作品一覧

  • 利他はこうして伝染する――小さな1歩を大きなうねりに変え、優しさが活きる世界をつくる
    5.0
    1巻2,420円 (税込)
    TED代表が語る究極のアイデア。 炎上や分断の世界に希望をともす渾身の1冊! ▶見知らぬ誰かのための「先払いコーヒー」が2年で34カ国に ▶身内の家庭教師から始まったオンライン授業が20億回再生 ▶「ヒゲを伸ばす」だけの健康啓発キャンペーンに10億ドル以上 ちょっとした思いつきも、奇抜でお茶目な取り組みも──善意は想像を超えて広がっていく! あなたが躊躇した優しさこそが「広める価値のあるアイデア」だ。 【各界からの推薦】 「より公正な世界をつくりたいが、何から始めればいいかわからない──本書はそんなあなたのための本だ。」 ──ビル・ゲイツ(マイクロソフト創業者) 「警告:この本を読むと、立ち上がって行動せずにはいられなくなるかもしれない。伝染する利他は、世界を根本的に変える可能性を秘めている。」 ──ルトガー・ブレグマン(『Humankind 希望の歴史』著者) 「人間の利他について書かれた本として初めて、最後まで一気読みしたくなる本。」 ──エリザベス・ダン(幸福研究の社会心理学者) 【プロローグより】 ---------- Covid-19(新型コロナウイルス感染症)がもたらした多くの教訓の中でも、最も意味深いものの1つはこういうことだ──パワフルであるために大きさは必要ない。ただ伝染さえすればいい。 自己複製可能なパターンは、限りないインパクトを持ちうる。コロナウイルスは、ヒトの免疫システムを回避し、自分のコピーを何十億と生成し、そしてそのコピーを咳やくしゃみを通じて他者が吸う空気に吹き込むことによって、そうしたインパクトを持った。 だが、「伝染」するものは他にもたくさんある。 世界をより良いほうへ変えられる伝染が1つある、ということを私はみなさんに伝えたい。その名は? 利他という。利他に本当に伝染性を持たせる方法がわかれば、分断が進む一方の現代世界の流れを食い止め、新たな希望の時代に入ることができるだろう。 ---------- 【目次】 第1部 Why(なぜ)──なぜ今こそ「伝染する利他」の時代なのか  第1章 利他の伝染の内側で起きていること  第2章 果てしなく広い村  第3章 完璧な利他でなくても  第4章 隠れたスーパーパワー  第5章 不思議の実験 第2部 How(どのように)──誰もが役割を果たせる  第6章 金銭的寄付以外の6つの方法  第7章 伝染の触媒  第8章 躊躇せずに伝えよう!  第9章 それでは、お金については? 第3部 What If(もしも)──利他が正当な地位を獲得した世界を想像する  第10章 私たちが望むインターネット  第11章 企業にできる賢明な方策  第12章 フィランソロピーの真の可能性  第13章 プレッジはすべてを変える可能性がある  第14章 次は、あなたの番
  • 世界はあなたを待っている――社会に持続的な変化を生み出すモラル・リーダーシップ13の原則
    -
    1巻2,420円 (税込)
    信念のために恐れず闘えば、他の人もその道をともに歩んでくれる。 そして、それはあなた自身を形づくるプロセスでもある――。 ますます複雑になる社会課題に取り組むとき、私たちに必要なこととは何だろうか。とにかく始める、成功を再定義する、想像力を最大限に発揮する……。貧困問題を解決しようとする社会起業家を支援するアキュメンの創始者が、彼らと歩んだ30年間の葛藤と成果から見出したモラル・リーダーシップの原則。
  • チョコレートの真実
    4.0
    世界で最も愛されるお菓子・チョコレート。その甘さの裏には、苦い真実がある。 カカオ生産の現場で横行する児童労働の実態や、巨大企業・政府の腐敗。今なお続く「哀しみの歴史」を気鋭の女性ジャーナリストが危険をおかして取材した、「真実」の重みが胸を打つノンフィクション。 カカオ農園で働く子供たちは、チョコレートを知らない 世界最大のカカオ豆の輸出国、コートジボワール。密林奥深くの村を訪れたカナダ人ジャーナリストのキャロル・オフは、カカオ農園で働く子供たちに出会う。子供たちは自分たちが育てた豆から何が作られるのかを知らない。自分に課された過酷な労働が、先進国の人々が愛するお菓子であることも、チョコレートが何なのかさえも。 マヤ・アステカの時代に始まるチョコレートの魅惑の歴史。そのなかで生まれ、今なお続いている、過酷な「児童労働」の実態と、巨大企業や政府の腐敗。その背景にある貧困と民族間対立。そして私たち先進国の消費者の行動は、この問題にどう関わっているのか? 本書は、この“世界で最も愛されるお菓子”の裏にある「苦い真実」を、さまざまな角度から明らかにする。

ユーザーレビュー

  • 利他はこうして伝染する――小さな1歩を大きなうねりに変え、優しさが活きる世界をつくる

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    TED代表者のクリス・アンダーソンによる「利他」の本。
    「そりゃそこまで成功したら綺麗ごとも言えるよ…」と思うなかれ。まさしく本書を読むべきは、そんな風に思ってしまう私たちなのだ。
    (かく言う僕もビル・ゲイツの推薦がなかったら買っていなかっただろう…)

    「やらない善よりやる偽善」が本書の大筋なんだけど、じゃあそれをどうしたら多くの人に実施してもらえるシステムを構築するか、まで語っているのが素晴らしい。こういう部分が流石だよなぁ。

    「善」と聞くと純粋で見返りを求めないものをイメージしてしまうけれど、(その背景がどんなものであれ)「善」と呼ばれるものを成した時点で称賛されるべき、というのがポイ

    0
    2025年11月03日
  • 利他はこうして伝染する――小さな1歩を大きなうねりに変え、優しさが活きる世界をつくる

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    本書のテーマ「利他」について興味があり、英治出版の読者モニタープログラム応募し、書籍をいただきました。

    世界で日本の「おもてなし」が評価されているという話は聞きますし、実際接客業の質の高さ、親切な人たちも多い印象です。
    しかし、近くにいる一人一人を見ていると、「自分たち」中心の考え方に触れることが多く、違和感を持っていました。

    そんな中、なぜ利他が必要なのか、なぜ利他が行われている場面が少なく見えるのか、そして、どうやったら利他を実行し、その先にどんな世界が実現するのか、と言った問いに答えてくれる本でした。

    著者は、TEDのトップを務めているクリス・アンダーソン。

    自身や身近に起こる利

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    2025年10月26日
  • チョコレートの真実

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    斎藤幸平『人新世の「資本論」』にて、資本主義による成長の代償を後進国がおっかぶるという主張があったが、チョコレート産業におけるそれを見た。

    先進国の都合でカカオの生産地にされた挙げ句、市場価格の暴落により貧困にあえぐ人々。奴隷同然の扱いを受けタダ働きさせられる子供たち。

    私達はそれらの人々を犠牲にして、100円のチョコレートを当たり前のように食べている。
    そして、原料のカカオを作っている人々は、カカオがどうなるのか知らず、チョコレートを見たことすらない。

    これは過去ではなく、現代の話である。

    資本主義経済における世界の歪さを思い知った。

    自分が何ができるかは分からないが、この現実を意

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    2023年05月13日
  • チョコレートの真実

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    アブドゥライ・マッコ コートジボワール中部の都市ブアケ駐在のマリ総領事 内部告発で職を解任 マリ人児童労働に一躍買った人物
    人身売買は夜行われる。複雑に絡み合った制度は、フェアトレードチョコですぐに解決できるものではない。
    フェアトレードはあまりに単純化されすぎている

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    2023年03月05日
  • チョコレートの真実

    Posted by ブクログ

    チョコレートの原料のカカオ豆。古くから歴史があり疲労回復の食物として重宝され通貨の代わりにもなっていた。コロンブスがカカオをスペインへ持ち帰り、イギリスがスペインからジャマイカを獲得してからカカオの生産拠点としてキャドバリー社はチョコレート会社として発展する。
    20世紀初頭、カカオの生産にはすでに奴隷制度が関わっていることを、クエーカー企業でさえ目をつぶってきた事実。アメリカ資本主義の欺瞞がここに。

    アメリカのハーシー社はもともとはキャラメルを製造していたが、創業者はキャドバリー社の製造を参考にし、アメリカでチョコレート産業が花開く。雇用を促進し、住居を確保し、孤児院までつくる優良企業に発展

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    2014年11月26日

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