
  • 決断の本質 ― プロセス志向の意思決定マネジメント

    Posted by ブクログ

    これは「決断」というよりも「意思決定の本質」とも言うべき本である。

    組織で意思決定を行い、有効な結果を出そうとする場合のとるべきプロセスについて書かれた本であり、リーダーの決断力を伸ばすものではない。

    リーダーの重要な業務に「組織の意思決定と方向付け」というものはあるが、その確定におけるコンセンサスの取り方や組織間対立の解消方法に関する教科書、とも言うべき本である。

    これからも重要な意思決定を行う際は何度も読み返すことになる本だと感じた。

    ----
    類著の「実行力 橋下徹著」などでも、対立意見はあらかじめできるだけ出させ、しかしながら、一度決定が下れば従ってもらう、といったマネジメント

    0
    2020年09月13日

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