山と獣と肉と皮

山と獣と肉と皮

1,760円 (税込)

8pt

「かわいそう」と「おいしそう」の境界線はどこにあるのか?

山に入るたび、死と再生のダイナミズムに言葉を失いつつも、殺された獣を丹念に料理して、一家で食べてきた日々——。

獣を殺す/料理する/食べる。
そこに生まれる問いの、なんと強靭にして、しなやかであることよ。
いのちをめぐる思索の書。
母として、写真家をして、冒険者として。
死、出産、肉と皮革を、穢れから解き放つために。——赤坂憲雄氏、推薦!

【目次】
はじめに
序章 獣の解体と共食
第1章 おじさんと罠猟
第2章 野生肉を料理する
第3章 謎のケモノ使い
第4章 皮と革をめぐる旅
おわりに

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山と獣と肉と皮 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    肉を食べることは命をいただくこと、そう考えたことがある人には、本書を読んで欲しいと思った。
    そう考えたことの無い人にも、本書を読んで欲しいと思うが、理解できないだろうな。
    そういう人は、魚は切り身で泳ぎ、肉はステーキで作られると思っているのだろうから。

    還暦を過ぎて狩猟者になった私が見てきたもの、

    0
    2025年09月09日

    Posted by ブクログ

    長崎に移住してから、偶然知り合った地元の猟師を通して、害獣駆除のための猪、鹿の狩猟の場をカメラにおさめながら(筆者の職業はカメラマン!)食、命、生、死についての想いを綴ったエッセー集。彼女がなぜ狩猟の場や捌く行為にこだわり、ある意味惹かれているのかは、文章を通して徐々に明らかになったように思う。最後

    0
    2025年01月05日

    Posted by ブクログ

    「川と皮と革 すべてをかわと読むのはそのつながりを示している」
    「ニワトリと卵と息子と思春期」を読んで読みたくなった。 
    人は様々な命を咀嚼して取り込んで生命を維持してるのに、その命のサイクルから逃れてるわけか、、

    0
    2023年04月05日

    Posted by ブクログ

    写真家の繁延あづささんが家族で移住した長崎で出会った猟師たち。その営みを目にし、人間と獣、さらには生と死と生き方を考えるようになるエッセイ。

    私も読みながらすごく考えさせられた。

    目の前で獣の死を目の前にして変わっていく生死感
    肉を食べるということは命を頂くということ…
    「絶対、おいしく食べてや

    0
    2022年06月29日

    Posted by ブクログ

    写真家の人が猟を見に行き、ついには皮なめしの白鞣しを見に行く。のと並行して、猟でとったジビエを料理して食べる、子供が養鶏をする。
    なんか、すごい。

    0
    2020年12月10日

    Posted by ブクログ

     ほかの人が狩猟に関わるきっかけと、その活動はどんなことをやっているのだろう。
     筆者は移住先の長崎で、たまたま同じ駐車場を使っているおじさんが狩猟をやっていることから興味を持った。

     狩猟に同行するにつれて、肉は絶対に美味しく食べることを誓う。
     さらに狩猟の知り合いが増え、佐賀県で猿回しをして

    0
    2024年02月27日

    Posted by ブクログ

    長崎へ移住し、そこでの近所付き合いで猟師と知り合った著者。
    漁師からもらうようになった猪や鹿肉を調理することをきっかけに、著者の、肉を食べるということは、命をいただくということは、に対する考察の旅が始まる。

    そして罠猟や犬を伴っての銃猟に同行、止めさし(とどめをさすこと)や解体に立ち会い、自らの手

    0
    2023年06月05日

    Posted by ブクログ

    鹿の前足をもらった時、どうやって食べようか、一瞬躊躇した。仕事で標本や剥製にするための動物の亡骸を回収していた時のことを思い出した。自身の経験してきたことと重ね合わせながら、読んでいると共感できることが多い内容だ。
    スーパーで肉を買うなとか、フライドチキンをウーバーイーツで頼むなとか言えた柄ではない

    0
    2022年01月30日

    Posted by ブクログ

    最近界隈で流行りな狩猟ノンフィクションの逸品です。
    写真家の著書なので本人撮影の生々しくも精気溢れる獣と肉とその間の写真が挿絵がわりに使われてます。さすがはプロの作品だと雑魚は感心しきりなのです♪
    写真家は狩猟を追い獣肉を喰らう日々のなかで浄めと穢れの交錯する狩猟曼荼羅を彷徨い己の業と向き合う。

    0
    2021年12月05日

    Posted by ブクログ

    ジビエが好きなので、どうしようもなくタイトルに惹かれて。
    写真家である繁延さんが、地元の猟師であるおじさんの狩猟についていき、そこで撮影してきた写真と率直な言葉が綴られている。
    解体作業で裂かれ露わになった臓物や、絶命したばかりの猪の瞳、母鹿の胎内から取り出された生まれることなく死んだ小鹿、内臓をす

    0
    2021年02月16日

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