マイケル・A・ロベルトのレビュー一覧

  • 決断の本質 ― プロセス志向の意思決定マネジメント

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    マネジメント関連本としてお勧め頂いたので読んでみました。著者はマイケル・A・ロベルト氏。ハーバードビジネススクールの教授。初版が2006年、私が手にしたのもそれ。

    感想。
    すごい良書。初めてのリーダーとか向きではなく、ある程度上のポジションの方向けだと思う。

    備忘録。
    ・リーダーは自分の意思決定の有効性を判断するのに結果を待つ必要はない。結果を待つのではなく、決定に至るプロセスを緻密に検討すべき。結果はいつ判明するかわからないが、意思決定プロセスはリアルタイムで評価できる。複数の選択肢を用意したか、前提条件を明確にしたか、それらを慎重に検証したか、反対意見は出ていたか、実行責任者から高いコ

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    2024年10月13日
  • 決断の本質 ― プロセス志向の意思決定マネジメント

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    決断の本質について書かれていた内容を説明する。
    正しく、実行できる意思決定のプロセス設計と運用について記載された本。

    意思決定プロセスとは?
    1.メンバー構成:反対ができる人
    (ア)専門知識の有無
    (イ)決定を実行する場合のその人物の重要性
    (ウ)信頼できる腹心
    (エ)構成メンバーの多様性
    2.コンテクスト
    (ア)失敗のネーミングを変える
    3.コミュニケーションルール:
    4.コントロール:プロセスを守らせる

    反対意見を必ず出させる。理由付きで
    立場を変えて議論させる。
    結論を出すのは最終的にはリーダーが決めることを最初に伝える

    プロセスを決める
    決定基準

    結論

    アイデアの衝突を促す4

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    2024年02月23日
  • 決断の本質 ― プロセス志向の意思決定マネジメント

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    意思決定の質は、意思決定プロセスの設計と運用によって高められる。合意形成は単純なコンセンサスではなく、正しい方針にチームがコミットして成果をあげることであり、そのためにプロセスとして必要な観点がわかりやすく網羅されている。発散と収束のサイクルを細かく早く回す、あたりはほんとにその通りだと思った

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    2023年10月29日
  • なぜ危機に気づけなかったのか ― 組織を救うリーダーの問題発見力

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    組織上の問題発見を書いた本です

    問題を発見することの重要性と
    「問題を解決することと、問題を発見することは、まったく異なった能力である」と説いて。問題発見の為の7つスキルを沢山の具体的な事例を持って紹介しており、臨場感が伝わってきます

    リーダーの心構えの中で、優れたリーダーは問題を脅威とは見なしていない、改善と学習の機会だと考えているという文があり、自分が関わっている工場の組織内が問題だらけでうんざいしていたのですが、認識を改めて、問題を利用する方法を考えるきっかけになりそうです

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    2020年08月29日
  • 決断の本質 ― プロセス志向の意思決定マネジメント

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    これは「決断」というよりも「意思決定の本質」とも言うべき本である。

    組織で意思決定を行い、有効な結果を出そうとする場合のとるべきプロセスについて書かれた本であり、リーダーの決断力を伸ばすものではない。

    リーダーの重要な業務に「組織の意思決定と方向付け」というものはあるが、その確定におけるコンセンサスの取り方や組織間対立の解消方法に関する教科書、とも言うべき本である。

    これからも重要な意思決定を行う際は何度も読み返すことになる本だと感じた。

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    類著の「実行力 橋下徹著」などでも、対立意見はあらかじめできるだけ出させ、しかしながら、一度決定が下れば従ってもらう、といったマネジメント

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    2020年09月13日
  • なぜ危機に気づけなかったのか ― 組織を救うリーダーの問題発見力

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    Know what you don't know

    この言葉に尽きます。

    そして、それを実行する7つの手段を詳細に。
    ①情報フィルター
    ②参与観察
    ③パターン認識
    ④点から線へ
    ⑤価値ある失敗の奨励
    ⑥話し方と聞き方
    ⑦リフレクション
    これらの基盤になるのが、飽くなき知的好奇心、システム思考、バランス感覚。

    実は取り立てて目新しいものはなく、それなりに意識して取り組んでいるところだけど、企業経営者への豊富なインタビューも含めて、実例をもとにしているので、とにかく身近に捉えることができるし、わかりやすい。

    「大方のマネジャーは問題について話し合うことを好まない。自分の部署が抱える

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    2015年12月08日
  • なぜ危機に気づけなかったのか ― 組織を救うリーダーの問題発見力

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    組織での問題は、世間一般に出てしまった際はすでに手遅れか、対応可能であったとしても影響や対策コストなども大きなものになりうる。

    問題をいかに小さいときに発見するか、発見するにはどのような心構えが必要となるかに述べられている名著。

    これからは「トラブルシューター」を一歩進め、問題を自ら発見して小さく対応する能力が求められていると思う。

    一回ノートにまとめて、かつ折に触れて読み返そうと思う。

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    2012年01月29日
  • なぜ危機に気づけなかったのか ― 組織を救うリーダーの問題発見力

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    軽めの内容を予想して読み始めたが、教科書的・網羅的な書き方で非常に役に立つ内容だった。折に触れ、読み返してみる価値がある本。

    ・問題の指摘はそれが間違った警報であっても学習の機会になりうる。コストの削減や顧客満足度の向上につながる場合も多い。また、問題を見つける能力も時間とともに進歩していくので、間違った警報を出したことを後悔させるようなことをすればその代償は高くつく。

    効果的に問題を見つけるために
    1)フィルターを避ける
    組織のトップは通常、下からの情報を取捨選択するゲートキーパーを置いているが、時には自分の目で見る。耳障りな情報でも歓迎するような雰囲気を作る
    ・自分の耳で聞く
    ・さまざ

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    2011年11月30日
  • 決断の本質 ― プロセス志向の意思決定マネジメント

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    エベレストの悲劇、ケネディの誤算、GEやIBMの改革など、各界のリーダーたちはどのように意思決定したのか、どうして間違った決定をしてしまったのかについて、関係者の証言等をもとに分析したもの。必要なのは正しい結論ではなく正しいプロセス、建設的な意見の対立、高度のコミットメントおよびコンセンサスであるという。意思決定やリーダーシップに関わる誤解を解くとともに、意思決定者にとって必要な思考の基礎を学べる良書。

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    2020年01月26日
  • なぜ危機に気づけなかったのか ― 組織を救うリーダーの問題発見力

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    問題発見についての本。実践的な7つの手法を提唱し、その有用性を実例を持って解説してくれる。会社の経営層150人にインタビューした結果を踏まえ、豊富な事例で手法を裏打ちしてくれる。

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    2018年11月12日
  • なぜ危機に気づけなかったのか ― 組織を救うリーダーの問題発見力

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    何か問題が発生していないか気づくためには、気づかなくなってしまう原因をつぶしておかないといけない。それは自分の中にもあるし、環境もある。自分の中には問題を見えなくしてしまう人間の性質を知ることやや振り返る習慣をつける、見かたや聞き方によっても問題が隠れてしまうことがある。環境は情報の集約方法や意見を聞く人によって情報が遮断されてしまったり偏向されてしまうことがあることを認識し、環境を見直したり情報を収集する手段を変えたりしないといけない。
    悪い情報は伝わりにくいなど失敗学に近い内容だけれどもこちらはインタビュー方法があったり問題の発見に主眼がおかれている。

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    2014年09月29日
  • 決断の本質 ― プロセス志向の意思決定マネジメント

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    決断する内容よりもいかに決定するプロセスが大事であるかを説明した本。将来,部下を持ったときに読み返したい.

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    2009年10月04日
  • 決断の本質 ― プロセス志向の意思決定マネジメント

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    人生とは決断の連続である。
    しかしながら本当の意味で、あらゆることを自分自身の意志で、決断できているだろうか。
    その結果について、すべて納得しているだろうか。
    様々な意思決定の事例を挙げて、その場面場面でどういう決断がされたかの解説がされている。
    NASAの硬直した組織の事例は、非常に興味深い。
    少なからず自分が過去に身を置いた組織でも、似たようなことがあったのを思い出してしまった。
    エベレストの悲劇は、そのエピソードを聞いただけで、痛ましくなってしまう。
    なぜ組織の中で、誰一人異論を唱えなかったのか。
    なぜ間違った決断を止められなかったのか。
    キューバ危機ではケネディ大統領が執った「悪魔の代

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    2025年06月01日
  • なぜ危機に気づけなかったのか ― 組織を救うリーダーの問題発見力

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    いわゆるリーダーシップの高いとされているリーダーのもとでは、事前に問題が発見されることはなく、風通しが良い職場ほど、リアルな問題が上層部にも伝わり、解決が行なわれると言った内容。
    極めて当たり前とも言える内容か。

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    2022年12月17日
  • 決断の本質 ― プロセス志向の意思決定マネジメント

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    読書会課題本。何らかの組織運営やプロジェクトリーダーをされているなら学ぶところが多いと思う。組織運営などをする時には、必ず「会議(=ミーティング)」が行われるが、そこである種の決定を下すのに、どういう段取りを組むのが良いか?というのをテーマとしている。過去の成功・失敗事例も豊富で、それなりの説得力もあったように思う。

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    2022年03月17日
  • なぜ危機に気づけなかったのか ― 組織を救うリーダーの問題発見力

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    リーダーが持つべき「危機予測」のためのコツ。問題を解決するのではなく、問題が発生する前に回避するという考え方。人類学者のように観察すること、パターンを見つけること、点を線でつなぐこと、失敗を奨励することなど。

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    2019年04月14日
  • 決断の本質 ― プロセス志向の意思決定マネジメント

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    ビジネス書。先行研究と自身の調査から、良質のプロセスによる意思決定は成果を上げる可能性が高いとし、そのために必要な行動を説く。失敗事例から提示される、意思決定に対する組織構造や文化の影響は納得感が高い。

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    2015年05月06日