藤木TDCの作品一覧
「藤木TDC」の「消えゆく横丁 ──平成酒場始末記」「東京戦後地図 ヤミ市跡を歩く」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「藤木TDC」の「消えゆく横丁 ──平成酒場始末記」「東京戦後地図 ヤミ市跡を歩く」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
公営ギャンブルとは、地方競馬(中央競馬、
いわゆるJRAではありません)、競輪、競艇、
オートレースのことです。
いずれも地方自治体が運営しており、合法な
ギャンブルです。
とは言いましても、ギャンブルと聞くと
なんとなく遠ざけてしまう人もいると思います。
それはお金を賭けるという、真面目に生きている人
にとっては胡散臭い世界に見えるからでしょう。
もちろんせっかく競馬場などに行った時は、
賭けなければ面白くありません。しかし掛け金は
100円でいいのです。
この本ではとにかく公営ギャンブルの場に足を向け
て、その空気感を味わって欲しいと願っています。
そこは昭和の香りあり、ディープな世界あり、
一方で開放的な気持ちの良い空間でもあると
言っています。
賭けは二の次で、ギャンブルという大人の
ゲームを楽しもうという一冊です。
Posted by ブクログ
(2016/7/30)
12歳から東京に通学し始め、以後40年以上、
東京の街をうろうろ歩き続けている。
それだけにこの本、物凄く親近感を感じる。
ああ、あの場所にあんなスペースがあるのはこういう理由だったのか!
というのが手に取るように分かる。
上野浅草神田秋葉原新橋有楽町銀座池袋赤羽新宿渋谷吉祥寺中野三軒茶屋五反田、、
有楽町交通会館の靴屋さんを懇意にしているのだが、
「うちの商売もこの交通会館が取り壊しになるまでよ!」
なんて話をしていた。
東京五輪の際に近所のそれこそヤミ市みたいなところを吸収してつくられ、
寿命が60年とか。
そう、有楽町もこの本に取りあげられている。
駅のガード下に不気味な空間があるのだが、それが取り上げられていた。
こんな一等地にこんな場所。まさにそれ。
それから最近初めて足を踏み入れた有楽町と新橋の間のガード下の不思議な空間。
これも書かれていた。
楽しい楽しい。
残念だったのはひところ住んでいて馴染みのあった下北沢は取り上げられていない。
小田急再開発で無残に取り壊されたからだろうか。
どのようにあの店が復活するのかしないのか。
永六輔さん、大橋巨泉さんは亡くなったが、昭和はまだ終わっていないのだ。
●上野 青空市場の「ノガミの闇市」から巨大商店街の「アメ横」へ
●浅草 敗戦いち早く伝統の露店が復活した浅草寺界隈
●谷中 戦後から変わらない貴重な木造アーケードの横丁
●神田 多層構造の高架橋によって生まれた神田ヤミ市跡の独自性
●秋葉原 露天商たちが築いた秋葉原電気街
●新橋 ヤミ市の発展形態のすべてが詰まった歓楽街の見本市
●有楽町 戦後の有楽町を象徴した飲食店街「すし屋横丁」物語
●銀座三原橋 三十間堀川埋立てをめぐる銀座の露店換地事情
●池袋東口 繁華街の発展に影響を与えた東口ヤミ市の露店換地
●池袋西口 六〇年代まで戦後が残った駅西口の連鎖商店街
●板橋・大山 ヤミ市からの復興を物語る商店街と路地裏の横丁
●赤羽 軍都赤羽の歴史とヤミ市「バネの迷路」の関係
●十条 露店換地後の店舗の造作がそのまま残る商店街
●新宿 焼け野原の東京で最初に出現した新宿のヤミ市マーケット
●渋谷 駅周辺に数多のヤミ市が散在していた渋谷の光景
●吉祥寺 再活性化を遂げ、観光資源となったハモニカ横丁
●高田馬場 山手線と西武新宿線にはさまれた一画に残る名残
●中野 新宿ヤミ市の大立者の影響下にあった
●荻窪 ヤミ市の新たな道を示した荻窪最大のマーケット
●三軒茶屋 若者たちが集う人気スポット、三角地帯の暗黒時代
●五反田 戦後の露店がホテルの中の飲食店街に
●錦糸町 歴史を今に伝えるダービー通りと花壇街
●小岩 水の都を標榜した「小岩ベニスマーケット」
●門前仲町・森下 江東区を代表するヤミ市由来の横丁と長屋酒場
●大井町 ヤミ市マーケット時代の区画を残す貴重な飲食店街
●蒲田・大森 大田区の商業の中心地にできた二大マーケット
●横浜 野毛・桜木町から始まるヨコハマのヤミ市史
●川崎市 高層ビルのふもとに点在する連鎖式店舗の残り香
●蕨市 駅前の区画整理を推進させたヤミ市の大火
●船橋市 「日本の上海」と呼ばれた戦後困窮期の食糧供給地
Posted by ブクログ
本書の良さは序章に集約されている。まずはとにかく序章をむさぼるべし。
公営ギャンブルの中に、友情があり、打算があり、裏切りがあり、失敗があり、歓喜があり絶望があり…
ギャンブルには世界の仕組みと未来が凝縮しているんだと。
ああ、ほとんど文字を引用しているのにうまく言い表せない。それぐらい序章の完成度は高い。
運とかツキとか、ギャンブル以外に出てくるような言葉。それらは屁理屈だけど、嘘ではない。合理的な、当然の解答と違う結果が出ることはままある。
それはやっぱり運とかツキとか、なのだろうか…と
もちろん序章以外も良い。とても良い。
僕はギャンブルにハマって身を持ち崩すようなことはないと断言できるが、1000円ぐらい賭けに行ってみようかな〜と思った。なんてったって徒歩圏内に公営ギャンブルあるからな!
Posted by ブクログ
おぞましい。ジャニー喜多川事件。
なんとなく知っている気でいたが、こうやって藤木TDCさんがしっかり時系列で
追いかけた文章を読むと、、、吐き気がする。
メジャーになりたい少年たちを文字通り食い物にしている。
合宿所に押し込み、寝床に入り、、、、
無知な中学生は、「しょうがない」と我慢する。
それをいいことにジャニーは少年をとっかえひっかえ、、
おぞましい。
その事実をわかっていながら黙っているメディア。
もちろん当時、、、フォーリーブスや郷ひろみが登場した1970年代は
そうした規範はなかったかもしれない。青少年保護の観念は薄かったかもしれない
それにしても、尋常でないことには変わらない。
だが、雑誌の表紙にすれば確実に売れるアイドルを、事件を告発することで
手放したくない。金がすべて。
そんな状態が50年も続いてしまった。
被害が1000人というのもうなずける。信じられない数だが。
その間ジャニーズは前述のフォーリーブス、郷ひろみ、たのきんトリオ、
光GENJI、SMAPを送り出し、どんどんメジャーになる。
スポットライトを浴びた彼らも使い捨て。
スマスマで独立騒動をお詫びした5人の姿、、当時はただ異様なだけだったが、
今となれば、この本を読めば、その意味が分かる。
ろくな給料がもらえないために闘おうとするとこうなる。みせしめ。
金と性と、二重に搾取されていた。
ようやくBBCの放送で火が付き事件となったが、最近は裏金問題で消えてしまった。
まだ犯罪の全容は見えていない。
しかし、、、日本、、、どこまで堕ちるんだ。
モラルも何もない。金だけ。欲だけ。
敗戦でそうなった、と思った時期もあるが、そうではない。
敗戦で反省した人たちが退場して余計におかしくなった。
今世の中の中心にいる人は高度成長のあとのバブル世代のはず。
まさに金だけ。モラルなし。
堕ちるところまで堕ちるしかないのか?