作品一覧

  • 新装版 昭和史(上)1926-45
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    1~2巻1,320円 (税込)
    「昭和時代」の歴史を、政治・経済面だけでなく、思想・生活・文化面にも視野を広げて描いた、昭和史の決定版。元になったのは、1992、1993年に刊行された『昭和史Ⅰ・Ⅱ』。大佛次郎賞を受賞したこの本は、2012年に文庫化され、より広い読者に読まれることとなった。 「戦後80年」「昭和100年」という節目の2025年、この現代史のバイブルをあらためて世に問うために、新装版として復刊となった。 上巻は、日本が大正デモクラシーで民主化を実現した後、第二次世界大戦に自ら突入して焦土となるまでの1945年まで、下巻は、急速な復興と経済成長を果たし、「武装を好まぬ経済大国」となった1989年までが描かれ、未来を考えるうえでも示唆に富んだ歴史が語られる。 今回の新装版(下巻)には、歴史家・保阪正康氏の解説が加わっている。
  • 日本の経済統制 ──戦時・戦後の経験と教訓
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    1巻990円 (税込)
    統制とは、市場の価格機構に何らかの方法で干渉し、その機能を制限することである。日本における経済統制は、世界恐慌による危機的状況への企業の自主対応から生まれた。やがて、日中戦争(日華事変)の勃発、太平洋戦争への突入と戦争が全面化するにつれ、性格を変貌させていく。国家による軍需生産への集中とそれ以外の生産物への介入拡大という、統制が統制を呼ぶ事態のなか、破局へと突き進む日本―。昭和12年(1937)から昭和25年(1950)までの国家統制時代を中心に、名著『昭和史』の著者が経済の動きについて全体像を提示する。戦後の出発を決定づけた戦時中の経験とは何であり、現代に何を教えるのか。
  • 昭和史【合本版】
    5.0
    1巻1,782円 (税込)
    世界史の中での「昭和時代」の歴史を、政治・経済から思想・生活・文化面にも視野を広げて描く。『昭和史』(上・下巻)をつなぎ1926年から89年までを一冊にした合本版。 【主な内容】 はじめに 序  章 第一次世界大戦の衝撃 第一章 ひよわなデモクラシー 第二章 「非常時」から「準戦時」へ 第三章 軍服と軍刀の時代 第四章 「大東亜共栄圏」の夢 第五章 占領・民主化・復興 第六章 「もはや戦後ではない」 第七章 成長を通じての変貌 第八章 「大国化」と「国際化」 むすび──昭和の時代
  • 昭和史(上)
    3.5
    1~2巻990円 (税込)
    世界史の中での「昭和時代」の歴史を、政治・経済面だけでなく、思想・生活・文化面にも視野を広げて描いた、昭和史の決定版。上巻は、日本が大正デモクラシーで民主化を実現した後、第二次世界大戦に自ら突入して焦土となるまで、下巻は急速な復興と経済成長を果たし、「武装を好まぬ経済大国」となった1989年までを描く。未来を考えるうえでも示唆に富んだ歴史が語られている。第20回大佛次郎賞受賞作。

ユーザーレビュー

  • 昭和史(上)

    Posted by ブクログ

    書店で大量に平積みされていたので深く考えずに購入しましたが、とても勉強になりました。本書は政治経済だけでなく庶民の生活状況、文化(演劇等)の発展などかなり幅広いトピックを取り扱っていて読み応えがあります。特に経済面についてはかなり平易な記述になっているので、景気の波がどう起こったのか、政府がどう対応したのか、などは大変勉強になりました。現在と違って、政府のちょっとしたアクション(例:金利引き上げ)が国民生活に多大な影響を与えている様子がありありと浮かび上がります。

     一方政治面の記述ですが、これは正直私には厳しかったです。というのも初めて聞く日本人政治家の名前が多数出てくるので、途中からはW

    1
    2023年04月26日
  • 昭和史(下)

    Posted by ブクログ

    本書は上巻の続きとして太平洋戦争敗戦後の1945年から昭和天皇が崩御する1989年までの昭和後期を記述しています。上巻同様に全般的に平易な文言が使われているため一貫して読みやすいです。ただし著者自身も田中角栄内閣以後は政治がつまらない、と記述しているように、下巻の後半は特にクライマックスもなく淡々と消費税導入やリクルート事件などのイベントを説明している感はあります。
     その意味で下巻のクライマックスはむしろ前半で、日本がいかに戦後GHQの占領下で強引に既得権益の排除に努めたか、そして所得格差を急速に解消し、また朝鮮特需などの外需も幸いし1955年には戦前の経済水準まで戻し、また1960年代には

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    2023年04月26日
  • 新装版 昭和史(下)1945-89

    Posted by ブクログ

    歴史の面白さという意味で、戦後史ほど面白味のない時代も無い。戦後の歴史とは、政治経済の歴史であり、戦前の歴史は戦争というゴールがあるからだと思う。なぜ戦争に踏み切ったか、様々な要因を持ち、点と点が繋がっていくことが面白い。

    自分は、戦後史はまだ点でしか見られていない。その先に何があるのかよくわからない。まだ渦中ともいえるのでは?経済史は現役時代もズタボロだった。投資とか向いていないと思う。

    読み進める途中で、著者が経済学者だということを知った。専門性を遺憾なく発揮していただいている、ということではなく、一般向けのわかりやすい表現にしていただいているとは存じていても、数字が出でくるとさっぱり

    0
    2025年10月22日
  • 昭和史(上)

    Posted by ブクログ

    日本史Bを受験科目としていたので、流れはなんとなく掴めている状態だったが、受験科目としての昭和史はあまり好きではなかった。戦争へ向かう暗い時代だからだ。

    戦争をセンシティブに捉えるのもあの頃と比べたら多少鈍ってきたのもあり、日本が戦争に向かったその本質について、歴史を改めて学びたいと思った。

    政治、経済の行き詰まりを領土拡大、勝利によって得ようとする。高揚感を得るための手段としての戦争。満足感が欲しくて欲しくてたまらなくなって戦線を拡大する。中毒になっている。精神的な飢えも、肉体的な飢えが勝って目が醒める。

    そして、どうも防衛戦というものにめっぽう弱いような印象がある。それは、物量面もそ

    0
    2025年09月17日
  • 昭和史(下)

    Posted by ブクログ

    上巻が2度に渡る大戦を中心としていたのに対し、下巻の本書は、政治の季節を終えた日本がどうやって経済主体の国作りをしていくか、そんな内容である。従って、政治を描いていく言葉以上に、経済を語る言葉、経済学や経営学で使われるような言葉でもって国の形が描かれるようになる。つまり、日本の動向をあれこれ話そうという時、高度成長期やそれ以後のことは、経済の言葉が必要とされるのである。それだけ日本国民の意識や居場所は、経済活動に軸足を移していたのだろう。そう考えると、近年デジタル化が強力に推進されている点からも、ITの知識が国の形を語る上で欠かせなくなり、そのためのプログラミング教育必修ということだろうか。私

    0
    2020年10月09日

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