作品一覧

  • イタリアの「幸せのひと皿」を食べに行く
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    1巻924円 (税込)
    イタリアで出会った美味しい一皿の出稼ぎ旅 グルメガイド『ガンベロ・ロッソ』の覆面調査員が出会った、 イタリアの味わい豊かな食と文化の旅エッセイ。
  • ワインの嘘~誰も教えてくれなかった自由な楽しみ方
    4.0
    \用語が多くて小難しい…有名品の味が理解できない…/ ワインは教養抜きだからこそ楽しめる! むずかしい・わからないの呪縛を解く、アウトローなワイン論! 今まで誰も教えてくれなかった「自由な楽しみ方」あります! ・ワインに教養はいらない ・好みの味わいに出会う“合コン”理論 ・迷った時の八方美人なワイン ・「ビビビッ」を大切にする ・赤ワインは室温で、は昔の話 ・グラスは一つあればいい ・格付けチェックが当たらないワケ ・ワインを残した者にのみ訪れる幸福etc... もっとわがままで、もっともっと自由でいい! ! 日本とイタリアで40年近くにわたって、ワインと食について執筆をしてきた著者が 業界への忖度抜きで伝えたい、「極上の幸せ」と出会う飲み方。 ――今日は、“あえて”ワインを余らせてみませんか? 【はじめに――「ワインの嘘」に惑わされず、本質を楽しもう】より一部抜粋・編集 「ワインは好きだけど、よくわからない」という話を耳にする。「ワインについて何も知らないので」と恥じ入る人もいる。 考えてみれば不思議な話だ。ワインはアルコール飲料の一つであり、嗜好品。楽しむのに知識など必要ない。 番茶やビールを飲むのに「番茶がよくわからない」とか「ビールの知識がないので」と卑下する人がいるだろうか。 なのに、なぜかワインでは「わかる必要がある」とか「楽しむには知識がいる」といった奇妙な誤解が幅を利かせている。 そのような齟齬=誤解=「ワインの嘘」が自由にワインを楽しむことを阻害している気がする。 ワインは本来、日常に根付いた飲み物だ。毎日の食卓にあり、食事を引き立て、団欒の時間を彩る。 寛ぎ、憩い、明日への活力を与えてくれる庶民的な飲み物である。 ワインにも他のアルコール飲料とは異なる独自の特徴がある。それを知っておくことは、ワインを楽しむ上で役に立つかもしれない。 だが、ワインについて細かい知識を集めて、ひけらかすことに喜びを見出す「トリビアの泉」的アプローチは、まさに「木を見て森を見ず」で、かえって本質を見逃してしまう。 肝となる部分だけを大きくざっくりと捉えておけばいい。あとはそれぞれが好きなように楽しむだけだ。本書では、その肝となる部分だけを紹介している。 とかく、蘊蓄(うんちく)、格付け、マナーなどは、人生を楽しむことを妨げることが多い。 ワインの飲み方についての上から目線のお寒い説教を無視して、自由にワインを楽しみたい。 ワインは人生を楽しくし、人を幸せにするためにあるのだから。 この書がそんな思いを抱かれる方のお役に立てば幸いである。
  • 最後はなぜかうまくいくイタリア人
    3.8
    嫌いなことはやらない。商談よりも食事が大事。空気は読んだことがない。それでも、結果が出るのはなぜなのか――。怠惰で陽気で適当なのに、ファッションから車まで、独自のセンスと哲学で世界の一流品を生み出している国イタリア。彼らの秘密を、日常のさまざまなシーンの行動・価値観や「イタリア人あるある」から、軽妙にひもときます。

ユーザーレビュー

  • 最後はなぜかうまくいくイタリア人

    Posted by ブクログ

     読みたい本にチェックした後、文庫になり書店で平置きになっていて驚いた本書。その場しのぎにも程があるイタリア人と、真面目な日本人の気質とかけ離れ過ぎていてめちゃくちゃ面白かった。それで社会が回っている不思議。ただ子どものまま成長してないだけのように思えるが、欲望の赴くまま後先のことを何も考えず行動でき、またそれが許容される寛容な社会であることが少し羨ましい。雨が降ったら落ち込むので打ち合わせキャンセルだなんて。時間の概念もただルーズなのではなく、独自のルールがあるのだとか。本当の幸せとは何か。深い。

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    2024年10月06日
  • ワインの嘘~誰も教えてくれなかった自由な楽しみ方

    Posted by ブクログ

    大変清々しいワインガイド。
    必要なものは
    グラス、複雑さ、直感、TPO、自分の適温、好みをしること、飲み頃は自分の好みで決めること

    いらないものは
    教養、蘊蓄、フィクション、ストーリー、セールストーク

    好みを探るにはヴァラエタルワインから。

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    2022年02月08日
  • ワインの嘘~誰も教えてくれなかった自由な楽しみ方

    Posted by ブクログ

    全体としてはサラサラと読むに心地よく。

    部分的には社会のお金の流れや、利益や価値に関係する話まで、これは題材として教育する副題として使えると思う。

    特に鮨屋の勘定の部分は例え話がとても優れている。

    ワインの産地のよる違いやその楽しみ方の提案。
    知ったかぶりする筆者が多い中とてもスマートに入ってくる言葉は心地よい。
    ワインの知識も少し、次はこんな部分を気にして買ってみよう…そう思える一冊。

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    2021年11月03日
  • 最後はなぜかうまくいくイタリア人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    イタリアと日本では、(そしてイタリアとフランスでも!)時間や仕事、計画といったコンセプトがいろいろ違うということが分かり、納得しました。

    自分の感覚を大事にし、自分の生活の余裕を優先する…

    また、そんなイタリア人の良いところだけではなく、問題もあるということ、それ等がどうつながっているか、ということも理解できてとても興味深かったです。スリの多さや規則が機能しない実情など、社会の両側面を伝えられているところも説得力がありますね。

    何事もバランスが大事、と言葉で片づけるのは簡単ですが、
    一番優先すべきことを間違えず、あるいは本来優先すべきことを口に出せない場を生み出してしまっていないか、定期

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    2025年03月22日
  • 最後はなぜかうまくいくイタリア人

    Posted by ブクログ

     「アポの時間は努力目標で、先に来た人ではなく、遅れた人に合わせるイタリア社会」
     「レジに並んでいる間に購入する商品を、食べ始めることがある」

    著者が愛すべきイタリア人を、実体験をもとに書き綴っている。

    私にはあり得ないと思いながらも、最終的には「イタリア人は人生を楽しむ天才」に少しうらやましいかも、と思った。

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    2024年07月22日

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