配信予定・最新刊

作品一覧

  • 鶏まみれ
    NEW

    小説・文芸

    4.8
    1巻2,420円 (税込)
    【推薦】白石正明さん(編集者) 「大変なものを読まされてしまった。 夜明け前の食鳥処理工場で顔までべっとり血と汚物にまみれ、 午後には風の谷の鶏舎でヒヨコとともに陽を浴びる一人の小柄な女性。 彼女が語り出したのは、「生き物」と「食べ物」をつなぐ壮大なスケールの、 とびきり自前の人類史だった。 生と死が風車のようにくるくる回っている。 私はもはや感動が追いつかない。」 ***** 〈命をめぐり、考え、生きた日々の記録。〉 リストラ失職した夫が「養鶏しようかな」と言う。では最後は肉か? と資格取得のため食鳥処理場に通い始めた。 夥しい数の鶏と働く人々。 私たちの肉はこんなふうに支えられていたのか。 感謝や驚きとともにさまざまな〝なぜ〟も湧きあがる。 ある日、同僚に訊ねようと顔を覗き込んだとき、何かちがう気がした。 この問いは社会に向けるものではないか── 〈『山と獣と肉と皮』『ニワトリと卵と、息子の思春期』に続く最新刊〉 ***** 【目次】 序章 それは見てはいけないものか? 第1章 踏み越えて、向こう側へ 第2章 なぜここは 第3章 ニワトリと卵とお金と、殺すこと 第4章 変わりゆく中で 第5章 どこへ向かうのか あとがき *****
  • 山と獣と肉と皮

    小説・文芸

    4.4
    1巻1,760円 (税込)
    「かわいそう」と「おいしそう」の境界線はどこにあるのか?   山に入るたび、死と再生のダイナミズムに言葉を失いつつも、殺された獣を丹念に料理して、一家で食べてきた日々——。   獣を殺す/料理する/食べる。 そこに生まれる問いの、なんと強靭にして、しなやかであることよ。 いのちをめぐる思索の書。 母として、写真家をして、冒険者として。 死、出産、肉と皮革を、穢れから解き放つために。——赤坂憲雄氏、推薦! 【目次】 はじめに 序章  獣の解体と共食 第1章 おじさんと罠猟 第2章 野生肉を料理する 第3章 謎のケモノ使い 第4章 皮と革をめぐる旅 おわりに
  • 長崎と天草の教会を旅して

    ビジネス・実用

    3.7
    1巻1,478円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」を写真と文章で紹介する新しいガイドブックです。 世界遺産登録にむけ活動が行われている「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」にまつわる、写真集兼ガイドブックです。 本書は、フォトグラファーで長崎在住の繁延あづささんが、約2年間の歳月をかけて、長崎と熊本・天草の教会やその集落を撮影し執筆した書籍で、彼女独自のあたたかい視線で、キリシタン集落の人々が通った教会や集落が紹介されています。 紹介される構成資産は、大浦天主堂、野崎島の集落跡、外海の出津集落、平戸の聖地と集落、原城跡など12。 また、2016年秋までの構成資産に含まれていた、日野江城跡なども紹介しています。さらに、野崎島の集落跡では、モデルのKIKIさんと一緒に著者が旧野首教会をはじめ現地の構成資産を訪れ、その歴史と魅力を描き出しております。
  • うまれるものがたり

    ビジネス・実用

    3.0
    1巻1,478円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 出産をめぐる家族の物語を、写真+文章で綴る写真集 妊娠・出産をめぐる6つの家族のものがたりを、フォトグラファーであり、自身も3人の子の母である著者が撮影・執筆。普通分娩、帝王切開、不妊治療を経た妊産婦さんや、その家族のお話のほか、きょうだいがうまれるときの上の子のお話など、著者の目線から見た“ものがたり”は、どこか自分や自分の家族のことのように身近に感じられます。そして最後の死産のお話は、悲しいものがたりでありながらも、清々しい読後感を与えてくれます。「この世にうまれること」そして「新しい命を迎えること」について、「感じる」と同時に「考える」ことのできる貴重な一冊です。

ユーザーレビュー

  • 鶏まみれ

    Posted by ブクログ

    評価は読む人それぞれだと思うが誰も無視できない本だと思う

    にわとりに優しいたまごやさんをやりつつ最低賃金で後期高齢者、外国人、障害者と食肉工場で働く

    養鶏を始めるけどなかなか軌道に乗せられない友達のいない旦那さん
    ゲームの代わりににわとりを飼う長男始め子供たち

    テーマを見出すなら食と生き物になるのだろう
    思索の過程だけを書くこともできるだろうけど工場の人たち、子供たちの成長、夫への苛立ちが日記のように描かれる

    テーマからすると寄り道のように見えるけれども寄り道が積み重なることでしか伝わらないものがあった気がする

    エッセイのような冒険記のような思索のような日記のような

    旦那さん感情移

    0
    2026年07月07日
  • 鶏まみれ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    どろっとした液体に身体全体が浸かるような感覚。かろうじて顔だけ出ているけど、今にも沈んでおぼれてしまいそうな。蒸し暑い中、なんとか呼吸をしているような、そんな感覚で読んだ。

    スゴい本だと聞いていて、事前知識なしで読んだけど、いやぁスゴかった。人にすすめたいけど、あらすじだけまとめても、全く伝わらないような⋯とりあえず読んでみてもらうしかない。

    付箋を貼った箇所をいくつか。
    勤め先の食鳥処理場の部門で、鳥の首を切る仕事から内臓部分を取り出す仕事に移った時に。
    「〜つらさで言えば首切りのほうが上だが、嫌な気持ちはどっちもどっち。殺すより臭いほうが嫌だなんて。〜」

    「昔は機械なんてなかったけん

    0
    2026年06月21日
  • 鶏まみれ

    Posted by ブクログ

     焼鳥での一杯をこよなく愛するアナタ、唐揚げに目がないアナタは、絶対に読むべき一冊です! この強烈な内容のノンフィクションは、自ずと「生きもの〜食べもの」の循環と尊さを思い知らせます。

     ひょんなきっかけで、家族ぐるみでニワトリと関わることになった女性。本書の主軸は、著者が食鳥処理場で働くことを通じての、鶏を絞めて捌くことの過酷さと、育て売り食べることへの感謝です。

     とりわけ、普段見ない「捌く」工程は想像を絶する描写です。流れ作業で鶏の血や体液や内蔵物を全身に浴び、滑る手の感触と共に、強烈な臭いが襲います。しかし、そこで働く人が後期高齢者、障がい者、外国人が中心、それも最低賃金で…。加え

    0
    2026年06月12日
  • 鶏まみれ

    Posted by ブクログ

    食鳥をめぐるノンフィクションであり家族の日々を綴ったエッセイでもある。
    食鳥工場作業員、養鶏家、母親、三つの視点から構成される。
    中でも食鳥工場での労働部分は、普段スーパーで目にするパッキングされた肉がどういった工程を経てそうなっているのかをリアルに伝えていて読み応えがすごい。次々に流れてくる鳥の首を切るところから腹を割き内臓を取り出す一連の作業。血や悪臭に塗れながらその仕事をしてくれている人たちがいるからこそ消費者はスーパーで鶏肉を買うことができる。黙々と首を切り続ける男性の姿には合掌したくなるような崇高さがある。

    社会的に重要な仕事でありながら最低賃金で、働いているのは後期高齢者、知的障

    0
    2026年05月31日
  • 鶏まみれ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    いやあ、良かった。

    基本的には本書はノンフィクションに位置づけられましょう。

    写真家ときどき文筆の筆者。失業を機に養鶏をやりたいと言い出した夫のビジネスを支えるため、食鳥処理衛生管理者の資格を取るべく取得の方法を探す。すると、この資格、食肉工場で3年勤務すると受験資格ができるという。

    こうして筆者は、自分の仕事をしつつ、夫の養鶏ビジネスも支えつつ、鶏肉食肉加工会社にパートに出ることに。

    で、この食肉加工会社での部分がすごい。

    筆者は一通り経験したいと、幾つかのパートをローテンションさせてもらうも、生きた鶏肉を殺す「首切り」、内臓を可食・不可食に分別する「中抜き」に長く従事する。命を

    0
    2026年04月26日

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