宮嶋勲のレビュー一覧

  • 最後はなぜかうまくいくイタリア人

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     読みたい本にチェックした後、文庫になり書店で平置きになっていて驚いた本書。その場しのぎにも程があるイタリア人と、真面目な日本人の気質とかけ離れ過ぎていてめちゃくちゃ面白かった。それで社会が回っている不思議。ただ子どものまま成長してないだけのように思えるが、欲望の赴くまま後先のことを何も考えず行動でき、またそれが許容される寛容な社会であることが少し羨ましい。雨が降ったら落ち込むので打ち合わせキャンセルだなんて。時間の概念もただルーズなのではなく、独自のルールがあるのだとか。本当の幸せとは何か。深い。

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    2024年10月06日
  • ワインの嘘~誰も教えてくれなかった自由な楽しみ方

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    大変清々しいワインガイド。
    必要なものは
    グラス、複雑さ、直感、TPO、自分の適温、好みをしること、飲み頃は自分の好みで決めること

    いらないものは
    教養、蘊蓄、フィクション、ストーリー、セールストーク

    好みを探るにはヴァラエタルワインから。

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    2022年02月08日
  • ワインの嘘~誰も教えてくれなかった自由な楽しみ方

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    全体としてはサラサラと読むに心地よく。

    部分的には社会のお金の流れや、利益や価値に関係する話まで、これは題材として教育する副題として使えると思う。

    特に鮨屋の勘定の部分は例え話がとても優れている。

    ワインの産地のよる違いやその楽しみ方の提案。
    知ったかぶりする筆者が多い中とてもスマートに入ってくる言葉は心地よい。
    ワインの知識も少し、次はこんな部分を気にして買ってみよう…そう思える一冊。

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    2021年11月03日
  • 最後はなぜかうまくいくイタリア人

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    ネタバレ

    イタリアと日本では、(そしてイタリアとフランスでも!)時間や仕事、計画といったコンセプトがいろいろ違うということが分かり、納得しました。

    自分の感覚を大事にし、自分の生活の余裕を優先する…

    また、そんなイタリア人の良いところだけではなく、問題もあるということ、それ等がどうつながっているか、ということも理解できてとても興味深かったです。スリの多さや規則が機能しない実情など、社会の両側面を伝えられているところも説得力がありますね。

    何事もバランスが大事、と言葉で片づけるのは簡単ですが、
    一番優先すべきことを間違えず、あるいは本来優先すべきことを口に出せない場を生み出してしまっていないか、定期

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    2025年03月22日
  • 最後はなぜかうまくいくイタリア人

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     「アポの時間は努力目標で、先に来た人ではなく、遅れた人に合わせるイタリア社会」
     「レジに並んでいる間に購入する商品を、食べ始めることがある」

    著者が愛すべきイタリア人を、実体験をもとに書き綴っている。

    私にはあり得ないと思いながらも、最終的には「イタリア人は人生を楽しむ天才」に少しうらやましいかも、と思った。

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    2024年07月22日
  • 最後はなぜかうまくいくイタリア人

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    イタリア人のロジックが事例付きでなんとなく理解できたつもりになる本。
    良し悪し、好き嫌いはさておき、まずは理解することが大事と改めて感じる。
    これは日本とイタリアという曖昧で主語の大きい具体ではなく、身近な誰かという特定個別の具体にも適用するべきと感じる。

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    2024年04月07日
  • 最後はなぜかうまくいくイタリア人

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    イタリア人の人生観、価値観、倫理観などは、日本人のそれらとは真逆の様だ。
    典型例と感じるものを、目次の見出しから列挙すると
    ・アポの時間は努力目標と考える
    ・いつでも仕事し、いつでもサボる
    ・好きなことだけ楽しみ、嫌いなことは先伸ばす
    ・規則破りに寛容なイタリア、無慈悲なフランス
    ・何もしないで待ちチャンスが来たらつかむ
    ・コネに頼らない「まじめ」な人は「まぬけ」?
    ・便宜をはかることこそ「仲間」の証
    ・なぜかしょっちゅう離合するカップル
    などなど。

    日本人のメンタリティからすると、理解に苦しみ敬遠したくなりそうなところ、読み進めるうちに「何かイタリア人て、憎めない、可愛い?人たちだなぁ」と

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    2024年02月17日
  • 最後はなぜかうまくいくイタリア人

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    イタリア文化を学べた。
    時間にルーズだけどルールがなんとなく存在するとか、タイトル通り間に合わせることが多いとか、スリには同情するとか、知らなかったことが多い。ちなみに、日本よりもイタリアがいいよ、という本ではない。
    内容はどれもすごく面白く、読んだ後は日本とイタリア、どちらに住みたいか考えさせられた。
    仕事と私生活が曖昧で緊迫感がそんなにないのは魅力的だけど、日本人からすると度を越しているのはな……

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    2024年01月14日
  • 最後はなぜかうまくいくイタリア人

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    ネタバレ

    2011年に東日本大震災があった。避難を余儀なくされた人々がたくさんいた。国内外の視察団の人々が現地に入ったが、「住めなくなったなら別の場所に住めばいい。どうしてここに固執するのか?」
    という発言があったと、新聞で読んだのを覚えている。たしかにそうだ。合理的だ。引っ越せばいい。
    でも、それだけではないものがあるんだと思った。
    この本を読んでて、それを思い出した。

    「東北魂」ってことを耳にすることがある。
    なんかあると「同じ東北人」だと助け合ったり応援する姿をよくみる。
    もしかして、イタリア人は、こういう感覚を持っているんじゃないかなあ。似てるんじゃないかなあ。
    どこの出身?ってことを必ず聞く

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    2024年01月10日
  • 最後はなぜかうまくいくイタリア人

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    昔、一度だけイタリアに行ったとき、ガイドさんに時間を確認したら、数字が4つしか書かれていないいわゆるファッション時計で衝撃を受けた記憶があります。(12と3と6と9のみ)
    どうりで時間が合わないわけだ…
    * *
    イタリア人はなぜ遅れるのか?
    なぜ食事を大切にするのか?
    そしてなぜ、最後はうまくいくのか?
    本書を読んで、この国がピッツァやランボルギーニやプラダやグッチを生んだ理由が少しわかった気がします。

    時間にルーズなのは、裏を返せば大らかでもあるということ。ガイドさんがあの時計を選んだ理由も今ならわかります。〈美しいから〉なのですね。

    好き嫌い分かれるかもしれませんが、イタリア人がどこか

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    2023年12月30日
  • 最後はなぜかうまくいくイタリア人

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    面白い!

    あまりにも日本や日本人の感覚と違いすぎる。
    生きるのが楽しそうでうらやましくもあり、
    自分の常識を超えてくるので目の当たりにしたら、苦手と思ってしまうかもしれない。

    好きかどうかを何よりも大事にするところや、
    前もっての準備ができないとか、
    持ちつ持たれつのコネ社会とか、
    イタリア人が仕事相手だったら疲労すること間違いなし!

    けど一旦溶け込んでしまえば幸せなんだろうなぁ。

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    2020年03月05日
  • 最後はなぜかうまくいくイタリア人

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    内容にはそれほど期待していなかったのですが、予想に反してけっこうおもしろかったです。

    非効率的で意味不明に思える行動と、その理由の驚くほどの非合理さ(美しくない、とか、雨が降って気分が乗らない、とか)は、イタリアのイメージそのまんま。
    著者のツッコミもおかしくて、「確かに、一緒に仕事するのは厳しいかも・・・」と笑いながら読んだ。
    でも、私の心の奥のどこかがピクリと真顔で反応もしている。

    美しくないなぁ、心が乗らないなぁ、・・・なんて思う気持ちを、私は今までどれだけ無視してきただろう? そういう基準は無視すべきだなんて、誰が決めたの?なんて、つい考えてしまう。

    特に、印象的だったのは、試飲

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    2019年07月03日
  • 最後はなぜかうまくいくイタリア人

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    前世はイタリア人ではなかろうかと思うほど、自分がはイタリアの物が好きなので、興味本位にこの本を手に取った。予想どおり大変面白く、ますますイタリアの人たちのことが好きになった。イタリアに興味がある人は、是非この本を読まれたし!

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    2018年10月24日
  • 最後はなぜかうまくいくイタリア人

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    ネタバレ

    日本にずっといると、自分の価値観や習慣が当然で絶対的な物のように考えてしまいがちだが、たまに違う国の価値観を知ると、心と頭が柔軟になっていく気がする。
    イタリア人的働き方を読むと、映画紅の豚で、みんなで飛行機を作っている場面を思い出す。まさに、イタリアの職場とはあんな感じなのだろうか。
    日本は、イタリアと比べると公共の場所でのサービスや流れがスムースで快適で行き届いているが、消費者もどこかで生産者(サービス提供者)であるという点を考えると、あまりにも快適すぎるサービスを当たり前のようにしてしまう風潮は息苦しく感じる。その点、イタリアでは気負う事なく楽しく働けるのかもしれない。
    日本人から見ると

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    2016年09月08日
  • 最後はなぜかうまくいくイタリア人

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    仮説を持って読む
    「イタリア人は自分に似ている。家族も」

    公私混同恐るべし‐資本主義の常識無視
    仕事は人生‐義務意識弱い‐家族工房型
    直感感覚主義‐目に見えることは一生懸命
    重視すべきは成り行き‐直前までフリーでいたい…Vediamo!
    寄り道こそが人生

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    2016年04月22日
  • 最後はなぜかうまくいくイタリア人

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    ネタバレ

    遅れた人に合わせる。
     イタリア人にとっての30分は世界にとっての1時間。
     正確なルールに基づいて遅刻する。

    好きなようにさせて結果を出させる。
     ダメもと精神。馴れ馴れしく図々しく。

    仕事とプライべートはわけない。
     公私の区別が曖昧で労働時間の区切りも厳密ではない家族工房型の企業で
     仕事に感情移入する。
     公務員のように義務意識が高い大きな組織では能率が低い。

    目標達成ではなく、過程を楽しむ。
     抜群の発想やアイデアは寄り道や脱線から生まれる。

    どんな状況でもそれなりに楽しむ。
     理想にこだわり、高望みしても不満ばかりがたまっていく。

    食卓で裸の付き合いをする。
     コネを広げ

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    2016年03月05日
  • 最後はなぜかうまくいくイタリア人

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    国民性って、歴史や文化や宗教や、結構様々なものから成り立っているんだなと思った。
    とはいえ、国の中でも違ったりしておもしろい。

    イタリア人が全員こういう人ではないだろうけど、いいなって思ったところは取り入れたい。
    イタリア人ぐらい、予想外の事が起きても、何とかなるって!という気持ちで対応できるようになりたいな。

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    2025年03月16日
  • 最後はなぜかうまくいくイタリア人

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    日本人から見ると「ルーズ」「理解できない」と見える数々の習慣にもロジックがあり、それを知れば「なるほどなあ」と思うことばかり。

    イタリア人の思考や県民性をとても興味深く読んだが、自分とは違うロジックで生きている人は何もイタリア人、外国人だけではない。「普通は〜でしょ」とか「〜〜すべき」という言い方は厳に慎まなければいけないと改めて思った。

    相手には相手のロジックがある。それが自分が好きかどうかは別にしても「そういう考え方もあるのね」と知るのは、とても面白いことだと思った。

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    2024年05月27日
  • 最後はなぜかうまくいくイタリア人

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    海外に行くと文化の違いというものを本当に感じる
    この本ではイタリアの文化について知ることができます
    イタリア人といえば陽気で明るいイメージだけど、まぁ間違ってはいなかった
    そんな人ばかりではないのは百も承知だけど

    でもそんなに時間にルーズ?なのか!
    最後というか後日になったら笑ってしまいそうだけど、私こんなことされたらずっとイライラしてそう…

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    2024年04月26日
  • 最後はなぜかうまくいくイタリア人

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    イタリア人の常に人と一緒にいたい、カップルでもツインデートしたい、食事は栄養補給ではなく、コネクション作り、列には並ばず割り込み当たり前、一度に一つのことしかできない、時間通りに事が運ばないという文化が面白かった。

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    2024年02月12日