宮嶋勲のレビュー一覧
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大変清々しいワインガイド。
必要なものは
グラス、複雑さ、直感、TPO、自分の適温、好みをしること、飲み頃は自分の好みで決めること
いらないものは
教養、蘊蓄、フィクション、ストーリー、セールストーク
好みを探るにはヴァラエタルワインから。
Posted by ブクログ -
全体としてはサラサラと読むに心地よく。
部分的には社会のお金の流れや、利益や価値に関係する話まで、これは題材として教育する副題として使えると思う。
特に鮨屋の勘定の部分は例え話がとても優れている。
ワインの産地のよる違いやその楽しみ方の提案。
知ったかぶりする筆者が多い中とてもスマートに入って...続きを読むPosted by ブクログ -
イタリア人のロジックが事例付きでなんとなく理解できたつもりになる本。
良し悪し、好き嫌いはさておき、まずは理解することが大事と改めて感じる。
これは日本とイタリアという曖昧で主語の大きい具体ではなく、身近な誰かという特定個別の具体にも適用するべきと感じる。Posted by ブクログ -
イタリア人の人生観、価値観、倫理観などは、日本人のそれらとは真逆の様だ。
典型例と感じるものを、目次の見出しから列挙すると
・アポの時間は努力目標と考える
・いつでも仕事し、いつでもサボる
・好きなことだけ楽しみ、嫌いなことは先伸ばす
・規則破りに寛容なイタリア、無慈悲なフランス
・何もしないで待ち...続きを読むPosted by ブクログ -
イタリア文化を学べた。
時間にルーズだけどルールがなんとなく存在するとか、タイトル通り間に合わせることが多いとか、スリには同情するとか、知らなかったことが多い。ちなみに、日本よりもイタリアがいいよ、という本ではない。
内容はどれもすごく面白く、読んだ後は日本とイタリア、どちらに住みたいか考えさせられ...続きを読むPosted by ブクログ -
2011年に東日本大震災があった。避難を余儀なくされた人々がたくさんいた。国内外の視察団の人々が現地に入ったが、「住めなくなったなら別の場所に住めばいい。どうしてここに固執するのか?」
という発言があったと、新聞で読んだのを覚えている。たしかにそうだ。合理的だ。引っ越せばいい。
でも、それだけではな...続きを読むPosted by ブクログ -
昔、一度だけイタリアに行ったとき、ガイドさんに時間を確認したら、数字が4つしか書かれていないいわゆるファッション時計で衝撃を受けた記憶があります。(12と3と6と9のみ)
どうりで時間が合わないわけだ…
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イタリア人はなぜ遅れるのか?
なぜ食事を大切にするのか?
そしてなぜ、最後はうまくいくの...続きを読むPosted by ブクログ -
面白い!
あまりにも日本や日本人の感覚と違いすぎる。
生きるのが楽しそうでうらやましくもあり、
自分の常識を超えてくるので目の当たりにしたら、苦手と思ってしまうかもしれない。
好きかどうかを何よりも大事にするところや、
前もっての準備ができないとか、
持ちつ持たれつのコネ社会とか、
イタリア人が...続きを読むPosted by ブクログ -
内容にはそれほど期待していなかったのですが、予想に反してけっこうおもしろかったです。
非効率的で意味不明に思える行動と、その理由の驚くほどの非合理さ(美しくない、とか、雨が降って気分が乗らない、とか)は、イタリアのイメージそのまんま。
著者のツッコミもおかしくて、「確かに、一緒に仕事するのは厳しい...続きを読むPosted by ブクログ -
前世はイタリア人ではなかろうかと思うほど、自分がはイタリアの物が好きなので、興味本位にこの本を手に取った。予想どおり大変面白く、ますますイタリアの人たちのことが好きになった。イタリアに興味がある人は、是非この本を読まれたし!Posted by ブクログ
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日本にずっといると、自分の価値観や習慣が当然で絶対的な物のように考えてしまいがちだが、たまに違う国の価値観を知ると、心と頭が柔軟になっていく気がする。
イタリア人的働き方を読むと、映画紅の豚で、みんなで飛行機を作っている場面を思い出す。まさに、イタリアの職場とはあんな感じなのだろうか。
日本は、イタ...続きを読むPosted by ブクログ -
仮説を持って読む
「イタリア人は自分に似ている。家族も」
公私混同恐るべし‐資本主義の常識無視
仕事は人生‐義務意識弱い‐家族工房型
直感感覚主義‐目に見えることは一生懸命
重視すべきは成り行き‐直前までフリーでいたい…Vediamo!
寄り道こそが人生Posted by ブクログ -
遅れた人に合わせる。
イタリア人にとっての30分は世界にとっての1時間。
正確なルールに基づいて遅刻する。
好きなようにさせて結果を出させる。
ダメもと精神。馴れ馴れしく図々しく。
仕事とプライべートはわけない。
公私の区別が曖昧で労働時間の区切りも厳密ではない家族工房型の企業で
仕事...続きを読むPosted by ブクログ -
海外に行くと文化の違いというものを本当に感じる
この本ではイタリアの文化について知ることができます
イタリア人といえば陽気で明るいイメージだけど、まぁ間違ってはいなかった
そんな人ばかりではないのは百も承知だけど
でもそんなに時間にルーズ?なのか!
最後というか後日になったら笑ってしまいそうだけど...続きを読むPosted by ブクログ -
イタリア人の常に人と一緒にいたい、カップルでもツインデートしたい、食事は栄養補給ではなく、コネクション作り、列には並ばず割り込み当たり前、一度に一つのことしかできない、時間通りに事が運ばないという文化が面白かった。Posted by ブクログ
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元ブルゾンちえみ・藤原史織さんのおすすめで気になっていたコチラの本。
イタリアに想いを馳せていたこともあり、イタリア人から学べること、またタイトルから内容に惹かれ読んでみたかった一冊。
読んでいくうちに、やっぱり自分はイタリア人とは真逆にいるような性格かも?
もっとイタリア人的思考を手に入れたら、...続きを読むPosted by ブクログ -
最後まで厭きずに読み通すことができました。巧みな文章構成だったからだと思います。日本人とは真逆のようなイタリア人ですが、人生を豊かにいきようと頑張っているところは、とても共感できました。Posted by ブクログ
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堅苦しい蘊蓄は不要、ということを全面にわたって語っている。ワインに凝りすぎている人には、考えがほぐれる内容かもしれない。
これから知りたいという人は、経験がないぶん抽象的に感じるかもしれないので、初心者向けガイドブックを読んでからがいいと思う。Posted by ブクログ -
そんなに急いだってしょうがないじゃん。まぁ、のんびり行こうぜ!間に合わなければ精一杯頑張って、それでもダメならワインでも飲んで楽しくやろう。
・人生は常に不測の事態の連続で、そんなことにいちいち腹を立ててること自体がおかしい。
・不測の事態を乗り越えた時により良い仕事ができる準備をすることこそ重要。...続きを読むPosted by ブクログ