駒木明義の作品一覧
「駒木明義」の「中ロ蜜月で北方領土問題は後退するか(朝日新聞オピニオン 日本がわかる論点2016)」「プーチンの実像 孤高の「皇帝(ツァーリ)」の知られざる真実」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「駒木明義」の「中ロ蜜月で北方領土問題は後退するか(朝日新聞オピニオン 日本がわかる論点2016)」「プーチンの実像 孤高の「皇帝(ツァーリ)」の知られざる真実」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
ネット上には真偽のほどが定かではないプーチン伝説が溢れている。
例え9割がデマだとしても「プーチンならありえる」と納得してしまうこ
ともしばしばだ。
ただ、本書はそんなプーチン伝説ではなくとっても真面目な評伝だ。
実際にプーチンを知る人々の証言を集め、朝日新聞朝刊に連載さ
れた記事に大幅加筆して書籍化された。
連載中も毎回楽しみに読んでいたのだが、こうして1冊の本にまとまる
とロシア大統領プーチンという人はとことん興味深い人物だ。
KGBの元スパイ。スパイ好きの私にはこれだけでも興味をそそる存在
なのだが、政治経験ゼロで大統領にまでなってしまったのだもの。
KGB時
Posted by ブクログ
KGB、サンクトペテルブルク副市長を経て、その後一気に権力の階段を駆け上り、2000年から現在に至るまでロシアのトップに君臨し続ける、プーチンの人間像(原体験、人柄、交渉術、思考等々)を明らかにする。
プーチンに対して肯定的であるか否定的であるかを問わず、プーチンを直接知る人物らの証言がベースとなっており、全体としてバランスの取れた内容になっている。
プーチン自身が非凡な頭脳を持っていることに疑いはないだろう。
しかし、プーチン長期政権の下で、ロシア政治の権威主義化が進み、「制度化されていない専制国家」に立ち至っているという現状は、かなり危ういものがあると感じられた。
最終部から先は、
Posted by ブクログ
ロシアのウクライナへの侵攻が2022年2月に始まってから、はや3年半が経過するが、未だ終息の兆しは見えていないように思われる。このロシアがウクライナに地上軍を以てして全面的に侵攻を開始したのは2022年が記憶に新しいが、2014年にウクライナ領土であるクリミアを軍事占領したから(ウクライナ紛争と呼ばれる現在の戦闘の開始点)、そこから数るなら既に10年以上も両国は闘い続けているといっても良いのかもしれない。クリミア半島は当然ながら現在もロシアが実効支配下に置いている。側から見ると二国間の戦争に見えるが、ロシアは特別軍事作戦と呼称し、ウクライナ領内にいる「虐げられている」ロシア人の保護と救出を目的