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Posted by ブクログ
イタリア人の人生観、価値観、倫理観などは、日本人のそれらとは真逆の様だ。
典型例と感じるものを、目次の見出しから列挙すると
・アポの時間は努力目標と考える
・いつでも仕事し、いつでもサボる
・好きなことだけ楽しみ、嫌いなことは先伸ばす
・規則破りに寛容なイタリア、無慈悲なフランス
・何もしないで待ちチャンスが来たらつかむ
・コネに頼らない「まじめ」な人は「まぬけ」?
・便宜をはかることこそ「仲間」の証
・なぜかしょっちゅう離合するカップル
などなど。
日本人のメンタリティからすると、理解に苦しみ敬遠したくなりそうなところ、読み進めるうちに「何かイタリア人て、憎めない、可愛い?人たちだなぁ」と感じていたところ、やはり文中に「このようなイタリア人を本当に困った人だと思いながら、なぜか憎めずに「愛すべきやつ」と思ってしまう」とあり、著者同様魅力として受け止めていた様だ。
「おわりに」に書かれている内容で印象に残ったのは、
何事時間に正確で完璧なサービスが受けられる日本だが、その裏にはかなりの緊張感を強いる過激な労働が課せられていて、結果として日本の労働者は酷く疲れて楽しそうでも幸せそうでもないのに対して、イタリアでは最高のサービスを受けられなくても文句は言わない、何故ならそんな緊張を強いられる労働はしたくないしさせたくないから列車が遅れても我慢するし、ゆったりとした人生を過ごそうというスタンスで、何もうまくいってないのに人々は精神的余裕があって幸せそう、楽しそう、
という事。
それこそ国民性の違いで真似は出来ないにしても、見習うべき点だなぁと。
Posted by ブクログ
昔、一度だけイタリアに行ったとき、ガイドさんに時間を確認したら、数字が4つしか書かれていないいわゆるファッション時計で衝撃を受けた記憶があります。(12と3と6と9のみ)
どうりで時間が合わないわけだ…
* *
イタリア人はなぜ遅れるのか?
なぜ食事を大切にするのか?
そしてなぜ、最後はうまくいくのか?
本書を読んで、この国がピッツァやランボルギーニやプラダやグッチを生んだ理由が少しわかった気がします。
時間にルーズなのは、裏を返せば大らかでもあるということ。ガイドさんがあの時計を選んだ理由も今ならわかります。〈美しいから〉なのですね。
好き嫌い分かれるかもしれませんが、イタリア人がどこか憎めないのはこうした哲学が彼らの体にしみついているからなのでしょう。
* *
2023年、今年もお読みいただきありがとうございました。皆さま良いお年をお迎えください。
Posted by ブクログ
内容にはそれほど期待していなかったのですが、予想に反してけっこうおもしろかったです。
非効率的で意味不明に思える行動と、その理由の驚くほどの非合理さ(美しくない、とか、雨が降って気分が乗らない、とか)は、イタリアのイメージそのまんま。
著者のツッコミもおかしくて、「確かに、一緒に仕事するのは厳しいかも・・・」と笑いながら読んだ。
でも、私の心の奥のどこかがピクリと真顔で反応もしている。
美しくないなぁ、心が乗らないなぁ、・・・なんて思う気持ちを、私は今までどれだけ無視してきただろう? そういう基準は無視すべきだなんて、誰が決めたの?なんて、つい考えてしまう。
特に、印象的だったのは、試飲会の後に行われるレセプションの話。交通の便の良いホテルで行われることはまずなく、バスで1時間ほど移動しなくちゃいけないような丘の上のヴィラで行われる、それは主催者が「そのロケーションが美しくて好きだ」から、「ホテルのホールなんて醜くて嫌いだ」からだ、というところ。
ここを読んで、ああ、優先順位が日本人の仕事とは真逆だなぁと思った。見た目の美しさ、って一番最後に来るよね・・・。
私の眼前に一瞬にして広がる美しい葡萄畑と沈む夕日のイメージ。
うん、いいなぁ。いいなぁ。
もちろん、いつも感性優先ばっかりじゃ困るんだけど・・・
最後に書かれていた、イタリアのナポリで見られるルーズさと寛容さ、この2つは光と影みたいなもので、深いところで結びついていて根はひとつのものだ、という著者の見解には非常に考えさせられた。
すべてが整頓され、何もかもうまくいっているはずなのに、どこか疲れているように見える日本人、という描写にはギクリとする。
昨今の日本社会はお互いに対してなにかと不寛容だよなぁ、とつくづく思う。いや、日本じゃなくて私自身がそうだな、と。
とまあ、そんな感じで、気晴らしに何も考えずに読める本、と思って読み始めたのですが、意外にもいろいろと考えさせられました。
Posted by ブクログ
元ブルゾンちえみ・藤原史織さんのおすすめで気になっていたコチラの本。
イタリアに想いを馳せていたこともあり、イタリア人から学べること、またタイトルから内容に惹かれ読んでみたかった一冊。
読んでいくうちに、やっぱり自分はイタリア人とは真逆にいるような性格かも?
もっとイタリア人的思考を手に入れたら、人生面白く生きれるのでは?と思い読んでみたが、イタリアに行く人、イタリアとビジネスをする人にはおすすめの本。
■読んで得たもの:
・イタリア人文化を知るにはもってこいの一冊(イタリアにいく人、イタリア人と仕事をする人におすすめ)
・イタリア人とビジネスする、イタリアである程度の地位を得るためには、パーティー参加とコミュ力が必須。コネ作りが得意でなければやっていけない。イタリアは特に独自のやり方がある、昔ながらの義理人情の国だと思った。
※ちなみに、本書のタイトル回収は前半部分で出来ていて、後半はイタリア人の特性や食事、各地方などについて書かれている。
前半は「なるほど」と読めていたが、後半はイタリアについて詳しく知りたい人以外は流し読みしそう、してもよさそう。
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